ご飯食べる前に書くか、

書いてから食べるか迷い、

買い物に出掛けてからの昼食としました。


クリーニング屋さん

薬屋さん、

スーパーさん、

やっと食べたのは、

季節のおこわのおいなりさんです。

余計な買い物であることは冷蔵庫を思い浮かべるまでもなく明白。


☆もう食べちゃったので
 いささか美化気味ですが、
 イメージお借りしました。


でもね、

彩りよくおこわがお揚げに包まれた愛らしさに逆らえず、

ええいっとカートに入れました。

いつもは素通りなのに、

突如として沸き上がる〝食べたいな〟の不思議。



 甘い……うれしい……………満足です。



さあ、

エドガー・アラン・ポーです。



NHK番組100分で名著、

第四回は推理小説の父である顔に焦点があたりました。


興味深く拝見させていただくと同時に、

あ 書くチャンスだ!

を思いました。




昭和40年小学舘発行
少年少女世界の名作文学11巻


カバーから抜き出すと、
表紙はドガの踊り子です。


アメリカ文学だよ???
と思われるでしょうが、
少年少女に見知ってもらいたい世界の名画は国別で選出されたわけではないらしく、
全巻を通じてヨーロッパ偏重気味の世界の名作文学でした。


さて

小学生だった店主、
どう感じたかを参ります。


上の画像は

名探偵オーギュスト・デュパンです。

彼の方が有名であることは、

今の店主はもう知っています。


が、

小学生の店主はそんなの知ったことではありません。


盗まれた手紙」については、
印象に残っていません。
それはもう さっぱりと。

以下は店主の性格から推論したところの
なぜ詰まらなかったかです。




「身分の高い人というのは、
 王室のある貴婦人で、
 その書類というのは、
 手紙なのだ。」
「いくらかわかってきたよ。」

………………わかるかっ!!
恋文だなくらいは、
わかったんじゃないかと思うのですが、
とにかく 
まわりくどい

恋は推奨されますが、
不倫はアカン
答えが出ちゃダメな連想ゲームですか?
みたいな、
うやうやしくも長ったらしい説明に、
うんざりしちゃったかもしれなくもないかもしれません。


似たような〝火遊び掲載禁止〟では、
三銃士のアラミスの出家騒動があります。
こちらも手紙です。


原作では恋人です。

「おかあさん(彼女)は、
 やっぱり、
 ぼくのことを思っていてくださったんだ。(くれたんだ)」

「神とは母(彼女)のことだ。
 母(彼女)が神さまなんだ。」

でも、
こちらは物語にさしたる影響はなく、
活劇と冒険のわくわくに加え、



悪女ミラディの妖艶さもぞくぞく来るものがあり、


とりあえず〝おかあさん愛してる〟でも損なわれない物語の魅力が
ありました。


盗まれた手紙では、
手紙はポイントですから、
どうしたって話が長くなります。
訳した方のご苦労がしのばれます。


店主が、
ばっちり覚えていて、
かつ魅力を感じたのは「こがね虫」です。


レグランド、
挿絵ではありますが、
美男子が匂います。

そして、
枝に打ち付けられた髑髏、

さらには、
暗号解読のドキドキです。


 むずかしくはない
名探偵の台詞としては鉄板です。
世界で最初に名探偵を産み出したというポー。
小学生だった店主に、
レグランドがその魅力を教えてくれました。
えっとハンサムだってのは大事です。


ところで、
この全集は、
少年少女の学びを深めることを意識していますので、
解説も大事です。
店主は読みませんでしたが、
読んだ子もいたでしょう。



小学生が読むにはむずかしい言葉もありますが、
その生涯や作品についてきちんと説明されています。
ただ、
締め括りは、
子供向けでしたね。

「ポーのような天才が、
 酒などにおぼれることなく、
 規則正しい生活をして長生きしたら、
 もっとすばらしい作品を、
 たくさん残したでしょうに、
 実に残念なことでした。」

あはははは……。


画像は本からお借りしました。
ありがとうございます。