荒野よりおそらく・・・勇者はこの覚悟をして死地に赴くのだろう一方で何の罪科のない人々が災厄に巻き込まれて命を落としたときは自らがいる場所に気づいて、ひとしきりの慟哭の後に無念の気持ちを無理矢理押し隠しつつ、その言葉を天から降らせているような気がしてならないそんな気がするひとつ言えることは、わたしはそのどちらの立場にもいないこともうひとつ言えることは、その無念に瞑目するしかないこと