古い友人とこの季節になると
『山形県に新蕎麦を食べに行こう』
と毎年ここ20年は話題に出るが
ウカウカしている間に冬になり春が来る。
このままではどちらかが先に死んでしまう!
思い立ったが吉日
山形県の寒河江市まで行って来た。
「慈恩寺そば」
古ーい趣のある佇まいだ。
中に入ると
アンティークな家具、家電。
伊万里焼だろうか?
凄いコレクション!
俺も焼き物が好きで、旅先でその土地のぐい飲みを買うのが好きだ。
蕎麦を食べる前に冷酒を頼んだ。
どんな焼き物で出てくるんだろう?と
想像するかしないかのうちに
某メーカー
ロゴ入りコップで
出された。
注文した天ぷら板そばが運ばれて来る。
とにかく板が大きくビックリした。
周りの天ぷらや蕎麦湯がとても小さく見える。
食べきれるか?
個人的に固めの田舎蕎麦が好きなので◎
蕎麦はのど越しというが噛みごたえがあり、蕎麦の香りも強い。
ツユもしょっぱすぎず、いい塩梅であっという間に完食!
美味しかった。
ただ、天ぷらは塩でいただきたかった。味は普通。
寒河江市の蕎麦スタンプラリーというのがあって、
写真付きで各店、自慢の一品を掲載しているのだが、
1店だけ『カレーそば』があり、なんともうまそうだったので
もう一軒行く事になった。
…が、
カーナビでその場所に行くと民家。
もう一度確認すると、店?の暖簾が風でめくれていた。
佇まいが民家なので、知らない人の家に入るような緊張感。
『ごめんください』
玄関を開けると障子があり、
その居間?で寝っ転がっていたであろうお婆ちゃんが
「いらっしゃ~い」
と、
寝っ転がったまま
障子から顔を出したから驚いた!
数秒後、その居間に通される。
居間、兼、客間?
さっきまでくつろいでいたんだろう。
つけっぱなしのテレビから昼ドラが。
ちょうど葬儀屋務め(という設定)の熟女と
若いツバメとのぬらぬらした場面だった!
何ココ一番の見どころじゃないか?
ゴメンねお婆ちゃん!
アンタも好きネ!
お品書きを見ると
シンプル!
カレーそばを注文。
白い服を着ていたので
紙エプロンが欲しかったが、
聞くだけ野暮だろう。
でも、カレーが跳ねるのが嫌なので
羽織って行ったクロムハーツのライダースジャケットの
背中側を前にし、
袖を通し、かっぽう着というか
すっごくバカみたいな
イデタチで
カレーそば啜った。
美味しかったです。
ここの店、興味のある方は勝手に探して行ってネ!
仙台までの帰り道
怪しいとしか
いいようのないドライブイン。
…中を覗いたが誰もおらず。
さらに怪しいのが
二号店らしきものがすぐ後ろにあり、
そこは営業していたのでラムネ味ソフトを買うことにした。
中にラムネ菓子の粒粒もはいっていて食感がイイ。
でもツレが買ったのが200円で
何で俺ン時250円なの?
マンションまで送ってもらい
蕎麦を食べて満足はしたがなんか忘れてきたような気分になった。
後部座席のスポーツバックにタオルやシャンプーを入れてきたのを思い出した。
せっかく温泉地まで行ったのに温泉に入って来るのを忘れて来た。
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