社会主義と資本主義の拮抗、

その時代は遥か彼方に霞みました。


父のような自由人に社会主義は無理あり過ぎでしたが、

従兄のお兄ちゃんたちは学生運動時代のままに青春を生きていました。

父は叔父としてそれを受け入れて擁護していました。

だから赤旗も定期的に届いてました。


小学生の店主は父に尋ねました。

 どっちが正しいの?

父は尋ね返しました。

 プリン食べたい?



 うん!

もちろん娘はうなずきます。

じゃあ資本主義だなと父は笑いました。

投票は自民党にしていたようです。






今は、

一党独裁VS民主主義。

人は愚かな生き物ですから、

衆愚政治に陥るぞというのもありでしょうが、

独裁政治で権力者が暴走したら危険度数はMAX。

ストッパー機能の付いていない独裁政治は、

安全管理上重大な欠陥があるってことだよなと、

この頃不気味さを増したその男の映像を眺めています。


自由!

欲しいものは自由!

と答えるだろう今でございます。


何はともあれ まともな選挙のできる体制であることが一番。

馬鹿な選択に頭を抱えるのも権利の内です。

自分で選んでその結果を負う。

それが人権というものでしょう。


☆三原順作 「山の上に吹く風」ラストシーン


あちこちぶちあたりながら

波のまにまにただよう こわれた船

神様 私は私自身で決めます


ほんとほんと。



さて、

栗本薫作「矢代俊一シリーズ」の最新刊が届きました。

さっそく触りだけ読んでみました。




ちょっとだけ“守られキャラ”に憧れた店主、

う、う、うーんと唸ります。


「俺、マッサージの資格と栄養士の資格取って………とにかく、何から何まであんたの飼育係引き受けちゃおうと思って」

………マジ?????
矢代俊一、
究極の守られキャラです。

だんだん虚弱度が増していきます。
同人誌作品ということもあって、
趣味に走りがちといった今岡清さんのことばに頷いてしまう。
そこも面白さかも。
まずは
読んでみますね。


画像はお借りしました。
ありがとうございます。