さて。復活そうそうギュイェ先生パロ⑰載せちゃうよっ!!
本当は正きもの続き載せたかったんですけどね?

まだまだそこまでは、浮上出来て無いというこの体たらく(笑)
なのーで。Twitterの方で連載してるギュイェ先生パロを抜粋してお届け致しまーす!!
え?内容判らない?いやぁソコはアレですよ!
……ググるとツイショが覗けますっ(おまっ
なのーで気になる方はツイショを検索という形で!!←無謀過ぎる


さてさて。
今回はどーしても書きたいジョンウン先生がキュヒョン先生に我儘聞いてもらうって珍しいパターンをお届け致しましょう。
普段は年上?らしくキュヒョン先生の我儘聞いてるジョンウン先生。
でもね、彼だって我儘言いたい時もあるんです。

だって、お互いに惹かれてるから。

好きな人にしか強請れない我儘、ありますよね?
まだ付き合ってもいない二人ですけど、きちんと心は通わせてるって姿をお届けしましょう。
という訳で行きましょーっ!!

今回も勿論小説風味だよっ!だって凄く書きたかった内容だからね皆読む準備はおっげーーー!?(某ネイティブ氏口調でw)OKだよ関係変わってく二人をガッツリ見届けるさーって可愛いジョンウン先生求めてる方はどぞっ!!






キュヒョンの家。
ワイングラスを二人で傾けている最中にカプレーゼが食べたい。
突然言い出してキッチンへと向かったキュヒョンに、ジョンウンはソファの上で大人しく待っていたのだが。中々戻って来ない事に少し首を傾げる。
恐らく他にも作っているからなのだろう。次の日が休みという訳では無いが、偶にこうしてキュヒョンは手の込んだモノを作りたがる。そうなると何時も放置状態なのだが、それでも自分に食べさせたいと作ってくれていたりするのが判るから。
だから何時もは黙っているのだけれど。


「………先生、まだ……?」


ポツリ呟いた声は広々としたリビングに消えていく。
キッチンまでは届かないその声。返事が無いままのキッチンへと目を向けて。手近かにあったクッションをキュッと抱き締めた。

(………食べ物なんて……いいのに…)

抱き締めたクッションへと顔を半分埋めて、恨みがましい目を向けてみても当然姿の見えない相手に伝わる訳もなく。
今日は仕事で少しトラブルがあり、それに時間を取られて普段よりも割増で疲労が体を侵食していた。
だからだろうか?そんなに量を飲んでいないのに、何だか酔いが回っている気がする。だからきっと、そのせいなのだ……

こんなにも……淋しいと思うのは…


ジョンウンは一度深く息を吸って。
吐き出すと同時に、心のままに求める相手の名前を口にした。


「………キュヒョナの、バーーーカっ!」


「…………はい?」


届いた声に驚いてキッチンから顔を出した姿は、何処か幼さを含んでいる。
そんな顔に惹かれてしまうのも、きっと酔っているから。

「今……何て言いました?」

掛けていたエプロンを取り払う姿に変な男の色気を感じる。
巻くっていた袖はそのまま、僅かに首を傾げて近付いてくる姿をボンヤリと眺めながら。

(……こんな姿……他の誰も、知らない……)

思った事に何処か優越感が含まれている事にも気付いている。
でも、それには無視を決め込んで。

「さっき、僕にバカって……言いました?」

ジョンウンの目の前。ピタリ足を止めて、ン?なんて見下ろしてくる相手をクッションを抱き締めたまま暫く眺めてから。


「………だって……俺、一人……」

そのまま恥ずかしさからポスンとクッションへと顔を埋めてしまった姿に、キュヒョンは僅かに目を開いた。
淋しいと言っているのだ、彼は。普段は伝えて来ないその言葉を、こうやって彼なりに伝えてくる姿は珍しい事。
それでももう少し求めて欲しくて、キュヒョンは態とらしく息を吐き出す。

「今、ポテトサラダを作ってるんです。」

サラリ髪を撫でてやると、ピクリと動く肩。

「もう少しで出来るんですけど…」

告げてやれば、緩く頭が振られて。

「………待てない?」

仄かに赤く染まった耳のラインを指で辿ってやると、体を一度震わせてから。

ポンポン。

顔は隠されたまま。横向きに座っていたジョンウンは、その自分の後ろを軽く手で叩いて。

(………この人………可愛過ぎ…)

小さな甘え。
座ってと。料理なんてどうだってイイ。
今は傍に居て欲しいのだと。
言葉では伝えられない、彼の甘え。

「……仕方ありませんね…」

ヨイショと真後ろへと座って未だクッションへと顔を埋めたままの体を引き寄せる。そうして後ろから抱き締めてやれば、胸元へと掛かる体の重みが増すのが判った。

「今日は大変でしたからね……」

剥き出しのままの耳元へと唇を寄せる。
今日起きたのは、保護者からのクレーム。それはジョンウンに対してのモノでは無くて、他の教師へと向けられたモノだったのに。
理不尽なその理由にジョンウンは、その性格のせいなのだろう。
自分が請け負うと言って、延々保護者と相対した。
緩く流して謝れば済む問題だった。だけど、彼は理不尽な事はキチンと解決しなければならないのだと。

だから疲れてしまった、その心。

「よく、頑張りましたね…」

最後は保護者も納得をしてくれた。其処に至るまでを傍でずっと聞いていたのだ、キュヒョンは。
だからこそ、判るその負担の大きさ。
細心の注意を払いながらの言葉は教師の鏡と言っていいかもしれない。
彼が皆に好かれるのは、そこにも起因しているのだろう。

「でも……少し、頑張り過ぎです…」

抱き締めた体を優しく撫でてやる。
そうすれば、やっと顔を上げたジョンウンは僅かに瞳を潤ませていて。

「………俺がした事は……正しかったのかな…」

「………ヒョン…」

間違った事を正すのは必要。だけど、時にソレは人を傷付ける行為にも成りうるモノ……
だからジョンウンは、こういった出来事の後は何時も心がさ迷う。

「間違ってるって思うのは……俺だけなのかもって……」

本当の答えなんて、判らない。
何が正しくて、何が間違っているのか。
だけど理不尽だと思った心のまま動いた事に後悔は無いけれど。

「あの人は本当に…納得、したかな……」

ソコが一番の引っ掛かりだった。毎回の事なのに、そこだけはどうしても自身の持てない部分。
だから、こうした時は酷く人肌が恋しくなる……

「……もっと……」

もっと強く抱き締めて欲しい。
不安すら吹き飛ばす程の、その温かさを感じたい。

求められた事にキュヒョンは無言のままその体を強く抱き締めて。

「………僕は……納得しましたけどね…?」

ジョンウンの言っていた事を肯定する訳では無く。
だけど、ソレに自分は納得出来たのだと。
少なくとも自分は間違っていたとは思わないと、それだけを伝えて。

そうすれば、見上げてきた瞳が仄かに柔らかくなるのが判った。

安堵からのその表情が嫌に幼さを含んでいて、心を擽られる。
だけど今彼が欲しいのは……きっと…


「………アレ……して?」


やっぱりと思うその言葉。
コトリ首を傾げる姿は誰もを魅了して止まない彼の癖の一つ。
それを二人きりの時に見せる頻度が増している事に、きっと彼は気付いていない。

「………して欲しい時は……どうするんでしたっけ…?」

見上げてくる瞳を覗き込みながら、その目元を擽るように撫でてやると。
一度プックリ頬を膨らませてから。


「………キュヒョナ……聴かせて…」


そのままネコのように擦り寄りながら、甘く唇を寄せられて。


「…………良く出来ました…」


フッと微笑む姿にまた瞳が囚われる。
これも、酔ってるからだと……思いたい。


「ご褒美ですよ……」


そう言って奏でられたのは、優しく何処までもジョンウンの心を救い上げる……想いの歌。

人を想う心を描いた、優しい全てを包み込む歌。

誰が歌っているモノなのかも判らない、だけどジョンウンにとってはこの世で一番大切な、その歌。


仄かに歌い上げていく声に耳を澄ませる。
優しい言葉や、慰めの言葉などでは到底適わない。
大好きな歌。
その歌をキュヒョンに歌ってもらうだけで、安らげる心を感じる。


何時からだろう?
こうして歌ってもらうようになったのは……

優しい声音に耳を傾けながら、ボンヤリそんな事を思う。
こういう関係になってから暫く経ってからの事。
アレは確か、やはり何かで酷く落ち込んでいた時…

キュヒョンは何も言わずにただ抱き締めて、この歌を静かに歌ってくれた。

その歌声を最後まで聴く事無く、気付いたら朝を迎えていた。

それからだ。こうして心が落ちた時に、歌ってくれるようになったのは……


「………キュヒョナ…」

歌うその声に被るように声を掛ける。
どうしようもなく惹かれる、その歌声を聴きながら。

「…………ありがと…」

止められない想いはまだ胸に閉じ込めたまま。

「この歌…………すき…」


本当は、初めてその歌声を聴いた時から心が惹かれていた。

強引な態度に困ってしまう時の方が多いけれど。
それでもこの歌声を聴くと、全てを受け入れてしまう程に…惹かれて止まない自分の心。

だから、誰にも本当は聴かせたくなんて無い。
でも、自分が聴いていたいから……


「…明日の…音……楽の、授業………また…」


歌って……?


最後の言葉は寝息に消えてキュヒョンへは届かない。
それでも、その想いは確実に届いている。


「………貴方が、聴きたいなら…」


静かな寝息を立てて、自分の腕の中で眠るその顔を覗き込む。
帰宅してからずっと寄せられていた、眉間の皺。
それが跡形も無く消えて、幸せそうに。

僅かに微笑んでいるように見える寝顔に小さく笑みを零して。



「………おやすみなさい、ジョンウニヒョン……」


良い夢を……


上向かせて、軽くキスを贈って。


サラリ滑らかな頬を撫でながら。
作る筈だったポテトサラダ用のじゃがいもの皮は、きっともう乾いている。

「皮……剥けるかな……」

そんな幸せな悩みをポツリ呟いて、腕の中の愛しい存在を。
優しく深く、抱き締めた。








※さて。どうでしたか?先生パロ。
これで興味を抱いて下さった方は凄ーく心の広い方だと確信致しますよ私は!!
こんなチラホラでしか出せない二人をお許し下さいだってホントにこの二人エロいっ←なら抑えろよ

激甘に飢えてらっしゃる方には仄かな甘さで丁度いいかと(笑)
そろそろこのお話のタイトルも決まると思いますので。
そしたら、もしかするとこのお話。
違う形で此方で連載する……やも?(先生パロのもう一つの形的内容で!
その時は温かい目で見つめてやって下さいませっ




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