and GO | 【三國志online】曲長の無駄話【泰山魏】

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1995年、夏。 

人々は溶けかかったアスファルトに己が足跡を刻印しつつ歩いていた。 

…酷く暑い。

(都々目紅一)


本当の友達は遊び友達だって言葉もある。

いや、あの2人の事はともかく。

おめぇさんの思い出を大事にしたいのなら、会わないことだ…。

(月見の銀二)


遅かったんだ。 遅すぎたんだよ。

いつか帰ってくるだろうお前を待ち続けていた俺達が間違っていたのなら、

帰るべき街を夢見続けていたお前も同罪かも知れん。

あの時再会を誓って別れた、いや、そのこと無しには別れられなかった俺達の、

共同正犯ってやつかもな。

(鳥部蒼一郎)


女って損よね。

あたしは女に生まれた事を何とも思っちゃいないけど、

世の中の仕組みがさ…。

(鷲尾みどり)


君達3人は3年前、再会を約して別れた。

その再会の誓い故に、あの2人は苦しみ、転向していったのだ。

私が手を下す必要は、何一つ無かった。

君達3人はあの3年前の夏に別れ、再会を約したその時から既に敗北していたんだ。

(室戸文明)


1987年映画 『紅い眼鏡』より




なるほどなぁ。


まぁもともとが不条理なストーリーの映画なもんで、

楽しみ方としては、例えば「ねじ式」あたりと同一に考えていたフシがあるんだが、

夢の内容を映したそれとは違い、こちらの所謂「オープニング詐欺映画」の方は、w

いまこうして一年という空白を経た当方には、

その意図する所がおぼろげに理解できる。


さて。

部曲名「三頭猟戌」の元ネタになったこの映画だが、

劇中での主人公・紅一は、蒼一郎の台詞で言う所の「また戦いの日々が始まる」を目標に帰国したと思える。

しかしそれは「腐敗の進んだ町」において、「手前勝手な夢」として処理された。


どこぞの部族だったか、100%の成功率を誇る雨乞いをする連中がいるという。

彼らの歴史の中で、その雨乞いが雨をもたらさなかった事は無いのだという。

何故か。

雨雲の発生を見てから雨乞いをするからか?

わずかな夜露をもってしても雨だと豪語するからか?

否、答えは簡単だ。

「降るまでやる」からである。


当方はこの一年、まあ多分に不慮の事態が折り重なってこんな長期になったが、(謝

しかしその代価として、目標を持って帰って来た。

いや、正確には、この一年という期間が、

一年前にはまだ目標とは呼べなかった物を、そこまで育て上げたと言ってもいいだろう。


さあどうなる。


行動を目標にすれば、それを取り巻く幾多の環境がやはり重要になる訳だが、

しかしここでは、明確な結論のみが目標だ。

それに向かって、当方自身がまず「降るまでやる」と明言する事で、

長らくの無音に対する謝辞と、当ブログの再開の宣言に代えさせていただこうと思う。


>閲覧各位

 ただいま戻りました。馬撥条です。



我々人間は、夢と同じもので織り成されている。

ウィリアム・シェイクスピア 『テンペスト』 第四幕、第一場。

…お嬢さんがお出迎えする夢は、どんな夢です?

(タクシーの運転手)