このままだと どこも受からないわよっ! | 自己責任でなんとかしてね。大学受験。

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長男、2011年2月に中学入試終了。
次男、2013年2月に中学入試終了。
中学受験は子どもの成長するための場所探し。
子どもが笑顔で過ごせる学校が一番♪


親が思い描く中学受験生の姿は、、
おそらく、ご自身が受験をしたときの姿、、だと思うのね。


私は一般の大学受験をしていないから
高校受験のときの姿。
まぁ、それも胸を張れるような受験生じゃなかったけど。

中3の 夏が来たら、本気でやるか。
いや、夏休みが来たら本気でやるか。

夏休みなったら
二学期なったら本気でやろう。

二学期になるといやいや冬休みに入ったら、、。

最後までこんな感じで。。。。

理科社会に至っては、都立高の一週間前にガッツリやったら大丈夫じゃね?
ってくらいやらなかった。

どんだけ恐ろしい奴だったんだろう・・・。



そんな私の息子だから

(私の中では、そんな記憶は封印されていたので、自分ももっとまとな受験生像だったと思っていたのだけど)

いやー、長男は酷かった。

6年生になっても宿題は答えを写す。
間違っていても〇にする。
蒲団をめくれば、マンガが枕や敷布団の下にぎっしり。
(ゲームだけは取りあげたけどね)

ブログを書いておられる方のお子さんは優秀なお子さんが多いけれど
うちは間違いなく違った。
Y塾でCコースに上がることもなくずっとBだった。
Bは上から下まで総なめ(そうは言わない?)。あと数点でAだった。
(っていうか、普段だったらAの偏差値だよね?)ということも最後の組み分けで経験している。

もちろん、BコースのほかにAコースもαコースもある。
このままでいい、、って思っていた人は少ないと思う。

渦中にいるご家族は心配だよね。


4年前になるんだなー。
遠いなー。
でもあっという間だったわー。


長男は、6年生の二学期以降、難問は完全に捨て、
志望校に特化して勉強をした。
合不合は難問も出るから悪くても気にしない。
算数で言えば、答案用紙の一枚目だけが重要。

偏差値50半ばの学校に合格。それでもミラクルだ。

それでいいんだよ。
と今だったら思う。

だって彼はめちゃくちゃ幸せそうだ!
その学校だって背伸びだから、成績はそりゃー残念続き。

でも頑張れば、ちょっとは上がるし、
なんといっても友達が多い。
居心地が良い。
難しい思春期の息子が難関校に間違って入ったりしたら
バカにされて、いじられて、自信をなくして、大変だったんじゃないかと思う。

そして次男が一貫校(別の学校)に入って思った。

なんだ。
やっていることって大差ないじゃん。


だったら
近い方がいい。
本人の居心地の良い学校の方がいい。

そう思った。
今だったら次男も長男の学校だけ受験させて入れる!(迷わないように)
でも後の祭りだ。
入ってみて、わかった、、、ことだから。

難関校じゃなきゃ、
この学校じゃなきゃっていう思いに
親のプライドは入っていないか?
合不合が本格的になって、(息子達のときは最初の2回は予備だったからね)
成績が思うように上がらない、このままじゃどこにも受からないわよっ(`Δ´)、、、って思ったとき
その「どこにも」に親の見栄やプライドが混じっていないかほんのちょっと考えて
それでもお子さんの居場所として(進学実績とかじゃなくて、その学校の空気の話よ)
間違いない、って思ったら、
偏差値や順位はさておき、テストで出来なかったところを拾う、埋める、、に徹する。

同じ問題は出ない。
でも同じ分野は出る(かもしれない)。
偏差値なんて関係ない。
だってみんな同じ学校を受けるわけじゃないじゃん?
(トップ層の人たちは別よ。頑張って!)
長男のような中間層は、色々な学校にバラけていく。
自分の受験校にあった内容に集中すれば、確実に合格に近づいていくと思うのよね。


あるママ友は
次男の学校の説明会に行ったとき。

「いい学校よねー。行かせたいと思うけど、(S塾の)偏差値が低すぎる。
もっと高ければ・・・ね。残念よね。」

とのたまった。。。。


私は耳を疑ったよ。

「え?いい学校が入りやすいんだったら、その方がいいじゃん?」(私)

と言うと

Σ(・ω・ノ)ノ! ぎょっとしてた。


そのあと「やっぱり最低でも御三家じゃないとね?」っておっしゃったよ。
(次男より成績悪かったよ。)

子どもに合う、合わないとか、いい先生がいるとかいないとか
そういうことじゃないんだね・・?

と驚いた!

その後の説明会でも、彼女が格下認定した学校については、
かなり辛辣な感想を述べていた・・。
どこもかしこも良さそう、に見える私とは根本的に何かが違ってた。

まぁ、押さえにと、次男の学校を受け、不合格だったわけで・・・。
(その上位校に最後に受かったから、なんつーか、さすがS塾というか。
親の思いってすごいな。結果オーライなんだけど)

でも、次男の学校だけでなく押さえ校が全滅だったので
神様って(お釈迦様って?)
暴言聞いているんだな。って思った(゚Д゚)。

言動には気をつけましょう・・。

まぁ、それはさておき。

その子らしく受験を終えるっていうのもアリと思う。
そうやって入学した学校は、
ちゃんとその子が生きやすい学校になっているような気がする。


放っておくとは違うのよ。
行きたい学校に絞って、その階段をしっかり登れるようにするということ。
長男くらいの子は無理ができない。
やれる時間もなんか、決まっている。
集中できる時間なんてほんのちょっと。
だから、効率よく勉強しないとならないらしい。
必要なことを集中的に。
それで効果が上がっていけば、やる気が持続するから。

入試直前のひと月前にスイッチがようやく入った(遅すぎるだろっ)長男は、
省エネの受験勉強で本人が一番満足する学校に入学していった。

ちなみに4年生のときから私の労力は半端なかった。
いつも怒って、泣いて、キレて、
「なんなのよッ」って疲れてた。
でもあまり意味なかった。

そしてそれを見て、コツコツ頑張ってた次男は

某塾で折れて、
6年生の半年はリハビリ期間のように基礎を勉強する羽目になった。
某塾で先生にいじられて失った自信は、
彼に「ド 緊張 」を与え
入試に揉まれ、
ふらふらになりながら、今の学校に入学したのだった。。。。

どっちが良かったんだろうね・・・・?

次男には長男ほどには勉強しろーっってキレたわけじゃない。
でも、、彼はまじめにコツコツやっていたんだと思う。
でも、、それが報われなかったら・・?


中学受験は、ほんの通過点。

元気なやる気エネルギーをもって中学にいれてやることが第一のような気がする。

辛い思いは、中高生だと糧になるけれど
小学生の場合、致命傷になりかねない。


次男は、幸いなことにY塾での1年間は幸せに過ごした。
折れていたけど、
そこから再生していく自分を味わうことができた。
それを見守ってくれる先生に恵まれた。
なんだかんだ、最後には彼が選んだ学校に入学したらしい。
万々歳ではなかったと思うし、不合格もガッツリ経験したけど。
それでも
結果は、「あぁ、次男君にぴったりだよね。」ってわりと周囲も納得していた。
勉強よりも人な感じ?
ふわゆるな次男だったから(今はカケラも感じさせないが)、その学校のガツガツしていない感じがあっていた。

だから、
彼は元気だ。

大変なときに立ち上がる術を教えてもらった。
そしてそんな自信を得た。

今もどこかに傷は感じられるけれど
本人は、
「転塾してよかった。
あのままだったら本当にダメになっていた。」
とあの頃を思い出すらしい。


不安なのは誰もが同じ。
のほほんとしているように見えて
親よりも子どもの方がこの先にやってくる何かに怯えているのかもしれない。

だから
逃げたくなるんだよね。

そんなとき

どこにも受からないわよっ

という言葉は子どもには辛いと思うから。
母の心のうちに留めておこう。


「どこかには受かるわよ。」

「今から頑張って受かった学校があなたにとって一番いい学校になるんだよ。」

だから
今を一生懸命にやろ?

そんな気持ちでいいんだと思う。