えーと。今回も少し時間の関係上、お話を書き切れなかった為!
昨日の続き、というよりはその後という形で書いた小話を載せようと思います。
昨日のお話と今度上げるお話の間に起きていた出来事。
とでも言いましょうか…
Twitterの方で上げたお話なのですが、ギュが電話を掛けた後の二人の会話でございます。
そりゃもう別居で顔も見えないなんて二人には関係無いんじゃないかという甘さを醸し出していると思いますので!
今日はこれで少なめなデザートとして召し上がって頂ければ幸いです。
Twitterにてもう読んでいる方には申し訳ありません(汗)
ではではー…切なかった二人の一週間を埋める会話を覗きたーい電話でも話せて良かったねぇ!なーんてママのような気分に陥りたい方はどぞっ!!
【正しい気持ちの伝え方(想い編)】その後
別居一週間目にしてやっと兄さんに電話を掛けたギュ。
「…ただいま……ヒョン…」
で終わったこの回。この後まぁ言わずとしれた甘い甘~い二人のお話タイム到来でございますよだって一週間ぶりの声だしね!
そりゃもう兄さん最初は声すら上手く出せなくてさ?電話を掛けてくるとは思って無かっただけに、驚きとか何でとか色々ゴチャッとしちゃうの頭の中がさ?でもやっぱり何よりも言いたかった最初の言葉。
それを呟く所から小説自立てでお届けしますねぇ。
「……お帰り………キュヒョナ……」
誰よりも先に言いたい言葉。大切な相手を出迎える、大事なその言葉を震える声に乗せてイェソンはソッと小さく呟いた。
その声にキュヒョンの笑う音が聞こえる。息だけで笑う、彼の独特の笑み。それは何時だって優しさに溢れていて、その音を聞くと何故だか心が落ち着けた。
『今日のお弁当も、とても美味しかったですよ?』
他愛の無いそんな言葉が何故だか酷く嬉しく感じる。だって、その声を聞けるから。
『でも、あれだけの量を毎日食べていると…僕はその内太るんじゃないかと思うんです。』
優しく耳を擽る声が心地良さを呼ぶ。
『僕が太ったら、責任取って貰いますよ?』
声の響きだけで判る、心の優しさ。
『………貴方の声……聞かせて下さい…』
黙ったままのイェソンに、キュヒョンはそう静かに告げて。
苦笑の息が漏れ聞こえてくる。
だって……もっと聞いていたい。
『貴方が僕の声を聞きたいと思う気持ちと同じだけ。』
僕だって、聞きたいんですよ……?
「………お弁当…美味しかった……?」
もう聞いた筈の答えをまた求めてしまうのは、他に何を言っていいのか判らなかったから。
『……貴方の想いが込められていて…とても美味しかったです…』
先程とは少し違う言葉に、イェソンの心が少しずつ。
「………いっぱい、作った……」
沢山作り過ぎだと言われた言葉をそのまま返して。
『……貴方の想いの量を、増える分だけ毎日沢山感じられる……』
優しい優しいその言葉は、緩んでいく心を打ち震わせて。
「…………ふと……っちゃう……?」
太ったらどうするのかと言われた言葉にそう返したら。
『………貴方の愛で太るなら……僕はソレを、受け入れます…』
「……………ッ…」
瞬間的に零れた涙に唇を噛み締める。
泣かないと約束したのに。その約束を破って昼間泣いてしまったけれど、それでもキュヒョンの前でだけは泣くまいと心に誓った筈なのに。
『………いいんですよ…泣いて……』
唇を噛み締めたまま嗚咽を耐えるイェソンへと、優しい言葉が囁かれる。
それはまるで秘密ごとを囁かれているような、そんな感覚。
『僕が流させたく無いのは……痛みのある涙です。』
でも、今の涙は嬉しさから来る涙でしょう?
『だから……その涙をもっと……』
僕にください。
もっと泣いていいのだと。自分を想う気持ちで流す涙なら、幾らだって受け止める。だから泣けと……キュヒョンはそう言って笑うのだ。
「………っ……す、き……」
『………ええ…』
「………大すき……」
『………僕も、愛してます…』
言葉の分だけ涙の量が増えていく。
単純な言葉の羅列。それでも伝えられる想いは、その短い羅列に深く大きく乗せられる。
毎日を過ごしていく中で、気持ちを伝え合う事は大切だと思う。
だけどそれは近くにいれば何時だって出来る事。相手がいる事が当たり前となり、その相手へと想いをいつの間にか求めてしまう。
だから気付かなくなってしまうのだ。求める事よりも与える事の大切さに。
そして周りの想いにも。
「俺ね……皆に、貰ってた。」
好きだから、一緒にずっと過ごしていたいから。その相手だけを見つめていたけれど。気付いたのだ……
「守って……もらってた……」
言葉では無く、見守るという形で。
それを忘れてただ一人を見つめている事の、気持ちの狭さにも。
「まだね……きっと、ダメだから……」
気付いた事に感謝をしても、今キュヒョンを目の前にしたら。
きっと前と同じように彼だけを求めてしまう。
それは自分の世界を縮めるだけの行為に過ぎないから。だから……
「愛してるから………待ってて…」
『………その想いだけで…僕は一生貴方を待てる。』
伝えられた言葉にイェソンはまたハラハラとその瞳から涙を流して。
久しぶりの声とその心に、至福の笑みを静かに零した。
※Twitter用なので少し短めなお話ですがどーでしたでしょうか?
急いで書いたモノなので、少し内容は薄いかもしれませんが…
二人の学んだ部分や、声だけでも嬉しいとか。一つ一つの言葉の大切さと人を想う心を感じて頂けたら嬉しいです。
って……やっぱり正きもの二人はこう甘くないとなぁと書いてて思った私が一人(笑)
Android携帯からの投稿