さてはて宣言通り、Xmasという事で【特別編・偽装愛バージョン】をお贈りしたいと思います!!ってプレゼントと託けた自分本意なお話なのですがー(笑)
皆様の元にはもうサンタさんは現れましたか?朝起きて枕元へとプレゼントが無くても泣かないで下さいましね夜は長い様で実は短い(え
とまぁソレはさておき。久しぶりな【偽装愛】でしかも語り自立てなので感覚掴めているかは甚だ疑問なのですがー……
時間が空いて暇を持て余しているという方は、チラリ覗いて頂ければ嬉しいです。
それでは参りましょう!!久々ココの二人に会いに来たよっ!落ち着いた筈の二人だけどもその後もやっぱり気になるっイチャりつつの強気兄さんとソレに苦笑な鬼畜ギュ様の現在や如何に!!と野次馬的思考でチラチラしちゃいたい方はどぞっ!!(どんなだソレ
【Xmas特別編・偽装愛の場合】
やはりというかこの二人のXmasはアレです二人が一年の大半を共に過ごしキュヒョン氏が購入しちゃっていたアノ!例のホテルで待ち合わせですよ色々と想い出深い場所ですねぇウン。
「おかえり。」
「ただいま……ヒョン。」
っと此処では珍しい兄さんからのお出迎えでございます【偽装愛】って兄さんがキュヒョン氏を迎えるの少なく感じるんですがコレは気の所為?(知らんっ
着ていたスーツ(仕事着買取りそのまま帰宅)のボタンを外しつつ部屋の隅へと目を向ければ。ホテルのスタッフがわざわざ飾ってくれたらしいクリスマスツリーへが目に止まり。キュヒョン氏はスゥッとその目を細めます此処でクリスマスツリーを見たのは初めてなんですよ実は。昔ギクシャクしてた二人の雰囲気を読み取って、敢えてスタッフが飾っていなかったソレ……って此処のスタッフ優秀だな(笑)
「また随分と大きなツリーですね……」
高い天井にテッペンの星が掠るんじゃないかってな位にはデカイそれに何だか苦笑しちゃうキュヒョン氏は、恐らく苦労して運び込んだだろうスタッフ達に後で差し入れせねばとか思っております人の事を考えられる余裕が出来たんですねぇ昔とは大ちが(黙れ
「後で食事も持って来るらしい。」
頼まなくてもそういった事をサプライズの如くやってくれるスタッフとは兄さんもう友人の様な関係築いております流石天性の愛され兄さんっ←
「ここの食事、好きですもんね……貴方は。」
言いながら首元で窮屈に絞めていたネクタイをクイッと弛めて。帰宅してから今の今まで座り心地の良いソファへと優雅に腰を下ろしたままの兄さんをチラリ見遣れば。何時も以上に不敵な笑み(待て)でキュヒョン氏を見つめてる瞳とかち合う訳ですそうなるとアノ!キュヒョン氏ですよ?
兄さんに手を出さない訳が無いっ!!(コラコラ
「食事を先に頼みますか?それともシャワーを一緒に浴びるか……後は……」
ってオイオイそれって『食事にする?お風呂にする?それとも……』なベター過ぎる流れじゃございませんか何時からアータはそんな事を言う男の子になったのキュヒョン氏っ!?
ソファへと腰を下ろしたままの兄さんを閉じ込める様に背もたれへと両サイドに手を置いて。その顔を覗き込む様に顔を近付ければ兄さんはあの妖艶な笑みを口元へと零してです。
「勿論………食事。」
グイッと垂れてたネクタイを引っ張りつつそんな事を口にして。一層近付いたキュヒョン氏の唇を緩やか且つ色気ある視線と共に軽く塞いで。そのままキュヒョン氏の唇を唇で甘噛みしてトンッと胸元押して離すってぇ新たな色気攻撃仕掛けてくる兄さん貴方いつの間にそんな技を覚えたの!?←どんなだ
「食事……ねぇ………」
兄さんのキスの仕方にまるで自分の唇を食べられた様な感覚に陥るキュヒョン氏は最早末期でございます近頃ヤラレっぱなしな彼は絶賛鬼畜度行方不明中っ
「って……それ、なんです?」
熱くなりそうな身体抑える為にジャケット脱ごうと肩まで下ろしつーつ。ソファの横へと置かれた黒い大きな紙袋へと目を止めて。気持ちが繋がって共に二人だけで暮らすようになってさ?此処の二人も一年が経とうとしている訳ですよ。そんな中で小さなプレゼントは兄さんから貰ったりはしたんだけども、服が五、六着は入るだろう大きな袋でのそういったモノは貰った事がナイのですクリスマスはワインを贈るとも宣言されてたしね?(宣言とかどんだけだ
だからと疑問に思って声を上げたんだけれども。
「前に言ったろ?ワインを贈る、って……」
未だ崩れぬ微笑みに、この時初めてキュヒョン氏は気付きますよ兄さんのアノ!!恒例静かなるお怒りモードっ(出たこのパターン
ジャケットを肩まで下ろした姿勢のままピタリ静止しちゃってるキュヒョン氏完全無視な形でガサリ袋から一本目のワインを取り出しますよその動きが実に優雅で嗚呼やっぱりこの人の動き一つも見逃したくないなぁとかボンヤリ思っちゃうキュヒョン氏ってば気付いてますかソレ【一本目】!のワインですからね!?
「食前酒には、白の方がイイだろ?」
コトリ目前の低めなテーブルに置いたのは甘口の白ワイン。見た目からも高そうなソレにもキュヒョン氏が動く気配はございませんよだって今の彼は見事に思考が停止中っ
「これは前菜に合うと思って決めた。」
言いつつガサリ袋から取り出したのは、またまたお高いだろうラベルのボトルワイン。白で軽い口当たりのモノだが先程よりも甘さ控え目のモノ。
「これは魚には微妙に合わない気もするけどな……白ばっかりじゃ飽きるだろ?その後にくる肉料理には当然、赤しか合わない。」
コトリ、コトリと二本のボトルをテーブルへと置き。
「食後のデザートは甘いだろうから、ロゼにした。スパークリングだから甘さを丁度温和させてくれる。」
ゴトっ。置いたのは大きめなボトルワイン。スパークリングだろうと何だろうとアルコール分は優しさ抑え目ですよね兄さん?
「デザートの後は………口直しのシャンパンを、二人で……」
最後に取り出したのは、恐らくこの中で一番高いだろうシャンパンでございますよ【二人で】なんて珍しい事言うなぁとか思うけども出したワインの総数が恐ろしい上に一つ一つをわざわざ食べるモノと一緒にとか決めて出してくる辺り何だか穏やかじゃあ無さ過ぎです。
「…………ジョンウ」
「お前なら、食事を滞りなく済ませられる……だろ…?」
暗に食事の流れを絶やす事無く充てがわれたワインを空にしてだ。次の次のと全てを飲めよとおっしゃっているのでございます我等がジョンウン様は……
不敵な笑みだけれど、いつの間にやらその瞳は笑っておりませんよね最初のキスはゴングの合図と受け取って下さいまし走り出したら止められない止まらないっ!なあのお菓子と一緒な兄さんやっぱり貴方が一番の鬼畜様でございます!!
「……………ボク……コンドハナニヲ、シデカシマシタ……?」
やっっっっと!!
呪縛が解けた様にギシギシと硬い笑顔を兄さんへと向けて。今度はって一体キュヒョン氏はどれだけ兄さんを怒らせたんでしょうね確実お仕置きモードな兄さんへと冷や汗ダラダラで問うてみてもだ。
「…………さぁ……何だろうな……?」
それはそれは妖艶に。誰もが見惚れる微笑みを向けて。全てのワインを飲み終わるまでは何があろうと絶対に教えてはくれないだろうお怒りなその理由。
きっとソレは、自分にとって嬉しい怒りなのだろうこんなにも過酷を強いる時は何時だって。
愛しい彼がその胸の内へと嫉妬という名の感情を閉じ込めている時だから。
なんて事を苦笑どころじゃない笑いでしっかり受け止めてしまうのですキュヒョン氏という男は。
惚れた弱み……にしては余りにも過酷だろうってそのお言葉は今だけ飲み込んどきましょう(え
クリスマスなのになぁとか、結構仕事頑張って来たのに。急いで此処へと向かったし、近頃鬼畜も発揮してないんだけどなぁ……
とまぁキュヒョン氏の諸々の思いは全て彼自身の内へと飲み込んで。ただ一言………
「頑張れるキス………くれるでしょう?」
「…………………仕方ないヤツ……」
兄さんの目前へと膝を付いて見上げながらのお伺い。それにはお怒りモードなアノ!兄さんでもねぇ………拒めませんよだって彼とてキュヒョン氏をとてもとても愛しております故。
仕方ないなんて言葉とは裏腹な、濃厚さを含んだキスを降り注がせる兄さんに。キュヒョン氏は敢えて身を委ねて好きにさせつつ。
クリスマスプレゼントにと買ってきた兄さんの指へと填める指輪はいつ渡せるだろう?
今日中には填めたいなぁ……
想いは未だ閉じ込めたまま。キスの合間に触れた左手の、その薬指をユルリ撫でながら根性見せますかと気合いを入れたキュヒョン氏が一人。
そんな二人の、隠す事の無くなった想い満ちる【偽装ではナイ愛に溢れたXmas】
※………あれ?兄さんがまたまた強くなっておりませんかコレ……?(笑)
やはりというか、語り口調だろうと静かな空気漂う感が見え隠れする【偽装愛】ですがお互い想いが通じ合っておりますからねぇ……
前とは確実に違う二人も、仕方ない!!←逃げたな
ココの二人はこんなXmasで丁度いいのやもしれませんねぇこの後確実に!ベットで泣かされつつ乱れ捲る兄さんの左手薬指に指輪填めてご満悦なキュヒョン氏ってな構図が予想されますが最後まで気付かず乱れ泣く兄さんの色香全開に填めたキュヒョン氏すらその事忘れて朝を迎えそうな……(んなバカな
これ、後日談で書いたら面白そう……←