ここでは、
「異世界転生ルールブレイク」ってこんなストーリーです。
なんて書くつもりはサラサラ無い。
もっと、大義というか、意義というか、
そんな感じの話が出来ればなぁ、と思っています。
まず、1つの結論から言うと、
異世界転生ものって、つまらないよね
異世界転生もの、嫌いなんだよね
って人は意外に多い。
そういう人達の気持ちは、マジで痛いほど分かります。
僕は仕事柄、わざわざ、時間使って観るけど、異世界転生もの、あるいはファンタジーもので「面白い!」「傑作だ!」と思えるものなんて、
150本近く観て、10本あるかないか、だ。
もちろん、好きな作品もありますよ!
無職転生、とか
世界最高の暗殺者、とか
異世界放浪メシ、とか
異世界おじさん、とか
でもね、
だから思った。
異世界転生ものってつまらないよね
パクリばっかりで飽きるよね
という人こそ面白いと思える、
異世界転生ものを書きたい
異世界転生ものに毛嫌いする人は、得てして、
・設定の緩さが嫌い
・ご都合主義が嫌い
・ただただ、承認欲求を満たすための俺Tueee展開が嫌い
・時代劇みたいな安易な外道ザマァ展開が嫌い
みたいな所が多い。
ちゃんと求めたいのに、作品の方から提供放棄されると、そりゃあ観る気を無くす。
You Tubeのアニメ感想とか、
ネットの意見でも、
「ご都合主義」
「説明不足」
という単語の多いこと多いこと。
つまり、
意外に、ただただなんとなく、転生ファンタジーが嫌い、という人は少なく、
異世界転生ファンタジーは、「浅い、安易、ご都合主義、設定一点突破」が多すぎるから嫌い
という印象だ。
ここからは、脚本においても、
設定説明厨、必然性オバケの僕が、
ネタバレしない程度に、
どういうギミックで考えたかを紹介したい。
①あらゆるご都合主義を排除
ここから入った、と言っても過言では無い。
・なぜ転生したのか?
・何を目的にするのか?
・なぜ中世ファンタジー世界なのか?
・トイレは?
・灯りは?
・紙は?
・食事は?
・お茶や紅茶やコーヒーは?
・衣装は?
・なんで転生したのに、ステータスとかスキルとかあるの?(ゲームじゃないのに)
・カラフルな髪の毛の色は?
・一日は何時間で、一年は何日なの?
ご都合主義や、語られずにスルーされがちな部分を全て排除しています。
中世ファンタジーで、そんなミニスカート穿かねぇよ!
トイレの描写ないけど、どうなってるの?
なんで、そんな髪の毛カラフルなんだよ?
そもそも、なんでお前が転生したんだよ
わかる。
わかりますよ。
言いたいこと、無限に出てくる。
でも、言い過ぎると、
「そういうもんだから」
「そんなの気にしないで観るもんだから」
とか言われて、まるで自分の方が細かいこと気にし過ぎ、みたいになる。
それら全て、スルーしないでイケる。
そんな設定をスタートとして決めました。
②前世の意義
異世界転生ものが嫌われる要因に、
前世を適当にさっさと殺して、転生先のストーリーをやりたい
的なものが多い、というのもあると思う。
前世の主人公が、
どんな人間だろうが、
どんな職業だろうが、
どんな悩みを持っていたとか、
どんな人生を送ってきたとか、
どんな夢があったとか、
ぶっちゃけ、それが無ければ、感情移入は不可能だと思う、、、
だって、主人公の、性格形成に携わったもっとも大切な部分をスルーしてるんだもん。
でも、前世を全く語らない作品は多い。
特に、設定一点突破のものに顕著。
設定一点突破、というのは、
「異世界転生ものでも、他の異世界転生ものとは違う、こんな設定で書いちゃいました!」
的なものである。
○こんなのに転生しちゃいました!
○こんなスキルを持っちゃいました!
系ね。
1話の最初の3分で、顔も名前も出ずに
「俺は死んだ、んで、気づいたら、何だこりゃー!!!」
そこから、前世の話は全く出てこない。
そりゃあね。興味なくなるよね。
と思う。
だから、あくまでも、
前世の主人公が軸
前世の主人公が一番の鍵
前世の主人公の夢
それをモットーにしています。
③共感と自己投影
異世界転生ものって、
共感や自己投影からもっともかけ離れたジャンルだ。
だからこそ、ここは重点を置いた。
目の前で起こる、あり得ないファンタジーをボーっと追っていては、心を動かすことは出来ない。
それは、演劇でも、ドラマでも、アニメでも。
だから、
②の視点もそうだけど、
分かる! 共感できる! 俺もそう思う!
と、思って貰えるギミックを沢山用意した。
実は、遥か先に描くであろう、ラストのオチ、というか展開に、一番の「共感」を持って来ている。
こればかりは、今は語れないが、恐らく、
「異世界転生作品を毛嫌いしている人は、とってもスッキリした気持ちに」
「異世界転生ものが大好きな人は、なんとも言えない嫌な気持ちに」
なるだろう。
前者と後者では、
「共感するキャラクターが異なるから、結果そうなる」
というギミックにしてあるからだ。
あとは、楽しみにしてて欲しい。
コンテストで残るかどうかはわからないが
異世界転生ものの根底をひっくり返すような、
安易な異世界転生作品へのアンチテーゼを
異世界転生ファンタジーで描いている。
きっと、いつの日か、日の目を見ることが有れば、話題になるだろう。
つまらなければやめていい。
面白ければ、応援して欲しい。
どうぞ、宜しくお願い致します!
でも、もしも、貴方が、
昨今の、
異世界転生ファンタジー
普通のファンタジー
フルダイブバーチャルMMO
ばかりの様相に、ちょっと疲れているのなら、
きっと面白いと思う。
https://kakuyomu.jp/works/16817330665807176541