意外に長い記事になってしまった。




やはり。


良い作品に出会えると嬉しい。


アニメでも、ゲームでも、ラノベでもなんでもだけど。


良い作品に出会えると嬉しい。



ちゃんとお金を払って電子書籍を買うし、

良いゲームなら、ちゃんと良い塩梅で課金もする。


それは、クリエイターへの敬意だ。

特にコミカライズやノベライズに関してはね。



そんな訳で、



僕の中でもトップ3で、

新刊を待っているとある作品の、、、



新刊12巻

待ってました


なんでしょう?




デロデロデロデロデロデロデロデロ










ドドン!



不徳のギルド 12巻


いや、まじで、

飽きること無く、

ずっと楽しい。


河添先生は、天才だと思う。

そして、その天才がたまたまエロかっただけだ。



マジで、不徳のギルド、アニメ2期

やってくんないかな。



コミカライズ買ってても飽きる作品もあるし、

ノベライズに手を出して、コミカライズを買わなくなるパターンもあるし、


まぁ、いろいろだけどね。


不徳は、

多分、続けて買うよね。




売れるアニメや漫画、、、かどうかはわからないけど、僕が読んでて、観てて楽しいものは、3つの『力』だと思っている。



①設定力

②ドラマ力

③センス


この3つ。


①設定力


これは、

『こんな職業が異世界に行った〇〇』

とか、

『異世界でこんなチートスキルが』

とか、


そう言う、『設定』ではない。


むしろ、そう言う有象無象の作品は、設定力は無い。


ではなく。


『作者が、重箱の隅つつき設定厨』

かどうか。

だ。


例えば異世界転移して、

・言葉は?

・文化は?

・トイレは?

・灯りは?

・環境は?

・常識は?

など、キチンと、突っ込まれないように設定があって、設定説明も小出しにしてあって、、、。


という、設定力。


これが無い作品とある作品は、雲泥の差である。


ファンタジーは、無限の『なんで?』との戦い。


チート設定作ってで美少女剣士や美少女獣人を侍らすのは、その後にして貰いたいものである。



②ドラマ力


まぁ、言わずもがな。


読者、観客を『泣かせられるか』

って言うと、乱暴だけど、

言い換えると

読者を『感情的に納得されられるか』

結局は、

共感力


これが無いと、


・え? ここまでのどこで惚れたの?

・急に人格変わってない?

・いや、握手求められても、そこで掴まないだろ

・うそ、散々なことしてたのに、それで許しちゃうの?

・これしかない、って、いや、まだ沢山選択肢あるけど?

・この主人公、嫌いだわ〜!


ってなる。


例えばね。

引きこもり系の主人公の異世界転生

で言えば、

今期

『無職転生Ⅱ』

『実は俺、最強でした?』

の二本がアニメ化されている。


引きこもりの社会不適合者の主人公が、現代日本で死んで、剣と魔法のファンタジー世界に、赤ちゃんから転生


ここまでの設定は、全く一緒。


だが、

作品、キャラクター、構図、設定、説明、ドラマ。


全てにおいて雲泥の差である。


とくに、

無職転生のルーデウスは、好きな主人公である。

実は俺、のハルトは、マジで嫌い。


僕はね。


・引きこもってしまった人生。傷つけてしまった人。その後悔。浴びせられた言葉、やってしまった事。言ってしまった言葉。


そう言う所に、キチンと理由や描写がある。

しかし、後者は


・異世界転生してからのドタバタが本番だから、転生前は、どうでもいっか。引きこもりで、楽に生きたい、でいいや。


感が凄い。


つまり、


『いや、そのライトな性格で、なんで引きこもってんだよ!!』

『え? 引きこもりの理由、マジで面倒くさいだけ?!』

『なんで女神様は、こいつを、世界を一瞬で滅ぼせるレベルのチート能力あげたの?!!!!??????』

(全世界歴代で、最高の魔力は77なのに、主人公に、いたずらに、1002の魔力あげる)



もうね、共感なんて無いよね。


ちなみに、この「1002」という数字。

何故1002なのか、理由はない。


つまり、

・3桁しか見られない世界だから、これだと一桁に見える

・1000だと、0に見えちゃうからマズイ

・適当に1002でいっか


で、決められているのだ。


これはヤバい。



僕なら、

女神「このまま普通に転生したらこのこの魔力は『2』ね」

「手違いで死んでしまったから、サービスで少し多めに設定してあげましょう」

(+1000のボタンを押す)


みたいにすれば、1002になる。


これで、読者は、

『本来なら2の所に女神が+1000の操作を加えたから1002になった』

と、少なくとも数字自体には、納得出来るわけだ。


一事が万事。

こういう所に行き届いてない作品は、基本的にあるゆる所がご都合主義で、杜撰だったりする。


例外は、まぁ、

リコリス・リコイルの6話

かな。


リコリス・リコイルは、僕の中では、


「6話が無ければ、この7年でトップ10に入るアニメだったのに」


というアニメだった。


6話のせいで、落ちに落ちて24位だ。


マジであの6話だけのせい。

あの話のせいで、至るところにツッコミが可能になってしまった


まあ、細かいところは以下に


https://ameblo.jp/suku2inuhuku/entry-12757503827.html 




話を戻して、


まぁ、この2作品の例では、

①の設定力の無さから、

②のドラマ力の無さに繋がったパターンなんだろうけど。


つまり、これがドラマ力、共感力です。



③センス


作画や、セリフにおいて、

一定基準を満たしているか。


これは、大事。


カッコイイ、オシャレ

細かい、華やか、


色々あるけど。


今期アニメで言えば、


『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします』


は、原作作品は良い。

ストーリーも面白い


ただ、アニメーションとしては、2流。

とにかく、演出がダサい。


特に戦うシーン。


良いカットもあるけど、悪い(ダサい)カットのほうが多い。


ファンタジーものなのに、一枚絵に、エフェクトだけ流して、『ドバッ、ズバッ!』って、昭和かよ。



好きな原作だった為に、残念。




原作であった大切なセリフをカットしたりとかね。

(これは、無職転生1期でもあったけど)


こちらは、監督、制作会社に罪があるパターン。



『スパイ教室』

とかも、ストーリーは面白いんだけど、


オープニングもカッコイイんだけど、


衣装が、若干狙いすぎなのは、まぁ許せるとしても。


あの決め台詞


あれ

あれが観ていて恥ずかしくなる。

『え?なに?それ?』

って。


これは、つまり、原作の方に罪があるパターン。




ちなみに、

 

大体、こういうのってオープニングにも影響する。


センスの良い制作会社、監督とかだと、まぁ、オープニングがカッコイイ。


ラス為は、オープニングも、動画がもっさりしている。月詠みさんのカッコイイテーマとなんか合わない。



ここで、今期アニメ


オープニングの良いアニメTOP5


1位 無職転生 Ⅱ


いや、超いいよね


テーマソングも良いけど、ステップトリーダーのシーンが流れて、「ああ、このパターンか」と思いきや、それが、窓に映る思い出として、ルーデウスが通過していくとか、ちょっと神演出過ぎる。


本当に無職転生は、2期からのセンスがぶっ壊れてる。



2位 ホリミヤ -piece-


これも、最高。


omoinotakeさんのテーマソングも最高。


檻の演出とかも好き。(1期観てないとわからないけど)


ホリミヤなんだけど、堀と宮村だけじゃなくて、男子5人、女子4人のメンバー全員にフォーカスを当てているのがとても良い。


宮村、石川、井浦の3人が走るシーン。

これ、宮村一人が走るシーンだと、なんにも感じないけど、石川、井浦が走ると急に心に響くのはなんでだろうね。


最後の浴衣のシーンなんて、井浦くんがセンターだし。

こういうキャラクターへの配慮。

宮村、石川、仙石、井浦、柳の5人なら、キャラクター的には井浦くん。

でも、宮村くんがセンターにいてもおかしくはない。(主人公補正)


こういうところが、作品に寄り添ってるよね。


関係ないけど、ホリミヤって、

結局、石川くんが一番良いヤツで、一番良い男。

って結論で良いかな?


つまりは結局、桜が一番、男を見る目があったと。



3位 好きな子がめがねを忘れた


制作会社GO HANDSの作画パワーが、凄い。


が、とにかく、美しく、綺麗に、を追求したオープニング。


タイトルが、黒板に書いてあり、カメラが引いていくと、めがねをかけていない三重さんと、置き忘れためがねが映り込んでくる。


こういうのが、

「うまいなぁ、センスあるなぁ」

と思う。


いや、凄いオープニングです。



4位 Bang Dream! it's MyGO!!!!!


『壱雫空』もカッコいいけど、歌い出しの前に、燈がメンバーの方を向いていたり、

雨上がりの曇り空と水たまりとか、世界観と演出が細かい。


楽しそうに歌ってるけど、


マジで、超絶ギスギスアニメなので、10話くらいまで、


「え? どうなったら、このオープニングみたいな関係値になるの?」


って見てしまう所も好き。



5位 七つの魔剣が支配する


5位は悩んだのですが、、、。

「ライザのアトリエ」とで悩んだ。


光の演出と、作画の綺麗さでは、ライザもとても良い。


前向きで明るい、ファンタジーの世界設定を美しい作画で描くのがライザのオープニング。(太ももで謎にすれちがうけど)


綺麗なんだけど、それだけ、といえばそれだけ。



魔剣、の方は、最初の前奏が凄い好き。劇場版か、と思うほど。


オリバーのアップのあと、ナナオのアップが映るんだけど、そこからの、キャラクターへの移動、髪の毛の動き、カメラワークがとても細かい。


このタイトルまでの開始10秒がとても素晴らしい。


あとは、まぁ、普通なんだけど。

その他のキャラクターをだしつつ、サビから戦い始める。


あるあるだよね。


まあ、そこの開始10秒勝ちってことで。





ともあれ、僕は、

自分の作品の重箱をつついて行きたいと思います。