今更ながら、紹介する順番に特に意味はなかったり。




・かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-



大人気シリーズの3期。


早坂推しの身としては、やはりカラオケ回ラップバトル回がイチオシかな。

苦手(では済まされないほど壊滅的)なラップを必死に練習し、魂の叫びで早坂に問いかける会長の姿には胸キュン必至。藤原千歌は犠牲になったのだ。


僕は何というか、ラブコメ作品の中でも恋にならなかった愛が大好物です。直近だと『五等分の花嫁』の風太郎と五月ちゃんとか。

当たり前のことですが、男女が出会って必ずしも恋に落ちる訳ではないです。もちろんそれ自体を安易だと非難する訳ではないですが、『ラブコメ』というジャンルでありながらもそうならない関係まで丁寧に描いてくれる作品は素直に好感が持てます。


この言葉自体“かぐや様”の原作において某キャラがこぼしたセリフなので、作中における“その”ふたりにも期待大です。


少し話題が逸れますが、昨今のラブコメ(特に漫画原作)は主人公のキャラメイクが精巧になってきた印象がありますね。その中でも特に白金御幸は、一人の男として非常に好感の持てるキャラクターをしているのではないでしょうか。

学年一位の秀才にして生徒会長という輝かしい肩書きの裏で、実は超がつくほどのポンコツというギャップ萌え。それでいて努力家で、みっともなくても挑戦をし続けて困難を乗り越える──そんな姿に心を奪われた読者・視聴者も多いはずです。あと、同性の友達といる時は意外と普通の男子高校生なのも好ポイント。


原作もいよいよ佳境。コメディの隙間を縫うようにして散りばめられてきた伏線たちが、一気に集まって結末へと加速しています。

生徒会メンバーたちがどういう道にたどり着くのか、最後まで目が離せません。




・理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(ハート)

 


キャストの顔が良い。


…という妄言はさておき。

“かぐや様”然り、僕はガッチガチに固め上げた設定で緻密に伏線を散らしながら進んでいくストーリーと、その間隙を縫って繰り出される怒涛のコメディが大好きです。そういう作品あったら教えて下さい。


雪村君と氷室の秀才カップルもさることながら、トラスケと棘田のデコボココンビも良い味しているのでそちらの進展にも期待。どうやら原作では何やら大変なことになっているとか…? コミックス最新巻まで早く追いつかなきゃ。




・阿波連さんははかれない


 


5分アニメで良かったんじゃね?

物静かで人との距離感をはかるのが苦手な女の子、阿波連れいなさんとその隣に座る男子・ライドウくんのほのぼのコメディ。

基本的には阿波連さんが何かやり始め、それに対してライドウくんが素っ頓狂な独り合点で便乗しておかしなことになり、最後にネタばらし…の繰り返し。

気になった点としては、キャラメイクの甘さかな。
特に、ライドウくんが阿波連さんに執着する理由(心理描写)が全くといっていいほどないので、ほのぼのはする一方で「ライドウくんは何で阿波連さんに拘るんだろう?」という違和感が付き纏う。それの正体が好意や下心なのか、それともただ単純にライドウくんがズレたやつだからなのか。ここに対する回答がないまま物語が進んでしまうゆえ、何となくスッキリしないままだったのは惜しかったです。

そんな訳で間延び感の否めない作品ながら、その分CV.水瀬いのりの強さに触れられる作品でもありす。色んな意味で、水瀬いのりがアニメ業界に求められ、愛されていることがわかるのではないかと。



・CUE!


前期に引き続き視聴継続。

おおよその感想は冬アニメの感想の時にした通り。前半でスポットを浴びなかったメンバーに焦点を当てた回が多くて良かったどす。

前クールからの繰り返しになりすが、ベッタベタなくらい王道を征く声優ドキュメンタリーアニメです。各話でメインとなるキャラクターが困難に直面し、仲間や恩師の支えがあってそれを乗り越えていく。その間にメインストーリーの進展が少しずつあって、いつしか時は流れていく…という流れ。

作品と共に役者たちも成長していくので、声優×アーティストものが好きな層には是非ともオススメしたいです。ただ、DIALOGUE+との掛け持ちをしていると「DIALOGUE+とその他8人」みたいな感覚がどうしても拭えなくて申し訳ない部分もあるので、DIALOGUE+から入るのはちょっと危険かも。ぶっちゃけ僕もDIALOGUE+じゃない面々の声と顔と名前が全く一致していないし。
幸い、各種メディアにて見かける方々も増えてきたので、そちらのルートから「CUE!」に流入する方が素直に応援できるんじゃないかな。



・社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
 


とにかくロリロリ。文字通り癒されたい方向け。

この世知辛い現代社会を生きる大人たちの「可愛い幼女に癒されたい」という歪んだ欲求を、オカルトの力を借りて強引に解決するという、何とも悪魔的な発想力。
もし仮に伏原さんが男性だったらアウトでしょうし、ロリオバケたちが生身の人間でもアウト。ある意味『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』と対を成す作品と言えるかもしれない。キャストも何人か被っているし。

ちなみにキャスト発表時に某亡霊たちが大歓喜したのですが、石原夏織ちゃんの登場は中盤以降、小倉唯ちゃんに関しては11話にようやく少し喋って本格的な登場は最終回のみなので要注意。



という訳で春アニメの感想。
今期はかなり話題作が多く、拾いきれなかったのが心残りかな。どこかのタイミングで追いかけたい作品がいくつか。

また随時更新していくのでよろしくです。