フランスに村一番という看板の繁盛店のパン屋があった。隣にフラ
ンス一番と看板のパン屋ができたら、お客さんは、そちらにながれ
た。さらにまた片方の隣に世界一の看板のパン屋ができたらそちら
にながれた。村一番は窮地に立たされた。主人は、一計を案じた。
それから、両脇には、お客さんは入らず、真ん中の店は連日行列の
できる繁盛店になった。主人は、入り口はこちらと看板を書き換え
た。発想の転換により、ピンチをチャンスに変える逸話。迷子のす
すめ。阿倍 純章著より。