表記のような舌を噛みそうな試合を、3月2日、3日と見に行きました。３日は駒沢第二競技場と我が家から１５分の地で、暖かく春のような陽気でした。今日と明日と勝てばこれまでなしえなかった関東女子リーグ昇格という快挙です。このチームはU-14と13の混成チームですが、、ここ3、4年で見て来たすべてのカテゴリーの中の最強チームです。言わばスフィーダ・ドリームチームと言ってもいいでしょう。
今日も立上り１分で先制点を挙げ、六人の選手が得点に絡み大量１２点で格の違いを見せつけました。川嶋コーチが気を引き締めるのに必死でしたが、どうみても劣るチームを相手に少し気が抜け相手の戦い方にはまってしまうのは当たり前で、翌日も試合があるので無理もせず、かといって一点を与えてしまったのはご愛敬ですが、横綱相撲が出来たのも収穫です。
翌日は氷雨降る最悪のコンディションで見ていても気の毒なぐらいの試合でした。ここでも１分に先制点を取り前半３-１の楽勝ムードでしたが、後半は目まぐるしく選手を入れ替えたので、いくら一緒に練習をしていると言っても、前半の流れるようなサッカーできず最後の１点を取られた後はヒヤッとするシーンもありましたが見事勝利を収め昇格を決めました。おめでとう、コーチや関係者を含め選手全員によくやったと叫びたいです。
とにかくこのドリームチームは、女子サッカーのつまらない固定化されたこぢんまりしたサッカーを打ち破り、ハーフは展開力とキープ力を持ち鋭いスルーパスも時折見せ、トップはスピードと個人技を持ち合わせ、センターバックの二人はクレバーで落ち着いています。何よりもセンターラインがしっかりとし、全体的に距離感がよく、テンポのよいワンツーを使った、しかも幅を持った攻撃は見ている者を唸らせます。なにしろ意外性があるのでハラハラドキドキ感は最高で女子サッカーでも夢を与えてくれと思いました。やはりどんなシステムを構築し、チームプレーと言っても個人の力が不足していては絵に画いた餅で、少し強いチームと当たるとストロングポイントを消され、次への課題という結果になります。今後どのように成長して行くか楽しみですが、これが将来のスフィーダの中心選手へと育つよう、チーム全体で考えていって欲しいと思います。昨今のU-18からの昇格選手が育たない現況を見て少なくとも大学の4年を考えてじっくりと育てる環境も必要と思います。期待しています。
そしてこんな素晴らしいチームを是非見に行って、応援をしてスカットして帰りましょう。
