※かつて駅のホームでタマムシがお出迎えしてくれたことも。
千葉県某所東武野田線の小さなその駅。いつもだいたい朝9時のアポ。1時間強、商談をしてゆっくり帰ってくると11時頃には駅のそばにたどり着きます。その駅のそばに昔懐かしい雰囲気を醸し出す、一軒の模型屋さんがありました。
ガラス越しに見える店内には、山積みにされたプラモデルの箱が見えます。この模型屋さんの前を通るといつも、少年ろしーたの記憶の扉が解放されてしまうのです(多分皆さんもこんな思い出の店がおありかと)。
近所に「ヤマダヤ」という模型屋さんがありました。
正確には模型屋とは言わずよろず屋さんと言うのでしょうか。今でいうコンビニ位の広さ、二階が自宅。木造の古い店舗には日用品や食品、雑貨、文房具、駄菓子なども置いてあり近所のガキどもだけではなく、クラスの女子や買い物に来たおばちゃん達も集まる百貨店。その一角のほの暗い場所に、埃っぽいプラモデルの箱が高く積まれていました。
その店の娘はろしーたと同級生。苗字は「山田さん」ではなく、なぜヤマダヤという屋号を名乗っていたのかは未だに不明(山田屋なのかやまだ屋なのかも不明、とにかくみんながヤマダヤと呼んでいた)。
※余談2。小学校五年生位の雨の日。下校途中に知らないおっちゃんが「ヤマダヤの前に巨人の角がいるよ!」と教えてもらいみんなで傘もささずに駆けつけたら。運転中にオカマを掘られたか掘っちゃったんでしょう。路肩に車を停め事故処理中の角さんが一人「とほほ顔」で傘をさして立っておられました。
そんな少年ろしーたの。甘酸っぱい記憶の蓋をガラガラと開けては閉めてくれていたこちらのお店が。
こちらのお客さんを担当して8年。だいぶお店の前を通りましたが。
地域社会になくてはならないお店がまた一軒、長く守って来た看板を下ろしてしまいました。
うーん、残念。
※スマホの画像を整理していたらお店の写真が見つかり、今回記事を書き起こしました。実際に廃業されたのは2年ほど前かと思います。