それでもまだ、天に昇りに行く愚か者 | 昇天記 ~NAGISAの記録~

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責められの快楽にはまったオトコのつれづれ

 このブログによく登場している「セーターをくれたオキニ」であるが、何だかんだでいまだに通っている。
 彼女の出勤日が減り、私が忙しいこともあってここ数か月はなかなか会えないが・・・最後にあったのは6月だったか。

 電話では「時間がある時に来てくれればいいの」

 添い寝では「忙しいのは分かってるよ。でも。。。長い間会わないと、気持ちが離れちゃう」
「ごめんね。お兄ちゃんの事、嫌いじゃないんだよ」


 それもまたよし。しょせん、こんなエロ男には何も言う資格はございません。
 ばかばかしいと笑われるだろうが、前にも書いた通り、やはり、セーターをくれた日に「え!? 結婚してるの!?」と言った嬢の顔が忘れられず、どこか負い目になっているのだ。それでも通ってキスマークとかしてるんだから、ね(-。-;)


 彼女の回春の技術は信じられないくらい私のツボにはまってきている。通い始めたころは、正直言ってそれほど技術的にうまいとは思わなかった。
 でも通ううちに気持ちが通い(それでオキニになるんですが)、また私の”ポイント”もつかんだのでしょう。今やとろけてしまうのではないかと思わせるほどになった。まずは臀部全体をさすり、やがて玉をほぐすようなマッサでトロトロにさせられる。

 仰向けになると20分ほどは添い寝タイム。

「私ね、お兄ちゃんのこと、好きだよ。。。人間として」

私は限りあるこの時間に発せられた言葉は全て信じることにしている。このわずかの時間が終われば、日常に帰り、甘い甘い囁きは、現実世界では雲散霧消していくのだ。でもこの時間においてだけは真実なのだ。だから私も「ウソ」は言わない。

「俺もさ、○○のことは尊敬してるよ。一人で頑張って、家にお金送って、偉いなっていつも思ってる」
「お兄ちゃん、いつも応援してくれてありがとね」

 そして残り時間15分ほどで、彼女は微笑みながら起き上り、昇天へと導いてくれる。

 オイルをたっぷりつけた人差し指と中指で、野球の「フォークボール」のように如意棒をはさみ上下させる。さらにその指を先端に這わせながら、中指と薬指での「フォークボール」に移行する。手足はしびれ、たまらず私の顔はゆがむ。
「こ、これはヤバイ!」
今までこんな凄かったっけ? とあわててしまった。
すると嬢は、今まで回春中には見せたことがなかった満面の笑みを見せた。
「ど、どうしたの?」

「嬉しいの」

 ほどなくして私は討ち取られた。

 今まで恥ずかしさを隠したような、無表情に近い形で討ち取っていた彼女が、笑顔を見せて回春の施術をした。

 あまり深くは考えないようにしている。嬉しいと言ってくれたんだから、私もそれを嬉しく思う。