TwitterやInstagramでも報告させて頂きましたが、
我が家に新しい家族が来ました。
長生きできなかったりにあの分まで、
沢山愛情を注いであげたいです。
例に倣って名前はまだありません。
数日様子を見て、
次の週末くらいに決められれば良いなと思っています。
名前が決まったらまた報告します。
以下、TwitterやInstagramでは語らなかった余談になります。
今回ハムちゃんをお迎えすることに対して、
数日間ではありましたがかなり葛藤しました。
りにあを亡くした喪失感や自責の念から、
目を背けたいのではないか。
所謂「現実逃避」のために、
別の子を求めているのではいか。
新しい出会いが見つかったら、
りにあを忘れてしまうのではないか。
また悲しい別れを繰り返してしまうのではないか。
色々考えましたが、
結局のところ答えは出ませんでした。
僕は気持ちの整理ががつかないまま、
近場のペットショップに足を運びました。
ノーマルやブルーサファイア、クリーミーラインなど、
様々な種類のハムスターが展示されていました。
生後1ヶ月程度の子たちは多頭飼育されている一方で、
「ジャンガリアンハムスター ♂」と書かれたケージで単独飼育されている子がいました。
既に生後2ヶ月半ほどになり、
縄張り意識が強くなったために単独飼育に切り替わったようでした。
「もしお迎えするなら男の子だよな…」と漠然と考えていると、
4人組の家族が僕の近くを通りかかりました。
買い物カゴの中にはハムスター用の床材やご飯、
回し車などが入っていました。
恐らく、新しくハムスターをお迎えするつもりだったのでしょう。
楽しげにハムスターたちを吟味する一家を尻目に、
僕は、例の単独飼育されていた子の性別確認を店員さんにお願いしました。
正直言って、プロが「♂」と書いているのだから、
わざわざダブルチェックする必要はない気もします。
念のため…と言ってお願いしましたが、
本当の目的は性別の確認ではなく、
その子を例の一家に先取りされないためだったのかもしれません。
店員さんがその子をケージから透明ケースに移そうとすると、
その子は真っ先に店員さんの手に噛みつきました。
僕は、凶暴な子だな、と思いました。
店員さんが何とか透明ケースに移すと、
今度はひどく怯えた様子でケース内をウロウロし始めました。
店員さんはそのタイミングで例の一家に呼ばれてしまい、
僕に「少々お待ちください」と伝え、その場を離れました。
僕と名もなきハムスター、2人きりになりました。
その子は一刻も早くその場から逃げ出したかったらしく、
うんちを出し、頬袋に溜めたご飯を吐き出し、
少しでも体重を軽くすると、
ケースの外を目指して一生懸命駆け出しました。
“商品”を勝手に触る訳にもいかず、
僕はその様子をただ見守っていました。
店員さんが「失礼しました」と戻ってくるまで、
恐らく1分もなかったと思います。
しかし、僕にとっては、
その1分が恐ろしく長く、辛く感じられました。
そしてそれは、
透明ケースの中で怯えていたその子も同じだったと思います。
僕は店員さんに、「この子に決めます」と伝えました。
こうしてこの子は我が家にやって来ました。
…やっぱり、名前がないと格好がつかないので、
早めに決めてあげたいですね。
皆さんからも随時募集しているので、
良い案があればどしどし送って下さい。
それでは。