テニテニホレホレ -305ページ目

先週あったことなんかを(7.13)

アメリカ、ニューポートの大会。
Defending Champion のサントロがSFでクエリーに負けてしまった。
http://tennisplanet.wordpress.com/2009/07/12/photos-208/
引退までで唯一優勝できそうな大会だったのに、残念。

そして優勝したのはラッキールーザー。
第1シードのフィッシュが急遽棄権したことによってドローに入った世界181位の
Rajeev Ram.
http://www.atpworldtour.com/News/Tennis/2009/07/Spotlight-Rajeev-Ram.aspx
25歳のアメリカ人ということだけど名前からすると、インド?パキスタン?系なのかな?
なんと彼はダブルスでも勝って、ダブル優勝を成し遂げたそう。
自信をつけて一気にランキング上がってくるか、たまたまゾーンに入っただけなのか、
今後に期待。

ハンガリー、ブダペストの大会では、
地元20歳のAgnes SzavayがスイスのベテランPatty Schnyderに勝って、
キャリア3つ目のタイトルを獲得。
http://www.sonyericssonwtatour.com/page/LatestNews/Read/0,,12781~1720391,00.html
地元の応援の中優勝するって、格別でしょうね。
錦織クンが復帰してジャパン・オープンで優勝とかしたら無茶苦茶盛り上がるだろうなあ。

http://www.sonyericssonwtatour.com/page/Gallery/0,,12781~1718174,00.html?imageNo=19#picture
スウェーデン、バスタッドの大会では、
スペインのMaria-jose martinez-sanchezが優勝。
全仏で腕にぶつかって入ったボールを、ラケットで打ったと言って、
セレナに嘘つきだとボロカスに言われていた人です。
相手はこの日19歳の誕生日で、今年何回目?6回目?の決勝進出、
デンマークのCaroline Wozniacki。
ウィンブルドンでのクルム伊達戦でも18歳とは思えない落ち着いたテニスだった。
彼女はトップ5を脅かすとこまで成長できるでしょうか?

上記のニューポートの大会期間中、今年もテニス殿堂入りのセレモニーが。
今年はこの人、元祖Grunting(叫び声)モニカ・セレス。
http://tennisplanet.wordpress.com/2009/07/11/photos-207/
隣には同世代のメアリー・ジョーが。
今ではハンブルグのあの事件のことも冷静に話しできるようになったらしい。
想像を絶するトラウマになったと思うけど、よく復帰してメジャーとったと思う。
今で例えるなら、フェデラー、ナダル時代で、ナダルがフェデラーのファンに刺されるみたいなもんですからね。ああ恐ろしや。
でも全仏決勝でフェデラーに飛びかかって帽子かぶせようとした変人の侵入はいまだに許してる。
セキュリティーってもっと何とかならないんですかね?
http://tennisplanet.wordpress.com/2009/07/11/photos-207/
出たっ!この歯をむき出す顔!ボール打つ時もよくこんな顔してました。
当時、魔女見たいでコワ~(いまでも恐いけど)と思ったものです。

http://tennisplanet.wordpress.com/2009/07/11/photos-207/
インドのSania Mirza選手がビジネスマンのSohrab Mirzaさんと婚約。
なかなかの美男美女カップル。同じ姓ということは同じ一族なんでしょうか?
インドでテニス選手になる人って、やっぱり金持ちなんでしょうね。マハラジャの一族とかかな?

テニテニホレホレ
テニテニホレホレ
アナはちょっと薄着になってまだ彼氏を観戦中。
ちょっと休みすぎでは?ヴィーナス戦で棄権した足がまだ痛いのか?
もうひと花咲かせずに消えていきそうな、、、予感。

http://www.tennis.com.au/pages/News.aspx?id=4&pageId=11478&HandlerId=2&archive=false&newsid=5972
ドキッチがなんとフェデラーもかかった病気「モノ」にかかったそうな。
なんか次から次へと不幸がやってきますね。彼女。
せっかくいいテニス出来るポテンシャルあるのに、それを生かせる環境がなかなかやってこない。
オーストラリアでは活躍したけど、そのあとは少しバーン・アウト。
フレンチでは腰痛で、泣きながら勝ち試合を棄権。
厄介なオヤジはセルビアで逮捕され、縁切ってるのにインタビューは質問攻め。
今度はモノ、、、。
次に何があるか逆に楽しみになってくる<=不謹慎。
早く直してね!

デビスカップQF結果1

Rubber5までもつれ込んだチェコvsアルゼンチン。

ラバー1はベルディヒ対モナコ
Rubber 1
Tomas BERDYCH(CZE) def. Juan MONACO (ARG)
64,26,26,63,62
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11338&txtPlayerSearch=&txtTeamSearch=&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=3#mid
チェコのエースとして意地の逆転勝ち。

http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11339&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=1#mid
モナコも頑張ったんだけどね。勝ちきれなかった。

Rubber 2
Juan Martin DEL POTRO(ARG) def. Ivo MINAR(CZE)
61,63,63
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11390&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=2#mid
アルゼンチンのエース、デルポは貫録のストレート勝利。さすが世界5位。

Rubber 3
Radek STEPANEK/Tomas BERDYCH(CZE) def. Leonardo MAYER/Jose ACASUSO(ARG)
61,64,63
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11419&sbmStatus=&galleryid=214&type=&set=2#mid
http://www.daylife.com/photo/0gvx5kg9MUas9?q=Davis+Cup
この二人強い!!前回フランス戦でも確か勝っていたし、今回もストレート。
もっと普段も組んだらいいのにね。

Rubber 4
Juan Martin DEL POTRO(ARG) def. Tomas BERDYCH(CZE)
64,64,64
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11482&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=1#mid
去年のジャパン・オープン決勝の再現。
これまたストレート、ベルディヒ相手に貫禄勝ち。デルポの今の実力だね。

Rubber 5
Radek STEPANEK(CZE) def. Juan MONACO(ARG)
76(5), 63,62
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11515&txtPlayerSearch=&txtTeamSearch=&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=3#mid
急遽シングルスに出てきたおっさん、頑張ったね。
あいかわらず気合い入ってます。
http://www.hcfoo.com/2009/07/2009-davis-cup-croatia-czech-republic.html
勝ったからって、これはいやだ。
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11513&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=3#mid
2敗を期したモナコ。膝にチームメイトのせて?慰めてもらってます。さすがラテンのスキンシップ。
ステパネクにこれはされたくないよな。モナコ、アルゼンチンチームでよかったね。

http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11512&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=3#mid
去年準優勝のアルゼンチンを破ったチェコ。
準決勝は巨人の国クロアチアが相手。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

さてチェコの対戦相手になるクロアチアは、アメリカにラバー4で勝利を決めた。

http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11403&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=3#mid
ルビチッチも応援に来てたようです。
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11382&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=1#mid
すごい格好のチアリーダーさんたち。たぶんテニスわかってない?退屈そう。

Rubber 1
Ivo KARLOVIC(CRO) def. James BLAKE(USA)
67(5),46,63,76(3),75
ドクター・イヴォはブレイクに逆転勝ち。
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11348&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=5#mid
ロディック欠場の中、エースとして頑張ったブレイク。
最近ちょっと負けが込んでる気がします。

Rubber 2
Marin CILIC(CRO) def. Mardy FISH(USA)
46,63,67(3),61,86
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11399&txtPlayerSearch=&txtTeamSearch=&sbmStatus=&galleryid=213&type=&set=2#mid
クロアチアの若きエースとして頑張ったチリッチ。
ここも逆転勝ち。フィッシュも最後粘っていたんだけど残念。

Rubber 3
Bob BRYAN/Mike BRYAN(USA) def. Roko KARANUSIC/Lovro ZOVKO(CRO)
63,61,63
ここは貫録勝ちのブライアンズ。これは獲らないとね。

Rubber 4
Marin CILIC(CRO) def. James BLAKE(USA)
63,63,46,62
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11528&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=1#mid
必死に応援するアメリカチーム。
ブレイク曰く、アメリカの応援にブーイング、ファーストサーブのミスで喜ぶとか、
敵意丸出しのクロアチアの観客が受け入れ難かったそうです。
ボロテリが推す錦織クンの後輩、アメリカの期待の星ライアン兄弟の兄が写ってますね。
http://www.hcfoo.com/2009/07/2009-davis-cup-croatia-czech-republic.html
http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11527&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=2#mid
クロアチア勝利を決めたチリッチ。ブレイクに勝って、これからますます伸びてきそう。

Rubber 5
Bob BRYAN(USA) def. Roko KARANUSIC(CRO)
57,63,76(4)
消化試合でなんとブライアンがシングルに!そして勝利。ボブってどんなシングルするんだろ?

http://www.daviscup.com/news/gallery.asp?current=11531&sbmStatus=&galleryid=217&type=&set=1#mid
喜ぶクロアチアチーム。やっぱり地元開催で勝つのは嬉しいよね。

テニス観戦記 ローマ編5(本戦1日目-1)

さてやっと大会本線初日を迎えた月曜日。
週末によかった天気は一気に変わり曇天、、、。
雨だけは降らないでおくれ~。

午前中はローマ観光。
テニテニホレホレ
トレビの泉、
テニテニホレホレ
パンテオン、
テニテニホレホレ
「ローマの休日」で有名スペイン階段なんかを見つつポポロ広場方面に。
この季節ツツジの鉢植えを並べたスペイン階段はとても華やかで綺麗でしたよ。
人で溢れかえっておりますが、、、。

午後になって会場へ。

の前に、食料と飲み物なんかを調達。
どうしても会場で買うと高くつくのでね。
でも会場のフードコートのピザはうまかった。
一切れ5ユーロ。かなり高め。ただのマルゲリータなのに、、、。
(ローマの普通の持ち帰りピザ屋の一切れ平均は2~3ユーロぐらいでしょうか。
ナポリの人気店なんか、店内でマルゲリータ丸々一枚が3ユーロ。超絶美味でした。)
でも売れまくっているので基本いつも焼きたてアツアツ。クセになるおいしさ。
結局夜にお腹すいて、ほぼ毎日食べてしまった、、、(>_<)。


この日はチケットをday&night セッション分買っていました。
手際の悪いチケットカウンターで予約していたチケットを受け取り、いざ会場へ。
それにしても天気がどんどん悪くなってきている。大丈夫かな、、、。

初日というのは基本トップシードとかは基本出てきません。試合には。
(練習には出てきたりしますが。)
彼らは1RがByeということが多いので、2回戦から。
となると、早くて火曜日、遅くて水曜日、雨でずれたらもっと遅い場合も。

トップの選手が続けて大会をよく勝ったりしますが、勝ちやすい仕組みがまずあるんですよね。
(それでももちろん大変なことだけど。)
予選から戦う選手なんか、予選を2回と本戦5回の7回ぐらいを戦うけど、トップは2回戦からで優勝までで4回ぐらいです。
1勝してもクォーターファイナル進出とか言われるんですよね。
だから一度ウィナーズ・サークルに入ると、ケガやよっぽど調子を狂わせない限り、割とランキング維持ができる。
トップ4の入れ替わり具合とそれ以下の入れ替わりの激しさの違いを見ればよくわかります。
今年前半のマレーぐらいなんでも勝ってやっと壁を破れるんですよね。

脱線しすぎました。
ということで、この日は割と地味めのカード。
見たかったのは
トミー・ロブレド VS マラト
キーファー VS ピコ・モナコ
魚 VS アンドリエフ
あるマグロ VS グルビス

とりあえず練習コート方面に。
そこではフェリとナンドのスペインペアが練習中。
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フェリのピンクは似合いますね。
ラファが言っていたとおり、スペイン男はピンクも結構好きなんですね。
でもラファはもう縁起悪いからピンクは着ないと思うけど。
でも男子プロで試合着でピンク着たのって、長い歴史の中でもラファぐらいだろうなあ。
アガシでさえピンクが差し色で入ったのはあっても、ピンクメインは見た覚えがない。

テニテニホレホレ
ナンドは赤いウェア。これはかっこいいですね。
というかこの二人、同系色でコーディネートしてるのか?練習なのに?
さすがデ杯ダブルスペア!

つづく、、、。

テニス観戦記 ローマ編4(予選4)

初日編の最後です。ちょっと長いですが終わらせちゃいます。

スタジアムの試合も終わり、残りは予選の試合がまだ少し行われていました。
おおっ!と目を引いた対戦はフェレロ対ズベレフ。
テニテニホレホレ

テニテニホレホレ
ストローク戦が素晴らしい。
でも少しズベレフが押している感が。
フェレロも6年ぶり?かのツアー優勝をモロッコで飾ったばかり。調子は上向きなんだろうなという感じでした。
なんたって2003年全仏チャンピオン(2002は準優勝だったっけ?)。
ニューボールズで出てきた頃から注目してたけど、全盛期はあんまり近くで見る機会がなかった。
今回間近で見れて、そのストロークのうまさに惚れぼれしました。
テニテニホレホレ


ズベレフは名前は知っていたけどプレーはちゃんと見たことがなかった選手。
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でもなかなかハンサムで体のバランスもいい。何かきっかけがあればもっと伸びる選手になるかも?
なんでも無難にこなすタイプ。でも無難すぎて、これっていう武器がないのかも知れません。
結局この試合はズベレフが勝ちました。勝つやいなや観客に応えるよりも携帯で電話しだして、さっさと退場。
なんだかな~。それはどうよ。仮にもプロなんだからさ。電話はクラブハウス戻ってからにしようよ。

奥ではモナコ対コロレフ戦がもう終わりかけ。
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練習でもガンガン打っていたモナコが押しまくりで簡単に勝っていました。
テニテニホレホレ

コロレフのテニスはフラット系で攻めるけど安定感はモナコの方が随分上ですね。
クルニコワの従弟ということだけど、ロシア人というよりはアメリカ生活が長いからかアメリカ人って感じですね。

予選も消化した後は練習コートにベルディヒ登場。
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シュトラーと練習。今回はキーファーとダブルスにも出場予定。
チェコ選手はドイツ選手と仲がいいということでしょうか?お隣同志ですもんね。

別のコートではベルダスコが練習中。
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オーストラリアでのナダルとのエピック・セミファイナルで一気に株を上げた彼。
イタリアでも人気で人が集まってました。
今日もトサカを立ててパワフルショット打ってます。
テニテニホレホレ
でもクレーよりハードの方が好きなんですかね。あんまり納得いっていない様子。

もうそろそろ終わりかなと最後に一番コートにもう一度寄ってみると、
シモンがイタリア人プレイヤーのフォニーニと練習してました。
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シモンはあんなに細い体、細い脚でよくトップテンに入ってきたなと思う。
テニス選手というより、その辺で観戦してそうな兄ちゃんって感じだもんなぁ。
合間合間にヘラヘラ笑ってる感じがほんとテニス界のBoy next door(近所の兄ちゃん)。
テニテニホレホレ
でもそのストロークを見ていたら、無駄な力が全く入っていないナチュラルな打ち方。
体を上手にしならせて、タイミングも上手く打っているなぁと言う感じ。

一方フォニーニは、はっきりした眉毛、すごい目力、濃い~顔はまさにイタリア男。
ガスケからフランス男のヤサ男感と、あの超なで肩をとってかなり精悍にしたような感じ。
背はそんなに高い感じじゃないけど、ぎゅっと詰まったその体からはパワフルなストロークが。
威力は凄そうだけど、ランキングが上にいかないのは、それがあまり続かないからかな。
全体的にまだまだ荒削り感が残ります。
テニテニホレホレ
それに短気って感じで、シモンのリラックスさに比べたら力入りまくりですね。
もっとプレーに幅が出たら個性強いし、ツアーの中でも面白い存在になる可能性はありますね。
まあかなりはっきり好き嫌いが分かれそうですが。

と、これで第一日目が終わりです。
帰りは、会場の前を流れるテヴィレ川に架かる橋を渡り、
そこにある公園の一角にあるバス乗り場から2番線(バスではなくトラムだった)に乗る。
終点がちょうどローマ中心地の北端ポポロ広場。地下鉄もあるし、
ここからは迷うことなくホテルに帰れました。

それでは次回大会本戦一日目に続く。

ラケットの選び方1(Head Size)

自分のための備忘録として
ラケットを選ぶ時の考慮すべき点をツラツラと。

テニスを10何年もやっていると、
さすがに自分に合ったラケットと合わないラケットというのがわかってくる。

でも食わず嫌いというか、ちょっと今までと趣の違うラケットを使ってみるというのも、
自分のプレースタイルを改めて知るいい機会になると最近気づいた。
といいながら最近までホント無頓着でした。
はっきりいって、面倒くさいんですよね~。
ラケットとストリングの組み合わせ考えただけでも恐ろしいほどの数になるわけです。
試打を1回したぐらいじゃ、結局一長一短な特徴ぐらいしかわからなかったりする。
ここはいいけど、ここがナア、、、とかね。
ちょっと印象の悪かったラケットなんかもガットの種類と張り方で打球感もずいぶん変わるし、、、。

まあそんなことを言っていても仕方ないので、
自分がラケットを選ぶ時に押さえておこうという点を。

ラケット選びの要素はというと、
―ヘッドサイズ
―厚みhead size
―長さlength
―重さweight
―重心balance
―スウィング・ウエイトswing weight
―かたさstifness
―ストリングパターンstring pattern
―グリップサイズgrip size
―素材composition
なんてものがありますね。

今回はヘッドサイズ。

「ヘッドサイズ」
これは85sqぐらいから115sqぐらいまでありますが、
100sqぐらいが平均です。
小さいと振りぬきが良くなる<=>大きいと振りぬきが悪い。
小さいとスイートスポットに当てるのに高い技術が必要。
大きい方がスイートスポットも大きい(だからと言ってなんでも入るわけじゃないけど)。

サンプラスやフェデラーのように、
フォア・バック片手のスタイルなんかは小さい方が断然振りぬきがよく、
スウィングスピードが上がる。
特にフェデラーは振りぬきの良さを活かした鞭のようにしならせたフォアハンド。
90sqの面の小さめのラケットは必然ともいえますね。
100ぐらいのラケットだと、フォアの振りぬきがあそこまで鋭くならないだろう。
彼がどういう風にあのフォアハンドを発達させてきたのか興味があります。
ラケットがあのスタイルを作ったのか、プレースタイルからああいうラケットを選ぶようになったのか。

反対にセレスのように両手ダブルハンドなんかだと片手よりも力がありますから、
少々大きくても振りぬきの悪さをカバーできるので、彼女は大きいラケット使ってました。
ラファのラケットは100sq。
このラケットで、ものすごい回転量を与えるスピンを片手で打つには、
相当の力とスウィングスピードが必要です。
だからラファの腕はあんなに発達しているのでしょう。

ラファに比べるとフェデラーの腕って(とくに肘から手首)細いんですよね。
これって、ラファのように丸太のように太い腕だと鞭のようにしならないからなんでしょう。
デンデン太鼓の腕って糸ですもんね。それと理屈は一緒なんでしょう。
女子でもウィリアムス兄弟、じゃなかった姉妹。
ヴィーナスは割と遠心力重視のスィング。
あの長い腕を打つ前は力抜いて、一気に振っていく感じですよね。
だから今だに細い腕っていう印象。
反対にセレナは力で押して打っていく感じです。
全盛期の肩から腕の筋肉といったら、すごかったですよね。

それにフェデラー自身も言っていたと思うけど、フェデラーの打ち方は点で打つ感じ。
それに比べてラファなんかはぐーっと線で捉えて打つ感じ。
力を加えてる時間が長いのはもちろん線の方。
線で打つ方が腕が太くなる(もしくは太くする)のがわかる。

ということで、
小さくても確実にスイート・スポットに当てられる技術があれば、
ヘッドサイズを小さくしたいとこだけど、
残念ながらそこは自信がない。
腕力はある方かな。バックはダブルハンド。
今の自分の筋力とプレースタイルから考えるとやっぱり
100前後がしっくりくる。
95~105ぐらいでもそこまで違和感なく使えるし。