古い話で恐縮だが、2月半ばのことである。
税理士事務所に出す申告書類をまとめないといけないので、オットには領収書を整理するように言ってあった。おっとはしばらく放っていたが、ようやく腰を上げたようである。
しかし、去年の売上を見てため息をつく。
そりゃそうだ。去年のオットはほとんど働いていない。もめまくった新しい仕事も、蓋を開けてみれば自分が思うような結果には繋がらず、ますます落ち込んでいる。
夕方になって「犬に飯をやったか?」と聞く。
あっ、昼は忘れてた。
そう言うと怒り、ワタシが買っておいた缶詰を開けて食べさせる。しかし犬が思うように食べてくれない。そこで「犬が嫌がっている。お前が買ってきた缶詰が安物でまずいからだ」とまた不機嫌になり、スーパーまで違う餌を自分で買いに行って、やっていた。
この日のワタシは習い事で出かける予定だった。
昼間は仕事をしていて、ざっと食事の支度だけして家を出る。そして帰ると、オットは相変わらず機嫌が悪い。
食事を出して食べさせ、犬には昼に食べなかった缶詰を再度やってみる。なーんだ、きれいに食べたじゃん。
オットのやり方が悪かったんじゃない?
この翌日も帳面つけで、オットの機嫌は落ち込んだまま。しかし気分転換なのか、このごろほとんど手伝わなかった夕食の支度に珍しく自分から手を出し、材料を炒めてくれる。
出来上がった料理がおいしかったので「今日のは良くできてるなぁ」と自画自賛すれば「オレの炒め方がうまかったからだ」と一人悦にいる。
けっ
ここから数日も帳面を付けながら低調の日は続き、あっちが痛いこっちが痛いとマッサージに行ったり昼寝をしたり。週末、久しぶりに仕事で出かけた日は、帰る早々そのへんのものでビールを飲む。食事の支度はまだしていなかったので、当てつけのようだ。まだ6時過ぎなんだけどね。
そしてワタシが散歩へ行って帰ってきたら、ストーブの前でガーガー寝ていた。
まだ午後7時半なのに。
あーイヤになるっ
結局、翌昼まで15時間ほど寝ていた。
このごろ、いろいろ事情があって断続的にしか睡眠が取れないのはあるんだが、それにしても寝過ぎ。世間では働き盛りと言われるいい年の男が、これでいいのか。見ていて情けなくなる。
そもそも、オットは去年の12月から生活費を1円も家に入れていない。生活費どころか、自分の携帯代や保険料、税金だって。(こういうお金は全て家の口座から引き落としなので、ワタシが管理している)
つまりはワタシの稼ぎがなければ、生活が成り立たないわけだ。
なのに危機感がなさすぎる。
売上がないと言って落ち込むぐらいなら、収入を得る術を自分で考えろよ。
ワタシの稼ぎでもってるんだから、ワタシが付き合いや仕事で出るときに不機嫌になるなよ。
ったく、偉そうに言うなら、しかるべき金を入れろ
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