良い学校とは?(男子の母目線) | 自己責任でなんとかしてね。大学受験。

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長男、2011年2月に中学入試終了。
次男、2013年2月に中学入試終了。
中学受験は子どもの成長するための場所探し。
子どもが笑顔で過ごせる学校が一番♪

 

長男が、卒業式の案内を持って帰宅した。

正式な登校日はこれが最後。

あとは卒業式を残すのみ。

 

感慨深い。。。

 

まぁ、息子は学校の自習室に通うので、変わらずお弁当を持って出かけますが。

 

入学から6年。

次男の入学からは4年。

 

こんなはずじゃなかったとか

なんでこんな?

とか

ことあるごとに、思ったもの(笑)。

特に中学時代は、そんな毎日の連続で、

中1、中2のころの長男本人ですら「学校説明会なんていいことばかり言ってうそばっかり」とため息を漏らしたことは一度や二度ではなかった。

 

長男は巻き込まれる形でやらかしたこともあり、

中1の時には学校から3度、お電話や呼び出しがあったっけ。

 

なんでそんなことするの?

 

って思うこともあったし

 

ここまで我慢してきただけでも褒めてやりたいと思ったこともあった。

 

他のお子さんの話も聞きつつ

 

いい学校って なんだ?

と考えてきたことに、一つこれか?と思うことができた。

 

何か事が起きるとその学校に対して不信を覚える。

なんでうちの子がと思う。

こんなはずじゃなかったと思う。

一つ二つの事象をとらえて、こんな学校 とまで思ったりもするだろう

 

 

でも成長期、思春期なんだから、

どこにいってもそんなことは起こる

何かしらやらかすのだ。

もちろん何事もなく済む子もいるだろうけれど

やってしまった子はどこにいってもやったに違いないと思った方がすっきりする。

過ぎてしまえば、それはすべて必要なことなんじゃないかと思う。

 

いい学校とは、そこで見捨てない学校なんじゃないか。

そこで はい、さよなら と切り捨てない学校なんじゃないかな。

 

(じゃ、公立はどの学校もいい学校になるじゃん?っていう突っ込みもあるかもしれない。

でもそれも真実だと思う。)

 

多感な6年間、何も感じることなく真綿に包まれたように過ごすのは、

幸せではないのだと思う。

 

感じて、苦しんで、乗り越えて、大人になって、

だからこそ優しくもなれるのだろうと思う。

 

失敗数知れず。

それを振り返って、自分を見つめ前を向けるようになったのだと長男を見て思う。

 

何かしてくれるのがよい学校と思えるかもしれないけれど

何もしてくれないのもよい学校なのかもしれない。

 

マイナスの方向に引っ張る先生もいなくはなかったけれど

そのまま置いておいてくれてありがとうと思う。

 

高校に入ってからは特にそう。

 

長男なんて、勉強しろとか、宿題宿題と追い立てられたら、余計にやらなかっただろう。

 

放っておかれたのか放っておいてくれたのか

放っておかれていないのを本人が勝手に無視していたのかもしれないけれど

親に電話が来ていたのは中1の間だけ。

あとは子供と先生同士の対話だけ。

年に一度の面談で、こんなことが!!と驚くこともあったけれど

それは、悪いことだけではなく、よいことの方が増えていった。

 

勉強はこんなんだけど、こんないいところありますよー って先生から教えてもらった(笑)。

いい学校生活を送れているんだ、それだけで有難いと思えたし、

中学の時のほんとおバカちゃんな時に見捨てられなくてよかったと思う。

 

長男の部活は、先生が考えさせるきっかけを与えてくれる。

話をしてくれる。

こんないい言葉がある と悩む彼らには考えさえる材料をくれる。

目指す姿を考えさせ、それに向けて自分たちはどうすべきか、考えるよう時間をくれる。

そしてそのあとは見守る。

すごくいい先生だった。

(そして若くない)

 

次男の学校と部活は、もっとすごい。

何もしてくれない(笑)

部活に至っては、怒られるけれど理由も目指すものもわからない(爆)。

だから考える。

けがをしても怒られる。

だから考える。

けがをしないためにどうしたらいいのか。

でも考えない子は、変わらない。

それでやめてしまう子もいる。

それはそれでいいらしい。

違う世界で、また成長すればいい、 そう思っているんだろうか。

いや、何も考えていないだけかも?こっちはまだわからない。

 

 

夢を見すぎて入学することなかれ

入学して不幸ばかりみることなかれ

6年過ぎたとき、わが子の成長した姿にじわっと幸せだなと思える涙が浮かぶ今になって

殺伐とした中学受験のあの時間が愛おしく思える

あの時、突然思い立ってこの学校の学校説明会に行った私、偉かった

あの受験日だけ、冴えていた長男、偉かった!

 

受験を乗り越えてもすぐに春はこないと思う。

春が来て浮かれていられるのはほんのひと月くらい。

 (子どもたちが夢をみてウキウキすることは大切だけれど)

でも、もっとずっと先に本当の春が来るのだと思う。

(いや、大学受験でもっと遠くになってしまうかもしれないが)

 

ただ我が家に限って言えば

これで大学受験に失敗して浪人したとしても、

満足のいかない結果になったとしても

(満足のいく結果って何?と思うほどに達観している自分もいるけれど)

 

いい学校に入ったな

いい学校生活を送ったな

 

そう思えるくらいの成長をしてくれた と思う

 

 

さー

今年受験の皆さん

一緒にがんばりましょう!!

 

 

はーるよ 来い!