国内でMtF性別適合手術(SRS)を受けた、ちょっとした記録 -3ページ目

国内でMtF性別適合手術(SRS)を受けた、ちょっとした記録

私はいわゆる性同一性障害(GID)のMtFです。2012年夏に例の手術を受けましたが、うまくいきませんでした。その情報提供が目的のブログです。

大変ひどい状況が続いています。
患部の痛み、膿の排出が続き、抗生剤も効きません。
岡山大学病院形成外科の先生からは「かなりひどい合併症」という"お墨付き"をいただきました。

イスに座っていることもつらい。膿が臭う。ナプキンを何枚も交換しないといけない。
仕事も続けられないかもしれない深刻な状況です。

あの日、名古屋であの手術を受け、もう3年が経とうとしています。
私の人生はめちゃくちゃです。
許せない気持ちは日に日に強くなっています。

私は1年半くらい前から岡山大学病院に通っています。
腸を使ったSRSの再手術を希望してのことです。
(実はナグモ名古屋で手術をする前は、ここに通ってました)

しかし、1年半まったく進展無しです。
進展どころか事態は悪化しています。
健康で快適な生活はできていません。
クラビット500mg(抗生剤)をこの半年で50錠は飲んでいるのではないでしょうか。恐ろしいです。

札束を咥えて行けば犬でも手術しそうなクリニックもあれば、
リスクを恐れて、そう簡単には動いてくれない大病院と両極端な国内SRS事情なのです。私はそのはざまで苦しんでいるわけです。

1年半経ってようやく本格的な検査をしてもらえました。
CTと血液検査です。患部からの膿の排出、痛みなどがひどくなり、駆け込んだ末の検査でした。



結果は血液の炎症反応を示す数値が高く、CTの解析では
膿痬(のうよう:膿溜まり)の形成が認められるとのことでした。
でもそれは今に始まったことではありません。
岡山大学病院に行き始めた1年半前からずっとそんな状態です。
なぜもっと早く検査をしてくれなかったのか。

それは、あくまで私はヨソの美容外科で手術をした人間で、岡山大学の患者では無いという医師の認識があるということ。
私は患部を触られるのが怖く、狭窄した"穴"の中の診察を拒んだことが医師の機嫌を損ねてしまったことなど、いろいろとあります。

患部が化膿し、しかもヨソで手術をして中の様子が謎である私の再手術にはかなりのリスクを伴います。
この大学病院で手術してもらえるのかは厳しい状況です。
通い始めた時「2年以内にはなんとかする」と言った医師の言葉を信じてきたし今も信じているわけですが、先行きは不透明です。

断られたらもう死ぬしかないのかな‥とも思っています。
タイへ渡るお金も、もうありません。