いよいよボスだのサブだのが追い詰められました。

で、

せっせと上層部やら人材派遣やらへと動く代わりに、若いのを責め上げて二択を迫ったわけです。

そもそも昨年度までに、

お給料はもらうけれど出社はしない方針の方が既にお2人おいでです。

組織とは面白いもので、

一定程度までは表面張力で頑張れてしまう。

お二人の分は皆んなの背に割り振られ、

何だかんだでここまでやってこれました。



が、

表面張力は表面張力で、

200mlの計量カップは200mlの液体を入れるためのもので、

逆ドラえもんのポケットじゃないんですから、

どこまでも呑み込んだりはできないものです。

人それぞれ持ち時間は8時間。

どう工面しても顧客対応しきれないのは、

四則計算のレベルで明白です。




捜してこいよ❗️

人員補充だ❗️



なんですが、

外にもらさず、

内部で押し付けるつもりらしい。

そして、

そうなったについて、

サブの一人が実際にたいそうできないお人なのをいいことに、

 いやー

 彼が分かってなくてね

 こうなっちゃったんだ(ボス)

とおっしゃる。

分かってないなんて全員が分かってて、

それぞれ必死に穴埋めしてるけど、

人事の穴埋めはできない。

それは ボスよ 君の責任だぞー



で、

今日の店主の嘆き


その決着を、

それはそれは気の毒そうに、

若きチーフが語ります。

「かわいそうですよ‼️」





 ‥‥‥あれ?

「あのさ、

 それ、

 私もおんなじだけど」


 ‥‥‥同じどころか、

 店主の方が顧客数ではさらに重い。


チーフはこう反応しました。

「あ、

 そう言えばそうですね」



こら

いいか こっちは還暦過ぎてる❗️

で 二十代ひしめく中、

〝かわいそうですよね〟以上の担当顧客数って、

いや

別に量はいいよ

よくないけど できなくはないよ

でも

そう言えばって何だ❗️



喘息持ちで糖尿病で還暦過ぎてて

最多顧客数で

すごくかわいそうっていう評価はないんか。


一応

顧客対応で一日終われるのは

そりゃそれで良かったのですが、

なんか割り切れないような気がしないでもないかもしれない〝そう言えば〟でした。



水は明らかに溢れました。

ああ心電図の結果が密かに楽しみです。

働けよ ボス‼️



さて、

本と行きますか。



樹村みのりさん「Flight」SUN Comics。

昭和57年 株式会社朝日そのらま発行



昭和57年、

モラトリアム世代という言葉がありました。



主人公はその世代の代表のように思われそうな、

大学を出て、

就職することなく、

何となく悩みながら過ごしている青年です。


彼は

確かに主人公で、

変容するのも彼なのですが、

物語は

彼が出会った〝大人〟の〝ふたり〟のものです。



こうした歌、

フォークソングと呼ばれたものとも思えますが、

どうでしょう。

団塊世代よりちょっと遅れた頃ではないかと思います。



ともかく、

彼女の歌は若者をひきつけ、

その歌に語られる〝あなた〟も彼を惹きつけます。




そして、

主人公は、

その〝あなた〟に偶然出逢います。

押し戻されながらも抗い、

力尽き、

浜辺に打ちのめされ、

海の向こうに憧れ、

飛び立った〝あなた〟は、

彼女が大人になっていたように、

大人になっていました。




きびしく、

切り捨ててくる言葉に、

思わず真剣にバイトをこなした主人公は、

〝あなた〟の心をつかみます。


だから、

〝あなた〟は語りました。



今の君に

何ができる?

そんな子どもの自由は不自由というもんだ。



それがいやなら

君は

一生を子どものままに過ごす未熟児だ。

それでは、

好きな女の子がいても、

大人として愛せまい。


そして、

主人公の若者は、

大人になろうと決め、

〝あなた〟を彼女のもとに連れて行きます。




郷愁と、

共感。

大人とは一人立ちするものだという感覚。

抜き難く持っております。

誰に押し付けようとも思いませんが、

持っている。

昭和世代だということなのでしょう。


が、

大人の条件については、

ついつい思います。






職場環境がアカンこともあり、

3年前には、

バイトの身で潰れてしまったお嬢さんの穴埋めを引き受けました。

報酬はバイト分でしたが、

それは最初から問題外というか、

プーチン大統領の台詞のようで気が引けますが、

選択の余地がないと思いましたから。

あ、今は復帰し、バイト身分ではありません。

バイトでこの労働量では、

別の意味でもヤバイことになります。



彼女は退職を選びました。

旦那様の支えがありましたから。

そして、

昨年ひたすらさぽーとした女の子も、

今年は新しい職を得ました。

彼女たちの今が幸せであることを祈ります。

まだ若い。

きっと道はあるでしょう。

今、

出社拒否中の方は40代ですから、

退職はなさらないでしょう。

どう過ごしていくのかは難しいところです。


‥‥‥‥‥。

何というか、

店主世代にとっての「大人」定義というものは、

時代遅れと分かってはいるのですが、

不思議です。



どうして、

こうも、

皆様くずおれていくのだろう。

全員女性ですので、

プリンセスなんだなとも思う。

思います。


ですが、

プリンセスを捨て、

収入を得て一人立ちする道を選んだならば、

えっと、

もちろん、

うちの職場がブラックなのがアカンのですが、

一人立ちしようよ‼︎


大人認証されるには、

まず一人立ちが肝心です。

要求は理解できますし、

今の社会はそれに応じます。

でも、

それは本当の意味での大人扱いはされない道でもあります。

時代遅れでも、

世の中とは、

まだまだそうしたものです。

そう思うんですけどね。



画像はお借りしました。

ありがとうございます。