今日は、超音波内視鏡検査の日、胃カメラより大きい器具を入れるので、
鎮静剤を使用するため、バスで病院へ行きました。
胃カメラは何度も経験していますが、鎮静剤を使用するのは初めて。
いつものように、喉の奥に麻酔をしてから診察台に横になると、今回は点滴が待っていました。
『眠くなる薬を 一緒に入れていきますからね。』 と看護婦さん
『効き目があるように、たっぷり入れて下さいね。』とお願いしてみる。
その数分後には もう先生登場。 口にマウスピースを銜えさせられた私は それを銜えたまま
『しぇんしぇい!、まだ眠くなってましぇんから!』
と、抵抗してみたが、その抵抗も空しく 検査はどんどん進められて・・・・
でも苦しいには、苦しかったけど、やはり鎮静剤のせいか、いつものようにオエオエは少なくて
思ったよりすんなり検査終了。
胃カメラより 大きなカメラでこのくらいなら、胃カメラの場合だともっと楽かも。
次回の胃カメラ検査は、絶対鎮静剤使用してもらおうっと。
(いえ、出来ればやはり二度としたくないけど)
で、検査の結果は、良性のポリープでした。 良かった良かった
6ヶ月ごとの検査は必要とのことですが、次の検査はエコー検査だけで済みそうですし、
やっぱり、手術は怖いもの。しなですむならそれに越したことないわ。
人間ドックを受けた病院で、散々脅かされて心配したけど、
大きな病院でしっかり調べてもらうこと必要ですね。
ほっとして 帰りのバス停で待っている時のこと
隣に身なりの良い50歳くらいの男性と そのお父さんと思われる人とのやり取りが聞くともなく聞こえてきて
『○○さんが50歳というのは、変でしょう!僕が50歳なのに。
お父さんより上のはずでしょうが。』
『う~ん・・・ そうじゃな。 56歳いうたかな。』
『どうして、そんな年になるの! あんたは77歳でしょう。 もっと上でないと変でしょ。』
『でも、そうようたんじゃから。わしは、そう聞いた覚えがある。』
『それは、いつの話! 昔聞いた話でしょうが。』
段々と 息子さんの声は大きくなってイライラした雰囲気が伝わってきます。
そのイライラがお父さんの方にも分かって
『もういい、おまえとは話しとうない。』
とオドオドした様子で、逃げ腰なのに、尚 追い討ちをかけるように
『自分の年が77なのに、どうして年上の○○さんが、僕と同じぐらいの年だといえる。
だから、あんたは バカなんだよ。 このオオバカが!年の計算もできんのか!』
顔を真っ赤にして怒っている姿、見てはいけないもの、聞いてはいけないものを
見聞きしたようで、その場に居合わせた私自身 バツがとっても悪かったです。
少し認知症が入ってきたらしい様子のお父さん、でも、息子のこの男性はそれを受け入れることが出来なくて イライラして腹が立ったのでしょう。
息子に罵られて おどおどしているお父さんの姿も 認知症の入った父親の姿を受け入れることが出来ずにイライラしている息子さんの姿も、どちらとも なんだか切なくて悲しくなりました。
間もなく来たバスに 二人は離れ離れに座ったものの、やはり心配だったのでしょう
『ちゃんと、お金持ってる? これを出すんだよ。』
と、側に行き優しいそぶりを見て、ほっと安心しました。
きっとお父さんがお元気な頃は、大好きで自慢のお父さんだったのではないかしら。
だからこそ、余計苦悩しているのでしょう。
私には、もう心配する両親もいませんが、ひょっとすると私自身が認知症になるかも・・
そうなった時、やっぱり優しく接してほしいな~