さいあくななちゃん | さいあくななちゃん

さいあくななちゃん

さいあくさいてい


いま
朝5:34
最近このぐらいの時間まで描いてお昼に起きている

夜中だれもいない部屋で一人
ポツリと あいもかわらず 描いています
夜中 なので 物音がしない
朝5時をすぎるにつれて 車が通り抜ける音が聞こえる
鳥がさえずりはじめて 人間たちが動き始める
そんな音がこのぐらいの時間から聞こえ始める

そこにきて
ああ 誰かが生きていると 毎朝気づかされる
同じ地平線に みんなが生きているよ

夕方になると 習い事から帰ってくる 小学生の顔が綺麗だ
そういえば 隣の家から赤ちゃんの泣き声があまり聞こえなくなった 成長ってすごいな
下の部屋は無断でネコを飼っているようで よく泣き声がする そのネコはずっと好きだった近所の野良猫だと勝手に思っていて
温かな部屋で冬を過ごせているのかと思うと 無断でどんどん 世話をしていただきたいものだ
ネコの鳴き声は元気が良いので よかった 勝手につけてた名前はもう 違う名前になってしまったかもしれないが私にとっては あの名前だった

毎日 生きていることを感じる
ロンドンのことを考える
英語を練習する
自分の仕事をやって
相変わらず絵を描いて
雑に飯を食って
寝たりする

ロンドン行きがちゃんと決まったら
この環境からはいなくなる
赤ちゃん ネコ 小学生 近所のスーパー
大好きなコンビニのベンチ あの古着屋さん あのコインランドリー
全部全てのものが 奇跡的に存在し私は今生きているよ

だから この 環境で できる 最大限の絵を描きたい

この奇跡になりたっている 人間関係も 日々の動きも 一瞬も見逃したくないと 思ってしまう
健やかに やさしく 時には 何かを 憎んでしまっても ここで 正直に 息をするということが
やりたい し
それを ちゃんと 描いていたい
君は どうですか