７月期アニメ第一話レビュー　その４

始まって１分で気づいた。

ん？

これ、昨日の作画オバケアニメ、

と、アニメーション制作会社同じじゃね？

と。

調べてみる。

やはり。

GoHandsって会社。

作画監督も同じ。

いやぁ、

気合で、作画で、この業界に風穴を空けようと攻めてくる感じ。

嫌いじゃないね。

作品も、悪くない。

拾った子猫が成長したら、家事を全て完璧にこなせる、二足歩行の巨大猫に成長。

勿論喋れない。

ドラマの展開も気を使ってそうな、きめ細かい演出もある。

期待ですね。

ハリーポッターだと思えば、分かり易い。

魔法学校の話。入学式から始まるが、設定、登場人物と出会い、各々の心理表現などが、丁寧。

ファンタジー作品ではあるが、

なろう系異世界転生でも、

チートでも、俺Tueeeでもなく、

ちゃんとしたファンタジー魔法学園モノ。

と見ればとても好感が持てる。

この群雄割拠の時代にしては珍しく、声優さんの演技に少し難有りか？

近未来ＳＦミステリー、なのかな？

人口の10%が、ヒューマノイドの世界で、ヒューマノイドの医者が主人公。

世界観と、設定の説明がとても丁寧。

主に軸になるのは、

「ヒューマノイドの、脳のバックアップは犯罪」

「過去に、バックアップを取った母親が収監されている」

「それでもバックアップを取るヒューマノイドや人間は後を絶たない」

「バックアップに切り替えるとき、脳を一度フォーマットする。果たしてバックアップ後の人格は同一と言えるのか？」

１話では

その命題と心の葛藤を良く描けていた。

見守ります。

うーん。

なろう系異世界転生の悪いところ出てるなぁ。

って感じ。

主人公は、前世でブラック企業で過労死。

そして、何故か異世界でスライ厶からドロップして生まれ変わった。

そこの説明はないが、正直説明されなそう。

で、レベル１、最大レベルも１だけど、「ドロップ率だけが最高値」

という部分チート。

「はいはい、あらゆるパクリの中で、これはこういうパターンね」

しかし、新たなダンジョンが、いわゆる「ステータス直上げ種ドロップ」ダンジョンであることが分かる上、自分の専用ダンジョンであることが分かる。

敵を倒しまくって、レベル１だが、HPを爆上げ。もうやられない。

……うん。

もう１話で終わりで良いのでは？

ヒロインも、キャラ付け過剰な口癖。

このあと、続々と可愛い、狙ってる女の子がゾロゾロ出てきて、ハーレム展開なのが、表紙からも分かる。

ともあれ？

文明レベルは？

気候や風土は？

国土や戦争は？

言葉は何故解るの？

どうして転生出来たの？

他にも転生者はいる可能性は？

水や食べ物、布の希少性は？

トイレや風呂は？

なーーーーんにも説明がない。

説明ってことは、

全てがご都合主義。

なんというか、

少しは、ろうきんのFUNA先生の、設定説明厨感を見習って欲しいものである。

例えば異世界転生で、無職転生Ⅱが放送中であるが

何一つ勝てる要素がない。

の、劣化版

って感じ。

よう実から、ダークな印象を取って、ご都合主義を足した感じかな？

こういう、策略系頭脳バトル漫画って、沢山あるけど、

零

カイジ

ライアーゲーム

ノーゲーム・ノーライフ

ようこそ実力至上主義の教室へ

どれと比べても、なんというか、、、勝てなそうな感じ。

１話でのバトルの「強化版にらめっこ」が良くなかった。

なんか、

偶然？　成り行き？　無理矢理？　ご都合主義？

で無敗の最強少女に勝っちゃった。

そもそも、あの流れだと、敵の少女は、それが一番最強、盤石の勝負が出来るから選んだ競技って事になるけど、、、

そんな要素も説明も無い。

あんな「濡れて、透けブラして、『キャー！』」

敗北、て

そんなんするようなら、勝ち気の最強無敗少女が選ばないだろ、そんな競技。

最も、100戦0敗の得意競技とかあるだろ。

うーん。

ここで、全て決まったと言ってもいい。

ここで、

「どんな戦略で勝つの？」

「主人公のこと良く知らないけど、どんな性格だからにらめっこで戦えるの？」

とか、期待して観てたら、、、。

は？？

ナニコレ？

としか思わなかった。

せめて、

無能で底辺な俺だが、虐げられていた過去から、これだけは自信がある！

「それしか無い、唯一の取り柄。それは、『ポーカーフェイス』」

くらいやってほしかった。

そしたら、こっからのあらゆるバトルをポーカーフェイスだけで勝ち続けるってことでしょ？

　面白そう！

ってなるのに。

ま、厳しそうだなぁ。