少し久しぶり。
新たな歳を迎えてから、一本一本上り調子でステージに立てている気がします。
そして迎えた寺子屋10周年イベント、川崎CLUB CITTA'。
とても良いイベントでした。
曲数は少なかったけれど、その「限られた時間」で出来る最大限の「らしさ」を詰め込んだつもりです。
実はこのイベントで「OUSIA」を演るのは、メンバー間でもかなり揉めたんだ。
勿論、曲としてはメンバー全員演りたいと思ってた。
でもお昼からの長時間イベント、普通こうゆうイベントは最初のバンド以外リハーサルはない。
でもリハーサルがない状態でアコースティックギターを用いた曲を演奏するのは、音量バランスやセッティング面で非常に厳しい。
選択肢はアコギを使わずに、エレキギターのみで「OUSIA」を演る、もしくはこの曲をセットリストから外すか…
オレは前者を提案をしたのだけれど、誠がこの曲はどうしてもアコギが必要だと言って譲らなかった。
そうなると後者を選択するしかない。
しかし、20分という限られた時間、そしてCLUB CITTA'という空間で「OUSIA」以上に今のTHE BLACK SWANを表現出来る曲が見当たらなかった。
そのことを事務所に相談したら、タイムテーブルを無理くりしてリハーサル時間を作ってくれた。
この10周年という大切なイベントで、まだ所属して間も無い新人バンドの我儘を聞いてくれた事務所と社長には本当に感謝しています。
この素晴らしいイベントで「OUSIA」を演れたこと、こんなマニアックで長い曲だけれど、誰かに届いていたら嬉しいです。
寺子屋の長い歴史の中で、まだ4ヶ月という短い時間だけれど、事務所にも、そのお客さんにも、THE BLACK SWANらしく爪痕を残していけたらと思います。
そして、今日出逢えた「君」とまた再会出来ることを祈っています。
儿