自分の書いた物語を読み返していました。
黒猫物語「都の闇」。
恐ろしいことに、
最後の回を読んで、
まったく覚えがなく、
遡って童女の帯を可知の母が結び直すあたりで記憶が回復するという無責任さ。
たづの扱い、これは迷ってました。
鷲羽に入ることは確定ですが、
どういう立ち位置があり得るかは難しかった。
赤衣の民にも力を残し、
いざというとき一声で興津の衆も動かせるようにしておきたい。
童女の役割、これは行き当たりばったりでいけるカードと思っていました。
そのためには、どの程度鷲羽に近づけておくのかと、
たぶんタケル一筋の思いがあってこそカードとして生きるだろうことのバランスに悩んでいました。
そして、
何より、
朔夜がタケルにどう反応するか。
そのあたりをワクワク思い出しました。
今なら動くかもしれません。
ワクワクでしたから。
以上が今日の話です。
昨夜、
「小品」と題がついたものを、
保存した中から開いてみました。
書きかけの「時の航海誌」と思われます。
こちらはイメージを確定する前段階。
季節も決まっていません。
早春、晩秋、クリスマス、盛夏と、
季節はわりと使いきってますから、
昨夜も定まりませんでした。
アベルをどう設定するかで物語は動き出すでしょう。
こちらは進化する。
まだその瞬間をイメージできません。
浮いた時間に物語を思う自然が戻ってきました。
なぜ戻ってきたかはおいて、
戻ったことを喜んでおきます。
これが
完全に仕事を去ってからですと、
たぶん遅すぎだったでしょう。
書きたくなりました。
本気で読み返してみます。
画像はお借りしました。
ありがとうございます。