Day 1 of Fascial Dissection 5 days Course with Thomas Myers & Todd Garcia in Tempe AZ.
4時間前に第1日目が終了しました。
今日は午前中はオリエンテーション、そして午後から解剖。
8:30~
49人の参加者全員が集まりホテルのミーティングルームで事前の説明。スライドを見てトム先生からのレクチャーを受け、注意事項を確認。
Spatial Medicine という言葉を使っていたのが印象的でした。
空間医療 というような訳になるようですが。
https://m.youtube.com/watch?v=LGGgEFQdND0
https://m.youtube.com/watch?utm_content=buffer46778&utm_source=facebook.com&v=-X2kPyvXmnE&feature=youtu.be&utm_medium=social&utm_campaign=buffer
パーツパーツでからだを見るわけではなく、動きから医療的にみる、という意味かな?と思いますが
コース中にもう少し聞けそうだったら聞いてみたいと思っています。
10:30ごろから
ラボに大型バスで移動。ホテルからは5分程度。
大型バスの運転手さんはカウボーイハットをかぶったかっこいいおばさん!!カラダもハートもビックな感じ。
ラボの作りはとてもシンプルで大きなわけではありません。ここが??というような普通のビジネスエリアのような場所にありました。入り口も普通すぎてわからない!笑
入り口にロッカースペース。トイレが二箇所。
中には作業台が8台置かれていてあとは周囲に少しスペースがある程度。どこも清潔で、とにかくシンプル!必要最小限の物しか置かれていないことにすごく神聖さと丁寧さを感じます。
解剖中はおとなりグループもすぐに見れる距離感ですし、マイクなどがなくても全員に声が聞こえる環境です。
最初に全員が椅子に座り、簡単に一人ずつバックグラウンドを紹介する時間が持たれました。
今回はパーソナルトレーナー、ピラティストレーナーの方が6~7割くらい?
他に理学療法士さん、柔整師、鍼灸師さん、ボイストレーナーさん、ロルフィング、アレキサンダーテクニーク、歯医者さん、そして普通の会社員の方も!
エゴスキューって何ですか?とこの旅ですでに10回くらい聞かれました。そっかー、そっかー!そうなんですねー!笑
頑張りがいがありますね。
さて、話は戻ります。
中に入ると精肉店のような香りがありますが、最初は気になるほどではありません。
今回、たまたまご献体はすべて女性。ご献体はユタ大学を通してしていただくそうですが、リクエストはできないのだそうです。2.3日かけて徐々に解凍をし準備をしていただいていたそうです。
参加者のみなさんでご献体を観察し、この方を、という方を8体の中から自分で選択する方法でグループが決まりました。
その後計4時間程度かけて前額面(からだの前側)の上皮、真皮、脂肪組織を取り除く作業をさせていただきました。
私のグループは7人で作業をすすめていきました。
足のスラっと長い細身の高齢の女性です。
無駄の無いカラダを作りあげた女性、という印象。
アメリカという環境で生活する方が最期までその体型を保たれたということに強い意志があったのかもしれません。(これは推測に過ぎません)
まずはご献体にグループメンバーお名前をつけます。
梅さんとさせていただくことになりました。
日本は梅の季節ですしね。日本から来た珍客がつけた日本名ということでm(_ _)m
他のグループには花さん、菊さんもいらっしゃいました。英名でもお花のお名前が多かった感じでした。
トッド先生のデモンストレーションののち解剖がおもむろにスタートしますが、、
トッド先生のようにはなかなかうまくはいきません。
ちなみにトッド・ガルシア先生、冷静ですごく綺麗な目をしていて、すごく私は好き。
トッド先生が強い信用と愛をお持ちだからこそ、このような特殊な体験をさせていただけるラボを民間で運用できるのだと思います。おそらくすごい方です。
さて、7人で各方向から解剖をすすめます。
私は右前腕から。
時には恐怖や不安をシェアしながら。
関節もしっかり動かしてみます。
ご遺体は固まるのかと思っていましたが、冷凍ご検体はスムーズに動きます。
関節の動きはスキンレスになったあともまた動かしてみます。
最初こそ恐怖やためらいはありましたが、次第に慣れていきます。道具の使い方が肝心。
力まない、一点に集中しすぎないカラダの使い方も大切。って、ぜんぜんできないんですけどね。
油断すると予定より深層にすぐにいってしまいます。
左手でハサミのようなもので皮膚をつまみあげながら右てはスカルペ(メスのようなもの)をブラシのようにうごかしながら皮膚を剥いでいきます。
ほんとに難しい。
技術職です。
本日の驚き。
その1 解剖中。上皮、真皮、脂肪組織までのメス入れだと血液がまったく出ないということ。普段は私たちのカラダは紙でシュッと切るだけで血が出ますよね?それがまったく出血しません。心臓の動きが止まると血管には血が流れなくなるからだそうですが、想像以上に解剖台はクリーンのまま1日が終わりました。
これは個人的にかなり驚きました。血液が上皮、真皮には一滴も残らないなんて、人間のカラダのネットワークってなんてすごいのでしょう。
その2
顔の筋肉をはじめ、想像以上に筋肉は薄かったり細かったりする。
うちのグループは顔筋を残す事に失敗しました。皮膚だけを剥いだつもりが筋筋膜層まで剥いでいました。
解剖書のようにはいきません。
組織は繋がりあっているのです。皮膚だけをずらすのは無理なんじゃないかな?みたいな。(真偽はわかりません。すみません。)
しつこいけど難しいのです!
その3
脂肪組織のつき方に個人差が激しい。脂肪はとても美しく濃い黄色です。白や薄ピンクだと思っていたのでこれもかなりの驚きです。
そうですね、今なら水仙の花の色が近いかな。
その4
皮膚ってすごい。
なんか、皮膚ってすごいなと思いました。
強いし、しなやかだし、なめらかだし。
一部皮膚が硬かったりしたらカラダ全部が硬くなりそう。そんな感じもしました。
だから帰りにマーケットに寄ってもらった時に
若返るオイルを買いました。
皮膚のお手入れしたくなって。
あー、誰かにオイルマッサージしてほしいです。
トム先生、トッド先生、谷かおりさん、もろたにまいこさん、モールかなさん、ホーリーさん、ローリーさん優秀なスタッフの方々の素晴らしいサポートでどのグループも目標達成。
あっという間のいちにちでした。
時差ぼけと疲労で帰りのラボからのバスではウトウト。
今日は昨日オープンしたスナックTAKAKOアリゾナ店も休業でした。明日はオープンしたいです。
おやすみなさい。
いろいろなことに感謝をして。
写真はラボの外でのランチタイム!
日差しがすごいです!観光は無しなところが残念すぎ。。
YOSSY