親・子の片づけマスターインストラクター
片づけ心理学®インストラクターのウラタユウコです。
前回の
「子どものお年玉どうするか問題」のブログも読んでいただいてありがとうございます。
今回はまた「親の家の片づけ」についてのお話し
うちの母は3月から片づける!と決意してくれました。
そこで感じた最初のハードルが
親自身が「片づけたい!」と思うこと
自然にそんな気持ちになってくれるのがいちばんいいのですが、
なかなかそうもいかない
だから
親の立場に立った
「片づけた方がいい理由」を素直な気持ちで伝える
ことをやってみました。
(それでも責められているような気持ちになって、かえって反発する方もいるので焦らずにじっくりいきましょう)
つくづく、親の家の片づけはモノ以前に親子の関係性がめちゃくちゃ大事やと思う。
そして、私の場合
それを伝える前にちょこちょこ種まきをしてたんです。
具体的に何を考えて何をしたのか
私たちの親世代は
モノを大切にする=とっておく
の概念が強いため
そもそも手放すことをよしとしない方が多いです。
その上でモノが溜まるいろいろあるけど
うちの親の場合は
①捨て苦手
②不安でモノをため込む
(災害の時用のものとかめちゃくちゃ多い)
③お客さん用のモノが多い
(お皿や布団など。民泊でしたっけ?ってくらい)
④買い物好き
(もう我慢したくないそうです)
の複合型です(汗
この「モノが溜まっちゃう理由」を1個1個消していこうと思いました。
「モノが溜まっちゃう理由」のつぶしやすそうなところから取り掛かろうと
まずは
③お客さん用のモノが多い
(お皿や布団など。民泊でしたっけ?ってくらい)
をクリアするために
先日遊びに行った時
あらかじめ自宅でおせちを一緒に食べようと言われていたので
紙皿
紙コップ
割りばし
を持って行きました。
「準備も片付けも楽して
久しぶりの時間を楽しもうぜ~!!」と明るい感じで
実際、いつも片づけやお皿を洗う時間に取られて
あまりゆっくりできなかったりしたので
紙皿作戦は大成功
残った時間で
母と2人でしまってある着物を出したりしながら
ゆっくりと昔話をしたり
(これも着物の整理につながりました)
子ども達といろいろ喋ったり
ゲームしたりと楽しく過ごせて
「これやったらお皿あんなにいらんよね。」
と言ってもらえました。
もうお客様もほぼ来られないし
来られたとしても手料理をふるまうことはないやろうし。
(※イメージ)
こんなにたくさん皿を持つ必要はないっていうことを楽しい雰囲気の中で知ってほしかった。
ついでにお布団も
①干す
②シーツをかける
③敷く
④シーツを洗う
⑤干す
⑥取り込む
⑦畳む
⑧しまう
泊まって布団を使うとなるとこれだけの工程×止まる人数分
この作業を高齢の親がやるのは大変すぎる。
だから
「泊まりに行く時は寝袋持って行くからね!」
と伝えました。
もうその方が何倍も楽ちんで私たちも気軽に行けるし
最初は少し申し訳なさそうにしていた母ですが
「子ども達もその方がキャンプみたいで喜ぶよ」
と伝えたところで
民泊なん?っていうくらいたくさんあった布団も
「布団2組残して後は捨ててもいいね」と。
(※イメージ)
お客様用が多い実家
それは両親のおもてなしの心でもあるので
(それでも数は考えて欲しいけど)
その想いはくみ取った上で
「なくてもいけそうやん」って思ってもらえればうまくいきやすいですね。
すごく遠回りな気もするのですが
いちばん難易度が高い実家の片づけは
とにかく焦らない!
なくても大丈夫!
むしろ楽しい!
そう思ってもらえるような種まきができると
最初のハードルの
親自身が「片づけたい!」と思うこと
もクリアしやすいかもしれません。