ギンガ団との長きにわたらない因縁もついに決着へ。


アカギの野望を打ち砕くべく、テンガン山の頂上を目指す一向。


少し話が逸れますが、こういう善と悪の戦いって、往々にして悪側の方が強い理想や理念の元に行動しているんですよね。対して、正義の味方は仕事とか義務感に駆られて戦っているだけのパターンが多い気がします。悪役のバックボーンが見えれば見えるほど感情移入してしまい、善悪が逆転したかのような錯覚に陥ることもしばしば。

個人的には「東京喰種」とか「進撃の巨人」なんかはこの構造とそこに生きる人たちの心情を多角的に描いていたと思います。有名な作品ですが、読んだことない方は是非。


それはさておき、ギンガ団はポケモンをいじめるので悪です。二度と悪さができないよう、完膚なきまでに叩きのめしてやります。





過酷な山道を進むと、「槍の柱」と呼ばれる頂上へたどり着きます。

それにしても、この「槍の柱」という名称にも何か意図的なものを感じますね。そもそも“名前をつける”ということ自体ひどく文明的な行為であり、本来ならば「テンガン山の頂上」で済むところにわざわざ他の名前を与えているわけですから。
例えば、かつてこの場所で神聖な何かが執り行われていたとか、それがシンオウ地方に伝わる世界の始まりに関与するポケモンの伝説と繋がっているとか…。

そんな仮説への信憑性を増すかのように、山頂であるにも関わらず整備された地面や整然と並べられた無数の柱。これらも自然発生したものとは考えにくく、やはり誰かが何かの意図を持った上でテンガン山の山頂を改造したのでしょう。それが人の手なのか、ポケモンの力なのかはさておき。

門番のごとく待機している下っ端を蹴散らし、幹部たちの構える奥地へ。するとそこには、この世のものとは思えない光景が…。




伝説のポケモン・ディアルガを呼び出し、「あかいくさり」で強引に従えようとするアカギ。膨大すぎるエネルギーが、シンオウの空を邪悪に染めていきます。
このままでは世界の危機。何としても止めなくては!


世界の窮地に駆けつけてくれたのは、ライバルのジュン君。一緒に協力して、立ち塞がる幹部どもを蹴散らします。
多少は手こずりましたが、特に強すぎるということはありませんでした。多分、単純にダブルバトルが下手くそなんだと思う。

幹部2人を倒すと、ディアルガの様子に変化が…。


なんと、ディアルガの暴走が止まりました。
アグノム、ユクシー、エムリットは人の感情にまつわるポケモン。恐らくですが、ポケモンを想う主人公たちの気持ちが届いたのかもしれません。


野望を挫かれ、激昂するアカギ。
彼のくだらない理想もここまでです。バトルで勝って、全て終わらせてやりましょう。


手持ちは相変わらずひこうタイプが多いので、でんきやいわ、こおりで攻めればさほど脅威ではありません。


アカギを倒すと、最後はディアルガと対峙するイベント。


ここで捕まえることも可能ですが、とりあえずサクッとストーリーを進めたかったので今回は倒しました。殿堂入り後にまた会えるらしいです。


最後に道具も回収。

というわけで、図鑑集めの旅ついでに始まった勧善懲悪もここらでひと区切り。ストーリーも終盤ですが、焦ることなくのんびり進めていきたいと思います。
それではまた。





今週『LEGENDS』発売ってマジ?