久しぶりに春らしい日差しが戻った昨日、娘が ちょっと素敵なカフェがあるというので
二人でドライブがてら出かけました。
風はまだ強いものの 車の中は春の陽射しで暑いくらいで、気分もウキウキ
そんな気分で運転中、前方に警官2名。
こんな天気の良い日に ご苦労さま~
なんて呑気に思っていると、『ハイハイ、こっちに寄って止まって!』
と車を止められた。
『あなたがさっき曲がった所は、右折禁止ですよ。』
ですって 『え~! ぜ~んぜん 気がつかなかった』
その道を通るのは 初めてで 広い二車線の大きな通りなのでまさか右折禁止とは・・
『この道は初めて通ったんです。見逃してください。』
なんて情に訴えてみたけど、若いお巡りさんは 気の毒に~って感じだったけど
もう一人の年配の方の警官が、
『何言ってるんですか、あなただけを見逃すわけにはいかんでしょう。』
と、憎々しげに言うので、
『標識も見えにくかったし、右折禁止なら、こんな所に隠れていないで
あの交差点の所にいて、注意してくれたらいいじゃないですか。』
と、つい私も カッとなって言ってしまった。
それが良くなかったようで、後は お互い気持ちの悪い言い合いになった。
隣に座っていた娘が、『お母さん、もう止めて 言ってもしかたないでしょう。』
その言葉に、私も少し冷静になったけど、もうすごくへこんでしまった。
なにしろ もうじき(今週でも)免許の更新(ゴールド)に行こうと思っていたのでがっかり。
せっかくの楽しいドライブも テンションが下がって台無しになった。
『あそこで警官に止められてなかったら、もしかして
もっと大きな事故に巻き込まれたかもしれないし、
これからはもっとよく標識も注意して見る様になるだろうし、
それで命が救われるようなことがあるかもしれないから、良かったと思いましょうよ。』
と娘は しきりに 気分を盛り上げてくれようとするけど、なかなかそんな気分にもなれず
すると、娘がもっと別な話を始めました。
『あのお巡りさんだって、仕事で仕方なくしてることで、違反した人から
色々嫌なこと言われて、きっと理不尽だな~と思っていると思うよ。』
うちの事務所で担当している 結構大きな会社なんだけど、アパートも経営していて
その決算をしている時、そのアパートの2部屋のリフォームの見積書が出てきたの。
それで、リフォームをしているなら、それは経費で落とせるから領収書はないかと聞くと
経理担当の奥様が、探してみたけど出てこないから そちらで業者の方に電話してくれ
と言うので、先生が電話して聞くと、なんと請求漏れだったんですって。
すぐに業者は 請求したらしくて、 その会社の社長さんから
何てことしてくれたんだ! あんたは、うちの顧問会計士だろうが、
うちの不利益になることを どうしてしてくれたんだ!!
と、かんかんに怒って電話があったの。
大きなリフォーム工事をして、請求書がこないことをいいことに払わないというのもどうかと思うし
こちらは、経費に上げようと善意の気持ちからしたことなのにね。
誠実に仕事をしているのに、理不尽なこと言うな~と先生も思ったんでしょうね。
後日 その社長さんから 謝罪の電話があったらしいけど、先代からの長い付き合いなのに
そんなに信頼されてないならと、こちらから取引を停止したのよ。
今回は先生だったけど、私だってこともあるし、私がそう言われたらお母さんだって嫌でしょ。
あのお巡りさんだって きっと同じだと思うよ。
娘のように 優しい気持ちには なかなかなれないけど、腹立たしさは修まりました。
それに、憎々しい感じの方は別として、若いお巡りさんには、悪いことをしたと反省しています。
そして、娘の言うように、これからは、よく標識を見て車を運転しようと思います。