気がつけば2018年になっていた。

 

時代も変わった。Twitter、Instagram、LINEなど、さまざまなSNSによる群雄割拠の時代である。

昔はあれほど僕らの居場所だったはずのアメーバなうはそれに敗れ、人知れず自然と終わりを迎えた。

まともな文面でブログを書く物好きも激減した。そりゃあそうだろう。

こんな僻地で長ったらしい文面を延々と綴るより、青色アイコンをワンタップしてたった一言のネットスラングで済ませる方が発信する側も受け取る側も遥かに楽だ。

「ファッ!?」とか「すごーい!」とか「止まるんじゃねぇぞ…」とか言っておけばそれだけで伝わるのだ。それだけの方がずっと手軽で良い。

 

それでも。いや、それだからこそ。こんな僻地で、誰の目にも留まらない世界の隅っこで、あえて言葉を紡ぎたい。

七年前に〝まにちょー〟になった青年は、つい今さっきそんな気まぐれを起こした。

 

大学三年生がもうすぐ終わる。もしも順調に単位を取得できれば、三月からは厄介な就職活動だ。

苦しいかもしれないし、楽しいかもしれない。まぁ、わからない先のことを憂いても仕方がないからそれは置いておく。

 

面接に際して、自分の人生を振り返る必要が出てきた。

七年前の大震災とか三年前の出逢いとか一年前の代々木体育館で見た景色とか、色んなターニングポイントがたくさんあった。

そんな中で、アメーバピグという環境が、思ったよりも自分を支えていたことに気づいた。

思えば中学の頃なんかは良いことも悪いこともよくここで報告していたし、アメーバから離れた今でも当時の仲間の一部とは連絡を取り合っている。

 

誰にも届かないからこそ、あえて言おう。僕は君たちがいてくれて良かった。

 

以上。

たったそれだけのことを、こんなに長ったらしく、自分だけの言葉で残しておきたかった。

もちろん他にも理由はたくさんあるけれど、それはおまけ的なものでしかないので言わない。

 

もし、千に一つの確率で君たちがこの場所にたどり着いてしまったときは、優しい気持ちで見守ってくれ。

周りに教えてもいいが、できるだけ僕の目につかないところでこっそりやってほしい。恥ずかしいからね。

ちなみに、君たちが誰なのか。君たちならきっとわかると思う。

 

それでは遅くなったが、あけおめだ。今年もよろしく。

 

次にブログを書くのがいつになるかはわからない。

明日にはもう気まぐれが起きるかもしれないし、一年後かもしれないし、もう次はないかもしれない。

期待しないで待っていてくれれば幸いである。