私が大学に入った時にびっくりしたのは、

人に親切にすると自分が損をすると考えている人がいるということでした。

私もまだ18歳で世の中を知らず、様々な考え方をする人がいることを知りませんでした。

ですから、とってもびっくりして残念でした。

でも、本当に人に親切にすると自分は損をするのでしょうか?


いくつか、偉人たちの言葉を並べてみましょう。


この世界は食べ物に対する飢餓よりも、愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。

一切れのパンではなく、多くの人は愛に、小さなほほえみに飢えているのです。

人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です。
                                 ~マザ~・テレサ


この処方通りにしたら、きっと二週間で全快しますよ。

それはどうしたら、他人を喜ばすことができるか、ということを毎日考えてみることです。

不幸に陥る人は、自分の事だけを考えている人です。
                         ~アルフレッド・アドラー


愛とは他から奪うことではなくて、自己を他に与えることである。
                             ~阿部次郎


人のためにして、己れ(おのれ)いよいよ有し、人に与えて、己れいよいよ多し。
                                    ~老子


愛は寛容であり、愛は親切です。

また人をねたみません。

愛は自慢せず、高慢になりません。

礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、

怒らず、人のした悪を思わず、

不正を喜ばずに、真理を喜びます。

全てをがまんし、すべてを信じ、

すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。

愛は決して耐えることはありません。 
                       ~聖書Ⅰコリント13:4-8



そう、つまり、人に親切にしても自分が損をすることはないのです。

それよりも、ますます自分も豊かになるのです。

人に親切にすることは、愛の心を持つ事で、それを実行することによって、自分の中の愛の量は、ますます増えていき、自分も豊かになり光り輝くようになって行くのです。