ヘボい文は、いず はるか遠くのどこかの国 その国の姫は、毎朝祈りを捧げる 「どうか、今日も平和でありますように」 当たり前のように朝がやってきて、あたりまえのように何事も無く過ぎていく 姫は祈る そんな日々が続きますようにと 絵:ももこさん 森の中にある古い洋館 埃がつもり、くもが巣を作る もう誰も住まなくなったその場所に、一枚の絵がかかっている 絵の中で、少女は笑う 廃れた屋敷の中で、少女の笑顔だけが輝き続ける 絵:ももこさん