この青くてきれいな切手は、
雪と氷の研究の大先生、
物理学者の中谷宇吉郎氏(1900-1962)の肖像です。
この顕微鏡で雪の結晶を覗いていらっしゃるのですね。
お顔に、少年のような微笑みがわずかに見えるのは私だけでしょうか。
バックに描かれた銀色の結晶もいいでしょう?
科学とか物理とかサッパリ分からない私ですが
なぜこの切手が好きかというと、
中谷先生の随筆が素晴らしいからです。
明快で愛情溢れる文章は秀逸。
先生は「雪は天から送られた手紙」だという素敵な言葉も書き残していらっしゃるんですよ。
そんなあれこれを背景にしてこの切手を眺めてみると
いっそう愛着がわいてきます…
私の「素敵なおじさま切手」コレクションの中では一番かも。
なので個人的には「イケメン切手」に入れたいのだけれど
(まめた)