さて。

お待ちかね、今期2023年秋クール

新作アニメ

第一話レビュー!!


作品の第一話ってやつはとても重要。

先がどんなに面白かろうと、

第一話で興味を持ってもらえなければオシマイ。


だからこそ、

第一話のみの拡大版スペシャルが流行り出しているわけで。



では、いきなり、コヤツから参りましょう。




ドドン!







●葬送のフリーレン 100


まぁね。
第一話が金曜ロードショーで、2時間枠。
しかも、フリーレンの前半ですから。

これは、まぁ、誰が作ってもこうなるでしょう。
と、思いきや。

2時間枠なのに、テンポがとても良いのよ。
それは、監督のお手柄でしょう。


売れている名作を、ここから、しっかり維持できるかが勝負。



●ラグナクリムゾン 99

こちらも、第一話60分拡大スペシャル。

王道ダークファンタジーですね。

ドラゴンに殺された大切な人を、その結末を変えるために、悲劇の英雄となった未来の自分が、現在の自分に力を与える。

まあ、FateのUBWのアーチャーと士郎を彷彿とさせるストーリーは、ありがちだが、
きめ細かい設定と、心理説明がそれを凌駕してドラマになっているのが良い。

60分やるだけの事はある。

キャラクターの設定、というか、デザインも良いよね。

レオニカが、萌え萌えヒラヒラキラキラの超美少女だったら、多分ここまで高得点は出ていない。



●お嬢と番犬くん 92

組長娘と世話係
と、まぁ、ほとんど設定は一緒。
違うのはヒロインの年齢設定くらいかな。

どちらが後発かは分からないが、まぁ、僕は今作の方が好きですね。

26歳の世話係が、裏口入学で、高校生として潜入して、お嬢を守るという、トンデモ設定はまぁ、あれだけどね(汗)

一咲ちゃんが、ちょっと、ひとりちゃんぽくて良い。あ、↑ぼっち・ざ・ろっく!

少女漫画だから、恋愛キュンキュンはうまいのだろうけど、もうちょいボケがキレると良いかなぁ。

ただ、まぁ気になるのは、
これ、多分女性作家さんだよね?

じゃなきゃ、ヒロインの名前に、有名な監禁凌辱系エロゲのタイトルを使わないと思うの。
そこは気になった



●でこぼこ魔女の親子事情 91

人間の子供を拾ってしまった200歳超えの魔女が、育てたらめっちゃ色っぽい、巨乳な16歳に育ってしまってからの、ドタバタコメディ。

とだけ聞くと、、、

うーん。微妙。

なんだけどね。

幼女魔女母と、褐色巨乳娘というギャップの設定一点突破型、ね。ハイハイ。

と。
本来ならばこの内容で90点超えは難しい。
が、

何故この得点かと言うと。

とても、ギャグが良い。
ツッコミも。

コメディと銘打って、キチンと笑いに振っている。隙を見て、立て続けにボケてくるくせに、センスが良い。声優さんのツッコミもとても良い。不徳のギルド感にプラス査定。

あまりドラマをやらずに、このセンスでボケ続けてくれたらそれはそれであり。

この設定なんだから、

娘への愛がどうたら、母への愛がどうたら、血の繋がりなんてどうたら、捨てた本物の親がどうたら、
とかやられても、

全て予想の範疇。なんですよ。
見たことない話なんて多分出てこない。

だったら、つまらん話の展開するよりも、ひたすら設定に乗っかった、キレキレのボケをかましてほしいと思う。





●鴨乃橋ロンの禁断推理 84

ロンが阿座上くんだからね〜。
高得点あげたいところだけど、、、。

推理もので言うと、前期に
アンデットガール・マーダーファルスを観てしまっている。

それと比べると、申し訳ないが、ありがちな域を出ない。

探偵はもう死んでいるとかと比べれば、十分に観れたものではあるが。

申し訳ないが、主人公の都々丸が好きになれない。

捜査一課で、熱血直情一生懸命ポンコツキャラは、時代錯誤かなぁ。なんか、凄い昭和臭い。
25年前にCOWBOY BEBOPが放映されているのが驚くほど、キャラ設定に難あり。

しかも、全体的にギャグや、ギャグへの導入への空気感がなんか寒い。
いや、そのギャグ要らないよ、と。
素人演劇脚本の舞台じゃないんだからさ。

もっと、カッコよく、シックに、ロックに、ダークに作ってくれてたら、好きだったかも。




●私の推しは悪役令嬢 90

もーーーー、どっかで観たような、
ありがち、ありきたり、パクリな設定は、まぁ、このご時世仕方無い。

社畜OLが、ゲームプレイ中に死んで(意識を失って)、乙女ゲームの世界に入り込んで、、、

いや、はい。
またこのパターンね。

まぁ、主人公が、ぶっ飛んでいる、かつ、この状態で軸がブレないのは好感が持てる。

展開のテンポも良い。一話で、試験結果まですんなりとやり、ちゃんと次回に興味を持たせる終わり方をしているのは良い手腕だ。

興味を持って、次話以降もライトに観られる、という点では、一話としては高得点。

しかし、まぁ。

ゲームの世界に入り込んで、、、
ってやつさ、良くあるけどさ。

はめフラも、ラス為も、遠藤小林も、モブせかも、全部ゲームの乙女ゲームに入り込むパターンなんだけどさ。

『プログラミングされた以外のセリフを喋れる、ゲームの中のキャラクター達』

について、原理を教えてくれよ、マジで。

SAOはここが行き届いている。
FUNA先生が書けば、多分説明してくれると思う。

まぁ、そう言うところですよね。大事なのは。


第一話はここまで!



葬送のフリーレン 100
ラグナクリムゾン 99
お嬢と番犬くん 92
でこぼこ魔女の親子事情 91
私の推しは悪役令嬢 90
鴨乃橋ロンの禁断推理 84点