昨年起こったことの続きです。2023年は僕の

半身麻痺の治療について大きな変更がありました。

 

それは転院です。僕の治療の大部分については20

20年3月の退職時に東京から地元に転院しており

ましたが、ひとつだけ東京に残しておいた治療が

ありました。

 

それは片上肢の痙縮に対するボトックス注射治療

です。

 

半身麻痺の筋硬直に対する投薬治療は、退職時に

転院して、地元の病院で投薬を受けております。

 

筋弛緩剤であるダントリウムとギャバロンをMAX

で処方されており、片上肢以外の半身麻痺はそれで

コントロールできております。

 

ただ片上肢の痙縮については、上記の薬剤では

コントロールできないため、ボットクス注射治療

をおこなっております。

 

なぜ昨年、ボットクス注射治療の転院を決めた

のかと言いますと、今後の母の介助を考えた時に

あまり家を空けない方がいいと思い、転院を決め

ました。

 

ボットクス注射治療を東京でおこなうとトータル

で一日かかるので。

 

もともと前主治医のこの治療に対する考え方が好きで

東京に残していたのですが紹介状を用意してもらい

ました。

 

以下が、僕のボトックス注射治療の経過です。

 

2012年 (注射1回目)       

 

2013年 (注射2回目)

 

2014年 (注射3回目)

 

2015年 (注射4回目)

 

2020年 (注射5回目)

 

2021年 (注射6回目)

 

2022年 (注射7回目)

 

2023年 (注射8回目)

      (注射9回目)

 

2015年に東京の前主治医にはじめて注射を

打ってもらったところ、2020年の5年間

打たずに済みました。

 

これは前主治医も想定外のことだったようです。

 

ボットクス注射を受けている人はご存知だと

思いますが、薬効は3カ月ぐらいで切れている

ハズなので。

 

ですから通常3~4カ月サイクルでボトックス

注射を打つとメーカーのHPには載っております。

 

(もちろん個人差はあります)

 

2023年は2回打ってはおりますが、これは

次の転院先を見つける時間を考慮して東京の前

主治医にお願いして打ってもらいました。

 

今は転院先が決まり、次のボットクス注射を打つ

時期を待っている状態です。

 

2015年~2020年と2023年を除けば

僕の場合は、1年に1回注射を打つのが妥当

なのかとは思います。

 

ただ僕の中では、なるべくボトックス注射を打つ

時期を後ろ倒しにするべきという考えが常にあり

ます。

 

それは注射の間隔が短いと薬に対して抗体ができ

効き目が弱くなる可能性があるからです。

 

メーカーのHPにもボットクスを注射する医師も

必ず3カ月は抗体を作らせないため注射の間隔を

空けるという説明をしております。

 

結果的に間隔が長ければ長いほど、薬の効果の

恩恵を最大限受ける続けることができるという

ことです。

 

それと僕の場合は、2015年~2020年の

5年間の再現という目標もあります。

 

謎多き5年間ですが、丁度、主治医が変わると

いうシチュエーションは同じなので2024年

のボットクス注射に期待したいと思っております。

 

僕は一度起きた事実を、偶然や奇跡などには、

絶対にしたくはありません。

 

たとえ人から偶然や奇跡と言われても、僕は

必然にする努力をしていきたい、そう思って

おります。

 

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