鹿島が5位でいいわけはないが… | Yukki's BLOG

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栃木のアラフィフ サッカー狂。
鹿島と、長男が所属していたFC古河、羽黒高校サッカー部を応援。
長男:小山羽川SC #10・小山SS#10 → FC古河#35 → 羽黒#10 →UACJ小山#8 /
長女:ダンスloveのJK

来シーズンの「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021」出場圏内の3位フィニッシュに向けて最終戦のセレッソ大阪 戦に挑んだ鹿島でしたが、1-1のドローに終わり5位でのフィニッシュでACL出場権獲得はならなかった。
0-0のスコアレスで迎えた83分にセレッソ大阪に先制ゴールを許すも、90分にエヴェラウドがゴールを奪って追いついた鹿島はアディショナルタイムを含めて最後まで猛攻をみせたが、綺世のシュートがポストを直撃するなど勝ち越しゴールを奪えずチカラ尽きた。

ザーゴが新監督に就任し、エヴェラウド、ファン・アラーノという新外国籍選手を獲得、さらに永戸や広瀬、奈良といった実力者を移籍で獲得し優勝を狙うに相応しい戦力を整えたものの、ACLプレーオフの敗退で躓き、さらにリーグ開幕4連敗という前途多難なドロ沼で屈辱のスタートだった。

序盤はザーゴの目指すスタイルが浸透せず、鹿島にあるまじき下位を彷徨ったが、少しずつこれまでの鹿島のエッセンスを加えてそこからよくここまで立て直した。
終盤は、エヴェラウドと綺世のツートップを軸に、魅力ある鹿島のサッカーが観れたんじゃないかと思う。
ただ、鹿島はそれだけじゃダメなこと、タイトルを獲得してこそ鹿島、ということだけはつけ加えておく。
一応、ザーゴ1年目は及第点だと思いたい。

リーグ中盤からチームに欠かせない存在となった綺世と沖、
今日の試合後に2人が人目もはばからずに流した涙は、アントラーズという偉大なクラブのエンブレムの重さを理解している証拠。満男が引退して、鹿島に足りなかったものが戻ってきたような気がした。
そして今日の最後のエヴェラウドの執念の同点ゴールが、来シーズンへの道を照らしてくれるものだと信じたい。

さて、これでACL出場もなくなり、来シーズンはJリーグに専念できる。
リーグ制覇、リーグタイトル奪回あるのみ。
来シーズンは開幕からぶっちぎりでトップを独走し、「強い鹿島」をみせつけてほしいね。
そのために来シーズンに向けて、エヴェラウドと綺世のツートップを最大限に活かせるゲームをつくれるボランチ、得点力があり個で打開できる2列目の獲得を望む。


最後に、
今シーズンのチームMVPを選ぶなら、
エヴェラウドしかいない。
中国の金満クラブにセルジーニョを強奪され、セルジーニョの後釜に獲得したエヴェラウドだったが、嬉しいことにセルジーニョ以上の素晴らしい活躍をしてくれた。
18ゴールは見事で、通常なら得点王を獲得してもおかしくないが、今年はいかんせん怪物 オルンガがいた。
それでも18ゴールは立派だし、来シーズンこそ得点王を狙ってもらいたい。
しかし、エヴェラウドもまた、中国の金満クラブが金に糸目をつけずに数倍の年俸を提示して強奪しようとしているとの噂も…。
補強も大事だが、まずはエヴェラウドの引き留め、残留が最優先だよ、満さん。