何と言うか、


依然として、毎日のように、パソコンに向かって、5時間、6時間と小説を書いている。


異世界転生ファンタジーモノのミステリーを書いている。


不思議な現象が起こっている。



台本と同じように、ラストシーンというか、オチというか、大まかな流れは全て決まって書いているのだけれど、当然、台本とは違う。


台本の場合は、尺がある程度に収まるように、いかにテンポよく、いかに蛇足無く、つまり、


「最小限の文字数で、最大限の情報をどれだけ伝えられるか」


を念頭に書き進める。


しかし、小説には、それがない。


キャラクター達の人生を、一つ一つ、事細かに説明しながら、書き進める。


必要だと認識し、広げるべきポイントは、まるまる1話使ってでも広げる。


今回の小説も、台本と同じ様に三幕構成で書いている。


今はまだ一章の半ばだ。


しかし、文字数は11万字を超えた。

台本であれば一幕なんて、せいぜい1万字程度だ。


これだけ、その世界のことばかり考えていると、なんか、少し、僕がそちらの世界の住人になる。


僕が創造主なので、キャラクターの顔も声も性格も表情全てをつくるのだけれど、


逆に、全てが鮮明になりすぎて、頭の中で、その世界が完全に出来上がる。


キャラクターの顔

キャラクターの声

小物

服装

髪の色

建物の位置

景色

丁度品

部屋の間取り

空気の匂い


それらをひたすら言語化する。



頭の中の世界なのに、

もう、確実にそこには新しい世界があって

僕はそこを自由に行き来出来る。


流石に体力の限界がきて、パソコンを閉じ、現実に戻っても、食って、寝て、起きるだけ。


そして、またパソコンを開き、僕は異世界に旅立つ。


もはや、これって、

異世界転移に近いのではないかと思う。




でも、

ご都合主義なチートも、

ご都合主義なステータスも、

ご都合主義な魔法も、

ご都合主義なスキルも、


全てを排除して書いてるからこそ、

その世界が楽しいのだなと。


そう思う。


多分、チートで無双して、俺tueeeで、

学校行って、

冒険者になって、

ドラゴン倒して、

とかやってたら、ネタに困るし、そうなったら最早全てが水増し。

多分書いてても飽きる。


僕が飽きないで、毎日旅立てる異世界ならば、

読者のみなさんも、きっと楽しいのではないか、と。


ちょっと、ガチで頑張ってます。



また一つ。

その世界の原点に立った。

そんな気がしてます。