サムソンのフランクフルト宣言に思う中小企業論 | 行列請負人 立川 光昭 ブログアーカイブ

サムソンのフランクフルト宣言に思う中小企業論

 

韓国の最大財閥サムスングループはトップ不在が続いているにもかかわらず、2017年の7~9月期に過去最高益をたたき出した。グローバル企業として成功をおさめた巨艦の底力をみせつけましたね。

 

有名なフランクフルト宣言ですが「嫁と子供以外はすべて変えろ」。サムスン電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長(75)は1993年に、独フランクフルトで全役員を集めて開いた会議で、ここまで明確に変革を求めて経営方針の転換を宣言しました。

 

既成概念を変えるというのは難しいことで、トップ自ら覚悟を決めたこの宣言は日本企業(特に中小企業)で見習うべきものと考えます。

 

それでいながら「今は幸いなことに当社が最高の実績をあげているが、これは過去の決断と投資の結実に過ぎない。将来の流れを読み、新たな成長力を見つけることは考えられずにいる」と危機感をあらわにしているとブルームバーグの記事にありましたが、これも先を見ながらさらなる変革を求めているとも取れます。韓国企業にとって、中国企業の台頭によるヨーロッパ市場での激戦などを考えると、常に変革を続けようとしているのでしょうね。我が日本企業は良くも悪くも、国内シェアである程度成立する市場を持っているので、これほどの鬼気迫る状況は聞こえてきませんが、常に勝負の中小企業は参考になるのではないでしょうか。

 

 

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