一昨日まで、山口から九州の宮崎までの出張に行っていました。
長期間だったので、ブログの更新ができませんでしたが、この間鑑定してきた事などを少しずつお話ししたいと思います。
今回の目的は、陰宅の調査や鑑定技術の研修と、九州の生徒さんの家を鑑定するためです。
とくに、生徒さんの家の鑑定では巒頭(らんとう=地形)と理気(りき=方位)の優劣がはっきりしていて、面白かったです。
立地は、運河があり有情(うじょう=吉)の水となっています。
こんな感じで、巻き込むように水が流れているのを有情といいます。
反対側は、無情といい反弓水(はんきゅうすい)ともいって、突然の災害やお金が流れるなどの問題が出てきます。
また玄武側には、しっかりとした龍(山)があり、背山面水したとても理想的な土地でした。
ところが、玄空飛星派風水で、チャートを作ると七運の上山下水(じょうざんげすい)で、2003年までは財運が大凶なのです。
お聞きすると、そちらに入居して最初の頃はかなり経済的に苦労され、2005年頃から少しづつ良くなっているようです。
ところが、2004年から玄空風水の暦で8運となってから、玄関には良い財の星9がめぐっているのですが、そんなに劇的に良くなったわけではないということでした。
8運には8がもっとも強いのですが、財運の星8は中央に閉じこめられた、いわゆる令星入囚(れいせいにゅうしゅう)なので、この時期もやはり財運はかんばしくないということです。
また、玄関からの水の流れをみる些子水法では、来水(らいすい=収入をあらわす)が凶で、去水(きょすい=支出をあらわす)も凶の、大凶でした。
それぞれの意味は、来水が訴訟事件・強盗・略奪・横領などを表し、去水が訴訟の巻き添え・一家離散・破産などです。
それをお伝えしましたら、建物の前オーナーは息子が破産して返済のためにこの建物を手放したという事です。
やっぱり、悪い風水は侮れないですね(^^;
そして、このような水のながれではビジネスはなかなか上手くいきません。
そこで、玄関の使い方をかえて、お客様が駐車する方面からのみ、出入りするように改善方法をお伝えしました。
また、門の位置と水の位置で財運を変化させる五鬼運財法も施す事にしました。
まだ改善を始めたばかりなので、結果はこれからなのですが、非常に楽しみな建物です。
このように、巒頭が良い物件では理気が多少悪くても、大丈夫な事が多いです。
しかし、理気があまりにも悪いと、やっぱり良い結果とはなりません。
ところが、理気を改善すると元々のポテンシャルが高いので、あっという間に変化が出やすいのです。
とくに、実際の有情の水が目の前にあるので、ビジネスにおいてはとっても有利です(^^
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