タイトルの通り。


以前参加したツアーの感想をずっと書いていなかったので、

「Ninth Peel」に参加する前に書いておこうという魂胆。


時間が経ちすぎてややうろ覚えの箇所もあるけど許して頂戴。




・ライブツアー「kaleid proud fiesta」

ユニゾン大躍進のきっかけとなったアニメ「TIGER & BUNNY」続編のOP曲を引っさげてのツアー。


実はタイミングが合わず参加する予定はなかったのだけど、たまたま仕事の都合で新橋辺りに行ってそのまま終わる日があって、たまたまその日に東京ガーデンシアターで当日券(見切れ席)が販売されていたのて急遽参戦。

スーツでライブ行ったのはこの時が初めてでした。


1曲目は「harmonized finale」。マジで!?


実は開演前にフォロワーと挨拶して初手予想していたのだけど、これは読めねぇわ。

ちなみに僕の予想は「CAPACITY超える」。フォロワーからぬるっと始まるっていうヒントをもらっていたのだけど、こんなもん当たるかいな。


なお、このツアー、1曲目はステージの白幕を下ろしたままシルエットスタイルで演奏。

ただ、当日券の見切れ席(めちゃくちゃ下手側)参戦だったため、貴雄は普通に見えていました。

Blu-ray買って見て初めて気づいたけど、正面だとスクリーンが星空みたいな演出になっていたみたい。


ライブで聴くのは初めてだったので、めちゃくちゃ嬉しかったね。なんというか、やっとお前に会えたよっていう感じ。

そこそこライブでやっているイメージはあるけど、どうにもタイミングが合わずに出会えてなかった名曲。

落ちサビで演奏がピアノだけになって、そこに斎藤宏介のトゲトゲしくも艶やかで華のあるハイトーンが乗るところがグッと胸を打つ。

小倉唯ちゃんの「白く咲く花」もそうなんだけど、イントロのフレーズが落ちサビでボーカルと合流するのめっちゃ好きなんですよね。そういう曲あったら教えて。


さて、アウトロを引き伸ばしてカポを2フレットに移動。


「フルカラーかなぁ」なんて思っていたけど、2曲目は「箱庭ロック・ショー」。今回は概ね音源通りのスピードでした。たまにめちゃくちゃ速い時ある。

2番終わりのギターソロ、噂によると歪みエフェクター踏んでないらしい。斎藤宏介サウンドの歪みはアンプで作るのが基本なんだって。

ベース弾き的にはあまり複数のアンプを使うイメージに親近感がないのだけど、足元の操作でアンプを切り替えるのも風情があって楽しそうだよね。予算と置き場所がないから無理だけど。


3曲目は「世界はファンシー」。

ユニゾンらしい変態的なアンサンブル。間奏のギターソロでDigitechのワーミーペダルをふみふみする斎藤宏介がカッコ可愛い。

もはやアニソン業界でもすっかり定着した“田淵節”だけど、特にこういう早口のメロディーになればなるほど難解で混沌としたボキャブラリーが炸裂するイメージ。逆にバラードとかになると、優しいようでちょっと優しくない、けどどこか背中を押してくれる言葉が並ぶ。


4曲目は「シャンデリア・ワルツ」。

個人的に「フルカラープログラム」と並んで「やっぱユニゾンのライブって言ったらこれだよね」枠。キーが同じだからかな? まぁフルカラーが割と王道的なコード進行しているのに対して、こっちは所謂「マリオ進行」の大盤振る舞いだからあまり似通ってはいないのだけど。


ここで第1ブロック終わり。


暗転を挟んで、ボーカルから『最後までよろしく』と短めの挨拶。


貴雄の囁くようなカウントから「CAPACITY超える」。こっちだったかー!

これもCDだと複数のギターを重ねているっぽいけど、ライブでは1本で上手く再現しているなぁ…。3,4枚目のアルバム辺りの曲は歌いながら複雑なギターワークをしている曲が特に多い印象。

そういえば、「Spring Spring Spring」のメドレーを除いてフルで現地回収するのは初めてでした。


お次は「Silent Libre Mirage」。嬉しい〜。

デジタルシングルなので地味な立ち位置だけど、スリーピースのアンサンブルが心地よいナンバー。

ユニゾンはイントロでギターソロを弾くイメージが強いけど、こういうコードプレイによるイントロも忘れちゃいけない十八番。斎藤君、テンション・コード好きだよね。


さて、そんな「Silent Libre Mirage」の流れを引き継いで、しばらくは「あれ、このツアーって「MODE MOOD MODE」だっけ?」ゾーン。

「Own Civilization(nano-mile met)」では重苦しいギターサウンドに乗せて、ダウナーながらもパワフルなハイトーンボイスが響く。

友達が言ってて「なるほど」って思ったけど、アルバムの1曲目を全然関係ないライブで平然とやれるのはユニゾンの強みですよね。「to the CIDER ROAD」とか人気投票でアニメタイアップを抑えて上位に食い込んで来るし。


「MODE MOOD MODE」ゾーンは続き、8曲目は「ラディアルナイトチェイサー」。

本人たち曰く、「アルバムのバランスを考えてカップリングにした」らしい。本当は「フィクションフリーククライシス」じゃなくてこっちが入る予定だったとか。

シングルのツアー以外でカップリングをあまりやらないユニゾンだからこそ、今回はそういう曲たちにスポットが当たったのも嬉しかったなぁ。このあとも何曲かそういうのがあります。


『目が覚めるまでそっとしといて欲しい』


最後のフレーズを歌い終えると、無作為(?)に「fake town baby」へ。またもや「MODE MOOD MODE」枠。

2サビ終わりの変拍子セッション帯ほんと好き。タイアップ曲は好き勝手やるとアニメ制作側に怒られちゃうから作品の90秒に乗らないところでめちゃくちゃにやるって、昔どこかで田淵が言っていた気がする。確かに「シュガーソングとビターステップ」とか「Catch up, latency」とか間奏ヤバいよね。


ここで第2ブロック終わり。


第3ブロックは、しっとりとしたバラードゾーン。

まずは斎藤君のお気に入りらしい「5分後のスターダスト」。これ、涼しい顔しながら歌って弾いているけど、アルペジオとか弦飛びのギターソロあるから難易度バカ高いはずなんだよな…。サビのボーカルも高いし。

これを20歳そこらでやっていたっていうからすごいよね。幼少期にアルト/ソプラノのリコーダー2本同時操作で培ったテクニックらしい。わけわからん。


お次は「弥生町ロンリープラネット」。やったー。

「Patrick Vegee」アルバムツアーでセトリ入りされていなかったこともあり、リリース後も随分と長いこと現地エンカウントできていなかった曲。2020年の配信ライブで披露されて以来、約2年2ヶ月経っての初回収。

サビ前のピィイイイインって音、ナットよりもさらに上のペグ付近を弾いて鳴らしていた。そういや「流れ星を撃ち落せ」でもそんなことやってたね。


『そしてぼくらの春が来る』


今回は「春が来てぼくら」はお預けして、ここで第3ブロック終了。


第4ブロックは斎藤君の高速8分ミュートサウンドと、それに合わさる貴雄の高速ドラムプレイから。田淵はドラムライザーに腰掛けて2人を見守っていました

田淵はよく自分のこと「ベース下手くそ」って言うけど、その分この2人に対して全幅の信頼を置いているのが伺えて素敵なのよね。もちろんそうなるまでには色々ぶつかってきたらしいけど(若い頃は田淵と貴雄がよくモメてたらしい)、それが積み重なって今の関係性を作ってきたんだなぁ。

あと、プレイ中に斎藤君と貴雄が目を合わせてイチャイチャしてるのも好き。田淵の無理難題に応え続けてきた2人ならではの絆を感じる。

ちなみに斎藤君は初めて貴雄に会った時は「絶対に友達になれないと思った」とか。


そんな3人の関係性に思いを馳せつつ、「ワールドワイド・スーパーガール」。これもフルで聴くのは初めてだったかも?

ちなみにこの日、珍しいミス(?)に遭遇しまして、ラスサビ前に貴雄が叫びまくった時に拍がズレたのよね。貴雄が一拍多かったのか、斎藤君が早く歌に入ったのか、『今世紀最大のってあおってる割には』くらいまでドラムとギターボーカルが違うリズムのまま進んでいた。

よくわかんないけど、何か演奏止めることなくその場の勢いで乗り切ってました。ある意味めちゃくちゃテクニカルなプレイングを見られてラッキー。


お次は新曲「ナノサイズスカイウォーク」。これも多分F#かな? 僕は絶対音感がないから雰囲気だけじゃわかんないことが多いけど、何かメロディーの運びがそんな感じする。


“ザ・伏兵”って感じのカップリング曲…と思いきや、ライブではまさかのオリジナルギターソロ搭載。めっちゃカッコよかったぁ。

映像とライブ音源も発売されているので、気になる方は是非買って比較してみて。


最後の暗転を挟み、ミニセッションから「サンポサキマイライフ」。

これも昔からやっているけど、一向に色褪せないなぁ。余談だけど、初めて参加したツアーが「One roll, One romance」で、その時の1曲目これで度肝を抜かれた思い出。

あと、こういう“古い曲”を今でも最前線で活躍させられるのもユニゾンの強いところよね。やっぱりある程度バンド歴が長くなってくると方向転換だったりとか、「これ今やってももうウケないよ」とか「あの頃の歌詞なんか恥ずかしくて歌えないよ」みたいなのが増えてきちゃうと思うけど、それが比較的少ないアーティストだと思う。「cody beats」は15周年でやるまで半ば封印状態だったって噂は聞いたことあるけど。


そんな初期曲から、ユニゾンの代表曲の1つ「オリオンをなぞる」へ。

そういや、オリオンのTHE FIRST TAKE上がってましたね。

 


貴雄、THE FIRST TAKEなのに原曲通りやる気なくて草。ずっと普通のドラムしてねぇんだが。
冒頭のアカペラは原曲当時との歌い方の進化が感じられて感慨深い。若い頃はとにかくザラザラ&ギザギザしたボーカルだったのに対し、歳を経てどんどん深みとかエロさが増していきます。好き。
田淵が暴れていないことで話題になっていたのも面白かったというか、企画へのリスペクトを感じた次第。にもイジられていたね…。

 

 

田淵、何だかんだ言ってTPOを弁えているというか、その場に応じて自分が取るべきポジションをよく考えているなぁって思う。

THE KEBABSの時はちゃんとカメラ目線で写真に写るし、DIALOGUE+のPとしてコメント出す時はちゃんと丁寧語使っているし。


さて、お次は「kaleid proud fiesta」。ここで表題曲。

アニメに寄せて、まさに「オリオンをなぞる」の続編といった感じの曲。

近年はタイアップでもキメまくりの変態性が隠せない曲が多いけど、やはりタイバニ楽曲のためかその辺は抑え気味の曲かも。この曲でMステやTHE FIRST TAKEに出たのも、タイバニへの恩返しなのかなぁって感じます。


というか、この曲を聴きながらあと2曲あるけどどうすんのこれという懸念が。

いや、手札はまだまだあるけど、カレイドって「ヘッドホン着用」と「カポ装着」だから次の曲への繋ぎ方がめちゃくちゃ難しいと思っていて。曲間でのタイムロスを嫌がるバンドが、このラストスパートでいちいちヘッドホン外したりカポ外す手間を作るか…?

かと言って、同期サウンド流してカポ1のまま演奏する曲なんて他にあったかな…。


と思いきや、まだありました。カレイドと同じ条件でやれる曲。


ラス前はまさかの「to the CIDER ROAD」。それがあったか

この曲めちゃくちゃ人気よね…。2020年くらいにやった人気曲投票で普通に1ケタに食い込んでいた気がする。

アルバム「CIDER ROAD」のリード曲に相応しい爽やかな曲調に、前向きなんだけどあくまでもユニゾンらしく決してポジティブ一辺倒にはならない歌詞。ファンには堪らないナンバー。


最後の曲はミニセッションを挟んでの「10% roll, 10% romance」。

「シングルで始まってシングルで締めるのって珍しいな」っていう印象。特に、ライブの最後に来るシングルって「桜のあと(all quartets lead to the?)」くらいしかイメージないかも。

逆に言うと、「オリオンをなぞる」「シュガーソングとビターステップ」で終わることって滅多にない気がする。とりわけシュガーに関してはめちゃくちゃ流行ったけど、あくまでも手札の1つというか、“本人たち以上に世間の評価が良かった”感。

アレ、令和の時代に発売されてたらVTuberの歌ってみたとかTikTokのダンス動画に利用されまくって文字通り“道具に成り下がっ”ていただろうなぁ。


という訳で、MCなし。多分『ようこそ』『UNISON SQUARE GARDENです、最後までよろしく』『ラスト』『バイバイ』くらいしか喋ってない。

ちなみにアンコール含めても『アンコールありがとうございます』『ラスト』『バイバイ』くらいしか喋ってません。


という訳でアンコールは「Cheap Cheap Endroll」→「シュガーソングとビターステップ」→「場違いハミングバード」。


「Cheap Cheap Endroll」、信じられないくらい速くて笑っちゃったんだ。ちなみにアンコールだと貴雄が上着で目隠しすること多いけど、半年以上前のことなので記憶がない。だから早く書けと言っておろう


「シュガーソングとビターステップ」に関してはもう大人気すぎて言うことはない気もするけど、まぁ意外とアンコールでやることなかったかもね。

個人的にアンコールってあくまでおまけであって、代表曲をアンコールまで温存しがちなライブやるアーティストってものすごくイヤで。

逆に言うと、この曲をアンコールに置いてもそれがないというか、(先述の繰り返しになるけど)売れた曲もあくまでも“おまけ”や“手札の一つ”として扱えるところがユニゾンのライブにおける魅力というか。

そんな訳で、この曲もソロだとやらない場合も多少あるよっていう話。


「場違いハミングバード」は安定のBPM約160。今までと違ったのは、2サビ終わりの展開かな。転調して戻ったところのギターソロでエフェクティブな和音が入っていました。ピッチシフター的な何かを踏んでいたのかしら。

開幕の貴雄絶叫もどんどん激しくなっていくので、今後も末永く続けて欲しい曲。




・ライブツアー「fiesta in chaos」

上記のツアー直後にシングル「カオスが極まる」が発売されたので、追加公演的な立ち位置のツアーとして開催。


開幕はミニセッションからの「10% roll, 10% romance」→「cody beats」→「kaleid proud fiesta」→「スロウカーヴは打てない(that made me crazy)」→「放課後マリアージュ」→「サンポサキマイライフ」→「桜のあと(all quartets lead to the?)」という、まさかの暗転なし連続7曲。そこそこユニゾン見てきたけど、これは初めてのパターンでしたわぁ…。


印象的な部分を抜粋すると、まずは開幕の「10% roll, 10% romance」。

ツアー「kaleid proud fiesta」の時とほぼ同じ(?)ミニセッションから始まるという優遇ぶり。

田淵曰く、この時期は「Invisible Sensation」「fake town baby」も連続して発売されたため、それぞれをイマイチ大切にしきれていなかった感があったらしい。

それもあってか、特に10%のミニセッションは優遇されているなぁという印象。確か「DRIP TOKYO」でも採用されていたはず。 



この流れを止めないためにカポ1シングルで繋げたのもアツかったね。「cody beats」めちゃくちゃ好きなんだ。


あとは「スロウカーヴは打てない(that made me crazy)」→「放課後マリアージュ」のノータイム繋ぎで高まったりとか、「サンポサキマイライフ」が連続セトリ入りして高まったりとかかしら。


あぁ、やっぱり「桜のあと(all quartets lead to the?)」は強いよね。

僕はこの曲がきっかけでちゃんとユニゾンを聴き始めたから思い入れが強いけど、会場の盛り上がりを見て「この曲意外とみんな好きなんだな」っていつも思う。


怒涛の第1ブロックから引き続き、第2ブロックもノンストップで6曲を披露。


「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」→「5分後のスターダスト」→「フィクションフリーククライシス」の繋ぎでは、ドラムが曲間で絶えずリズムを刻むことで連続性を演出。バラードからアップテンポなナンバーに移行する際も雰囲気を壊さなかったのは経験のなせる技でしたね。


そのまま「Hatch I need」→「流れ星を撃ち落せ」と繋ぎ、2サビ終わりでは『On Drs, Takao Suzuki』。短めの構成だったのも、このツアーにおけるスピード感を重視しての選択だったのかな。


アウトロでは貴雄がヘッドホンを装着。いやいやさっき7曲連続でやったのにまた6曲連続はやばいだろと半ば笑いながら構えていると、ここでまさかの新曲「カオスが極まる」。やばすぎんだろ

「Phantom Joke」初披露の時に“ずっと普通のドラムしてない”みたいなことを言った記憶があるけど、こっちの方が格段にずっと普通のドラムしてなかった。

 


クッソ丁寧な解説からの、クッソ訳分からん実演。

意外だった点が2つあって、1つはサビ前とサビ終わりのコーラスを同期サウンドで流した点。マイクに縛られないことで、田淵&貴雄が自由な表現で踊れるっていうのもこれまでの楽曲になかったポイントかもしれない。
もう1つは、めちゃくちゃ火が出ていた点。武道館の「天国と地獄」でやっていた記憶はあるけど、他にあったっけ? ってレベル。
この曲に関しては歌詞通りぶちかましてくれって感じなので、こういう演出はガンガンやってくれると嬉しいね。

ここで第2ブロック終了。開演から1時間弱くらいで13曲終わってしまった。

あっという間にラストスパートに突入の第3ブロック初手は、まさかの弾き語りスタイルによる「春が来てぼくら」。1サビ丸ごと斎藤宏介ソロ。
数分前まで邪魔だ、すっこんでろとか正気の行方に興味はねえやとか言ってたやつらか?

ていうか、この曲も何気にめちゃくちゃ大切にされているよね。
個人的にシングルの中だと「オリオンをなぞる」「桜のあと(all quartets lead to the?)」「シュガーソングとビターステップ」「10% roll, 10% romance」はライブの中でも大事な役割を任されることが多いと思っていて、「春が来てぼくら」もこの系譜に乗っかってきそうなイメージ。

さて、お次は「シュガーソングとビターステップ」。オイオイオイオイ
いや、良いのよ。ラストスパートだから好き放題強い曲ぶち込んで良いのよ。
良いけど、次どうすんだよ
表題曲「kaleid proud fiesta」「カオスが極まる」もやった。
定番曲の「桜のあと(all quartets lead to the?)」「10% roll, 10% romance」もやった。
そんな中で、終盤に来て「春が来てぼくら」「シュガーソングとビターステップ」が続いてしまった。

これもうココがピークじゃね?

一応まだ「オリオンをなぞる」があるけど、ユニゾンみたいな捻くれ者がこの終盤で3連続王道シングルを重ねてくるみたいな真似するとも思えんし…。

なんて思いながら会場を見つめていると、お次は「フルカラープログラム」。
そうだ、ユニゾンにはこの曲があるのだ。

なんつーか、もはや“UNISON SQUARE GARDENのテーマ曲”よね。

「TIGER & BUNNY 2」と「ブルーロック」のタイアップ曲を引っ提げたツアーで、その表題曲も過去の代表シングルも概ね使い切っても、そのあとを任せられる。
ここはまさに完全無欠のロックンロールを見せつけられたなぁ。

あと、ラスサビの『Wow wow wow』が近年稀に見るレベルで力入ってて震えた(小並感)。

色んなライブで度々聴いてきたけど、マジで今までで一番良かった。

しかも、この次は「箱庭ロック・ショー」。ここに来てまさかのインディーズ楽曲繋ぎ
この曲、タイトル的にも「フルカラープログラム」以上に“UNISON SQUARE GARDENのテーマ”みたいな雰囲気しているくせに、結構ぞんざいに扱われてきた(というかセトリに入る率が普通に低い)イメージが強いのよね。
ぶっちゃけ、この2ツアーでこんな大事なポジションに置かれたのがめちゃくちゃ意外だった。2曲目とかラスト前なんて、それこそ「オリオンをなぞる」「シュガーソングとビターステップ」が一番使われてきた場面なので。

もしかしたら、メンバーからもファンからも過小評価されていたのかもしれない。正直、僕もこの2ツアーで「あれ、こんなにカッコイイ曲だっけ」って思った。
今後は出番が増えるかもね。

さて、そんなこんなで気づけばもうラスト。

最後は「シャンデリア・ワルツ」。最高かよ
2Bの『譲れない物もある』はツアー「CIDER ROAD」スタイル。それが聴きたかったんよ。

F#(sus4含む)でかき回すとライブ終わりを感じるよねぇ。「Catch up, latency」も締めに向いてそう。

そんなこんなで1時間15分くらいで本編を終えたユニゾン。

そういや、最近はアンコールで着替えなくなったね。おかげでテンポが良すぎる。風邪引かないでね。

アンコールは「Cheap Cheap Endroll」→「ラディアルナイトチェイサー」→「君の瞳に恋してない」。わちゃわちゃしてて楽しかったなぁ。



そんな訳で、今更ながら去年参加したツアーの感想をまとめて振り返り。

ひと言でまとめると、やっぱりユニゾンのライブって楽しいよねっていう話。

これでもまだ書き残している気がするので、思い出したら加筆するかも。

ではまた。