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それはもう…あれこれ書きなぐった小説
来年の抱負
放置したままのHPとか、ブログとか、ちゃんと更新する
二〇一七年も宜しく

 

 

もう今年も、あと2週間で終わっちゃうんですね…

 

 

今頃今更、のこのことすみません。

やっと少しエンジン掛かってきてたんですが(え?遅すぎ?)

また中途半端に更新して、消えて…ってなりそうなので、

もう少しストックためてから、続き書きたいです。

一瑚編くらいは、完結させたい…って

何故か今書いてるの、カコ編なんだけど(;'∀')

 

 

さんざん待たせた挙句に、

もうちょっと待ってね

 

なんてふざけんなこら、な記事ですみません。

 

皆様に今年の感謝だけはお伝えしたくて。

 

 

本当にいつもすみません。

いつもありがとうございます。

 

 

 

お礼にもならないですが、ちょこっと思いついたクリスマスSS

カコ目線で、ちび一瑚、ちび十和も出てきます。

カコちゃんのうちは、結構過酷なんだよなあ…って、ネタバレ含むですが。

興味ある方は、どうぞ。

 

 

(サンタクロースなんていない!)

 

 

小学校に上がった年に、お母さんから言われた。

 

「サンタなんていないのよ。

今まで、お父さんとお母さんがお金出して、プレゼント買ってたの。

今年はお父さんのボーナスも少なかったから、

あなたへのプレゼントは、なしでいいわよね?」


 

(…え、嘘だよね…)

 

ガーンてなって、否定してほしくて、あたしは慌ててお父さんの方を見る。

 

お父さんは、「お前、そんな言い方ないだろう」とお母さんにかみついてた。

 

「可南子。お父さんがプレゼント買ってあげるから」

「あら、どこにそんな余裕があるの?

年末、新年会だ忘年会だで、お金使うのに」

 

ほっとしたのもつかの間、すぐにお母さんに言い返されて、

お父さんとお母さんの口論が始まってしまう。

 

 

(…あ、まただ…)

 

お父さんとお母さんは仲が良くない。

すぐにケンカが始まっちゃう。

 

「わかった! プレゼントいらないから、もう…やめて」

 

あたしはそう言って、自分の部屋に入って、襖をばたんと閉めた。

 

「可南子、大きな音立てないの」

 

って、お母さんの怒鳴り声が聞こえた。

 

まだ新しい勉強机の上に、サンタさんに書こうと思った手紙が広げられてる。

 

 

お菓子が作れるおもちゃをおねだりしようと、

可愛い便せんを用意してたあたしは、そのピンク色の紙をぐしゃぐしゃに破り捨てた。

 

 

次の日、いっこちゃんちに遊びに行ったら、

大きなモミの木のレプリカが、リビングに置いてあって。

いっこちゃんと、十和くんで、一生懸命飾りつけしてた。

 

椅子に乗って、高いところのオーナメント飾るのは、いっこちゃんで、

十和くんは下から、いっこちゃんの指示に従って、

カラフルなボールやサンタ、モールを手渡していく。

 

 

「あたし、上の方やるから、カコは下の方お願い」

「…うん」

 

頷いたけど、あたしは全然楽しい気分になれなかった。

 

 

「カコ、サンタさんに何頼んだ?

あたしね、新作のゲームにしたんだ。

着せ替えしたり、デザインしたりできるやつ」

 

てっぺんの星を飾り付けながら、いっこちゃんが得意げに言う。

 

 

…サンタさんなんかいないんだよ?

きっと、いっこちゃんの家も、お父さんかお母さんが、

ふたりが寝てから、こっそりプレゼント枕もとに置いてるだけなんだよ?

 

 

そんな言葉が喉まで出かかる。

 

 

「…うちは、サンタ来ないみたい…」

 

泣きそうになるのを我慢しながら、それだけ言った。

 

 

「えー、なんでぇ? カコ、いい子じゃん。

いい子にしてたら、ちゃんとサンタ来るって」

 

いっこちゃんがそう断言して、

十和くんが「あれ?」って顔をして、心配そうにあたしを見る。

 

 

「でも来ないんだもん!」

 

あたしには、サンタクロースはいない。

そう言い切った瞬間。

 

 

「カコっ」

 

 

椅子から、いっこちゃんが飛び降りてきた。

 

 

だん!ってものすごい音が、響き渡る。

 

いっこちゃんの行動と立てた音に目を丸くしてるあたしに。

 

「大丈夫だって、絶対来るよ!」

 

いっこちゃんは、あたしの右手を握って、力強く言う。

 

 

「一瑚~?」

 

そして、そのいっこちゃんの背後には、

怖い顔で笑ってるいっこちゃんのお母さんがいた。

 

 

「あんた、こないだ、ソファの背もたれから、飛び降りて、捻挫したばっかりだろ」

「へ、平気だったよ、お母さん」

「結果論でものを言うな」

 

そう言って、いっこちゃんのお母さん、ありこさんはいっこちゃんのほっぺを

両側にびろ~んて引き延ばす。

 

「…お、おかあしゃん、ごめんならい」

「罰として、一瑚はおやつ抜きね」

「え~」

 

ほっぺをさすりながら、いっこちゃんはぶーたれる。

あたしが変なこと言ったからなのに。いっこちゃんに悪いことしちゃった。

 

 

「あ、あたし、お菓子持ってきたから、半分あげる、いっこちゃん」

「やった~」

「カコちゃん優しいね」

 

ふわっと、ありこさんはあたしの頭を撫でた。

 

「カコちゃん、こっちおいで。おやつの準備手伝ってくれる?」

 

ありこさんに言われるままに、あたしはいっこちゃんちのキッチンに入る。

対面式のキッチンで、いっこちゃんと十和くんの様子を見ながら、

ありこさんは静かにあたしに聞いた。

 

「カコちゃんは知ってるんだね。サンタさんの正体」

 

 

 

 

…長くなっちゃったので、続きはクリスマスまでにはお届けします!

いや、絶対。

 

うちの子、未だにサンタクロース信じてて(小4)

度々、いないんだ、って悟るみたいなんだけど、

次の年には忘れてる…のは、きっとまだ、信じていたいのかなあ、と

思って、敢えてカミングアウトしてないです。

 

なんとな~く、これを知ってしまうことで、

大人の嘘つきっぷりを知るって言うか、

子どもはひとつ大人に近くなる気がするんですよね。

 

だから、大人の側も、子どもに信じていてほしいのかなあ

そんなことを思いながら、後編頑張ります。あ、お話の続きも。

 

 

久しぶりの更新、こんなとこまで、読んでくださった方、

本当にありがとうございます(o*。_。)