皆様ご機嫌麗しゅうっ!!(はい?
さぁさぁ今回はXmasという事で!!そうなるとこの二人が黙ってはおりませぬよエエってなもんでやってまいりましたギュイェXmas編っ!!←

とーは言いましても、今回は時間の都合上という名目の自分に甘い作りになった語り口調でお送り致しますので普段のお話とはちょいっと違う風味やもしれませぬが。あ、Twitterではやっております故慣れた方は柔軟に読めるかと(笑)しかも今回は段階踏んで幾つかの終了したお話と現在進行形のお話をXmasと託けてお送りしちゃおう企画っ(ヒューッドンドンドンッパフッ


もしかすると、Xmas内に全ては書けぬやとしれませぬが。もしお暇な時間がございましたら様々な彼等を覗いてみて下されば幸いです。今回は私からの、Xmasプレゼントとして上げていきます故(他に何も出来ないw



それでは参りましょうっ!!ホントは一話に全てのギュイェ書こうと思ったんだよ!でも無理だったから今回は【正きも】オンリで突っ走りますXmasなだけに甘~い二人が覗きたいっ!勿論胃薬片手に準備万端だよってXmasケーキよりも甘さを味わいたい方はどぞっ!!(因みに今回、全て語り口調ですので悪しからず












【特別Xmas編・正きもギュイェの場合】



何時もの様に仕事を終えて今日はクリスマスだからって事で新居として充てがわれた家へとご帰宅な旦那様ことキュヒョンさん。結婚して早一年は経ったもののやっぱりこの二人はアレです何時でも何処でも傍迷惑な程ベラボウに甘い雰囲気醸し出しておりますよっ←

「おかえり、キュヒョナ。」

「ただいま帰りました。」

なーんてお互いニッコニコでハグハグほっぺにちぅ!とかしちゃいますよその内甘過ぎてドロッドロに溶けたとしても知らんぞってな話ですな(どんなだ

んでで。今宵はクリスマスだからってぇ事でぽややん兄さんはアレです早く早く~!なんてちっこい手で旦那様のお手々グイグイ引っ張りつつリビングへと連れていく訳ですよ頑張って作ったご馳走をお披露目したいんですよね相変わらず可愛いなぁホントに彼ってアラサーですか?←

「今日は何時も以上に美味しそうですね……」

沢山頑張りましたねって未だニギニギ離されない手に此処で優男さん。兄さんを落とした最大最強の微笑攻撃発動ですっ!もうやだそんな笑顔向けられたらばほらっ!兄さんモジッとしつつもチラっと旦那様の顔見つめちゃってますがなそのホッペの赤さをも少し制御してみようか?(出来ません

「あと……これ。」

ホッペの赤みを隠す様にプイッとかしちゃってますけど兄さんアータ……それもう手遅れだって嗚呼気付きませんよね一年経っても何このお子様っ!?(禁句です
んでで。テテテッと大きなソファの裏に行ったと思ったらーば。ハイ、出てきました兄さんからの旦那様へのプレゼント登場っ!!

こりゃアレです皆様ご想像くださいませアノ!ア・ノ!!テケテケ兄さんでございますよどんなプレゼントを用意したかってそりゃもうバカみたいにどデカい銀の紙包み?はたまた可愛らしいピンク色したリボングルグルプレゼント箱?

ノンノンっ!(は?)皆様………今回の兄さんは一味違いますよ……って……あれ?【正きも】でクリスマスとか書きましたっけね私?←最早末期な記憶喪失
ま、そこは置いとくとしてです(待て
今宵の兄さん(あ、読んだ時間は関係なくこの二人の時間は月が輝く魅惑な夜ってぇ事でっ)が用意したのは薄水色の、小ぶりな一つの紙包み。

「用意しなくてもイイと言ったのに……」

プレゼントなんて要らないよーってね?優男さんは言ったのですだって愛しの奥様からの極上な料理と笑顔があれば他には何も要らなっ(毎度ながらの優男度発揮

「だって、クリスマス。」

クリスマスには、大切な相手へとプレゼントを……
そんな風習が何時から根付いたかなんて、知らない。だけれどそんな理由に託けて、この日ばかりは何時も言えない『ありがとう』を形として。
口下手な兄さんからのそんな心をやっぱり旦那様は違えず読み取る訳ですね流石は優男っ!裏切らない男、それがキュヒョンとでも二つ名付けてみましょうか?(要らんっ

「……ありがとうございます。」

苦笑に近い、でも嬉しさを全面に押し出した笑みを見せつつキュヒョンさんはソレを受け取って。見て見て~なんて目線にハイハイ今開けますからね?ッていい加減旦那様に着替え位させたれよ兄さん……
とまぁそんなこんなでご馳走冷め冷めな中、キュヒョン氏はその紙包みをカサカサ開くのです随分軽くて薄いけれど一体何が入ってるのかなー?とはやはりというか、心の声。

「………………………………………えー………と……」

綺麗に綺麗にラッピングを外して。お目見えしたソレに、ハイ……キュヒョン氏は一瞬フリーズしますよエエそりゃもうあの数字に強い彼ですら弾き出せない難問の如くっ!手の中のモノを無言のままたっぷり見つめて。それでも理解し難い【ソレ】にアノ!!キュヒョンさんが普段の兄さんの如くコトリ首を傾げてニッコリ笑顔のまま兄さんへと無言の質問。

[これは………………なに……?]

しかしかーしっ!そこはアレです天然炸裂ぽややん兄さん。同じ様に……だがしかし確実に可愛さ倍増なコテリ返しで応戦ですっ!!って何してんだこの二人……←
拉致があかないだろう兄さんへの無言の問い掛けに当然キュヒョンさんの方から折れますよね。

「あー……と……もう片方がね?無いと……」

これは使用出来ないでしょう?そう言おうとしたのに。

「それは、キュヒョナの分。」

「…………………は?」

最早謎解きですよ誰か此処にコ〇ン君でも呼んでやってくださいませアノ【見た目は子供!頭脳は大人っ!!】な例の彼です謎解き専門の彼ならばっ!ってぇそんな事を思う位にはキュヒョンさんの脳内へと???マークが躍っておりますよ毎度ながらに大変だねぇ彼……←他人事

「それ、ベットの横に下げるの。」

ほわわん口調でそんな事を口にして。ほら、これが俺の分。言いながらやっぱりソファの上(キュヒョン氏からは死角です)に置いてあったモノを持ってきた兄さんは微妙に照れておりますよだってソレが今キュヒョン氏が持ってるモノと全く!同じモノなのだから!!そうですお揃いですしかしながら皆様もうお気づきでしょう兄さんが嬉しそうに差し出して、しかしアノ!キュヒョン氏ですら固まったその品を………



「……………【アレ】を入れてもらう、靴下……ですか………?」



違うと言って欲しい。いや、目前の相手と出逢ってから長いこの年月。一度としてそんな素振りは見せられなかったのだきっと何かの勘違いだろうそうだ幾ら天然ぽややん星人だろうと(確実に失礼)この年齢で【彼】を信じている訳……

「これにプレゼント、入れてくれるって。」

ホワン………それはそれは嬉しそうに微笑んだ兄さんにキュヒョンさん、一拍置いてクラリ眩暈を起こしましたよそのまま床へとコンニチワしそうだったけーどもソコはあの優男氏ですから?踏ん張って天を仰ぐに留めましたさやっぱりアータは最強だっ(オイ

兄さんの主張を聞けばこうです。クリスマスの今日。事務所に用があり出向いた先でバッタリ奇遇にも事務所の会長、イ・スマン氏と出会ったらしく。
そこでどういう流れかサンタクロースの話となり。

『煙突が無いから今まで彼が来なかっただけだよ、イェソン。』

当たり前の如く会長はそう言い放ったのですよ確かに今まで自分は煙突のある家には住んでいなかったけれど。プレゼントを貰っていた子供の頃から成長し、実はそれが自分の親からの贈り物だったのだと気付き【サンタクロース】は存在しないのだと。そう認識していた兄さんはです。

『大人になると不確かなモノを確かなモノとは位置づけなくなる。しかしそれは、ただ視野を狭めているだけかもしれないよ?』

【彼】は……【サンタクロース】はだから存在するんだよと、兄さんは会長殿からニッコリ笑顔で言われてしまい。
そりゃウチの純真無垢な兄さんがですよ?
………信じない訳、ないでしょーよ会長アナタは一体兄さんに何がしたいんだってなモンですがソコは聞かない知らないないっ(待てコラ


「煙突は先生からのプレゼント。」

この新居には元々煙突というモノが無いのでございます。だけれどサンタクロースに来て欲しいなら、作らないとね?なーんて会長の粋?な計らいで煙突をクリスマスプレゼントとして贈られた兄さん。

優男さんへと贈ったプレゼントは、だからそのプレゼントを貰う為の大きめな靴下だったのですよ勿論お揃いとして兄さんの手には同じ靴下が握られておりますまさかプレゼントがプレゼントを入れる為の靴下だとはっ!!

今までの中でも上位に入る兄さんの突飛な行動言動に、内心冷や汗と会長へのココでは書けない(笑)想いを胸に抱きつつ。嗚呼だから帰宅した時に屋外ライトとトラクターやら何やらの工事器具らしきモノが庭にあったのかとボンヤリ思うキュヒョンさんもも少し早く気付こうかって所なのですが。

キラキラお目々で一緒にベットの横に下げよう?そんな瞳で見上げてくる兄さんにまさかソレは会長の戯言だなんて言える訳もなく……(兄さんのキラキラお目々に弱い盲目地雷到来っ


「……サンタクロースはね?とても忙しい方なんです。」

「……キュヒョナ?」

ソッと靴下を持つ兄さんのちっさなお手々をユルリ握って。

「【彼】を待つ世界中の子供達に、彼は色々なモノを時間の許す限り……贈り届ける。」

そんな静かな問い掛けに、兄さんはコトリ首を傾げた後で無言のままコクリ頷きますよやっぱりこの人アラサーじゃない……

「そんな彼に僕達の様な大人がプレゼントを……とね?強請ったら……どうなると思います?」

キュヒョンさんの言葉に兄さんは暫し黙った後で、ジィッとキュヒョンさんの目を無言のまま見つめる訳ですその瞳は先程よりも光が弱くなっていて。

「そう……僕達へのプレゼントを得る時間と、此処へと立ち寄る時間が増える。」

優男さんは言うのです。もし自分達のプレゼントの為に、夜明けまでの時間が減ってしまって。そのせいで誰かプレゼントを受け取れぬ子供が居たとしたら……?
朝、靴下の中を覗いて。ソコに何も入っていなかったとしたら………

「僕達大人は、手に出来るモノが子供達よりもね?多い。」

自分の意識で動いて得られるモノが、沢山ある。
それは大きなモノから小さなモノまで……様々であり、手に入れられないモノだって……それは大人になっても得られぬ事だってあるけれど。

「彼が来てくれると信じて願いを込めた子供達に……僕達のせいでソレが贈り届けられないなんて………ソレは……」



貴方はソレでも【彼】からの贈り物を欲しいなんて………



「その【時間】をなんて………思いますか?」



「…………………思う、訳…………ない………」



クシャッと顔を歪めてポツリ呟いた兄さんに、優男さんはやっぱり苦笑のまま泣かないで下さいね?なんてその頬を優しく撫でて。
兄さんは信じる事を忘れたサンタクロースという存在にワクワクドキドキしただけで。何が欲しいだとか、そんな事を思っていた訳じゃない。ましてや誰か他の人への時間を欠いてまで、プレゼントが欲しかった訳じゃないのです。

ただ………同じドキドキワクワクを大好きな大好きな旦那様と感じたかっただけ………



「俺………も、いらない………」



キュッ。優男さんの胸元を小さなお手々で握りながらその胸元へと顔を埋めてくる兄さんに、キュヒョンさんは極上な笑みと共にその身体を抱き締めますよ勿論リビングでの料理も冷め冷めなこの状況ですけどもこんな夜に煙突なんてブチ建てるってぇご近所迷惑を食い止めた優男さん……もとい男前な旦那様はお腹が空いていようとも今は奥様を笑顔にする事に真骨注ぐのですっ!!

「プレゼント………ない。」

ワクワクドキドキをプレゼントした兄さんのソレは、もう意味を成さない。でも誰かのプレゼントを失くすプレゼントならば、そんなのは贈りたいとなんて……思わない。だから、ゴメン………

そうプレゼントを用意出来なかった事への涙を流しそうになる兄さんに、優男さんはこの日最大限の男前度をプレゼント。



「僕はね?貴方と来年のこの日まで……共に過ごせる時間が………欲しいです……」



「……キュヒョナ………?」



「そうしてまた来年………次のクリスマスまで、貴方と過ごせる日を………贈られたい。」



ダメですか?



そんな風に優しく優しく。穏やかに微笑んでくる旦那様に、奥様こと兄さんが頷かない訳はない。ですよね?皆様………



「………わがまま…」

耳まで真っ赤にしながらその胸にグリグリ顔を埋める兄さんにクスクス笑みを零しつつ。

「僕は貴方になら何時だって、我が儘なんです………」



だからその最上級のプレゼントを………

そんな風に優男らしからぬオネダリと共に緩やかに上げられた顔。
添えられた指が外から帰ってきたせいか冷たくて、そんな冷えた指を温める様に。



兄さんはその指へと自らの指を絡めて約束の証をと、静かに緩やかに………唇を寄せた……って形でこの二人のXmas話はこれにて終了ーーーーーーーっ!!!!






※お久しぶりの【正きも】は語り口調ですけどもこんな形で日常を綴るのも偶にはイイかなぁと思ってみたりたり←唯我独尊一直線

読んでくださった皆様。ちゃーんと胃薬お飲みになりました?私は絶賛胃もたれちぅにて次のお話はもう暫しお待ちをっ(こんなに長くなるとは思ってなかったパターン(痛