まず、牡馬の中2週(前走から18日から24日後)に走った馬体重別平均PRB値のグラフです。

追切3本以上、重い体重の助手が最終追切に騎乗した条件で

強め調教(青線)と馬なり調教(緑線)に分けてグラフにしました。

馬体重階級1の成績が高いですが、強めも馬なりも馬体重階級が大きい程、

成績が良くなっています。

牡馬は馬体重が多い程、キツいローテで有利であると言えそうです。

 

次に、牝馬の中2週(前走から18日から24日後)に走った馬体重別平均PRB値のグラフです。

追切3本以上、重い体重の助手が最終追切に騎乗した条件で

強め調教(赤線)と馬なり調教(オレンジ線)に分けてグラフにしました。

馬なり調教(オレンジ線)では馬体重階級が低い3以下の成績が高いです。

強めの調教では馬体重階級1が高いですが、馬体重階級が大きい程、高い傾向が見られます。

 

馬体重の少ない牝馬はキツいローテでは、馬なり調教の方が成績が高いのは、

牡馬とは違います。やはりデリケートな牝馬の性質がここに表れているようです。

あくまで平均PRB値の結果ですから、牝馬に関しては個別の調教師の調教方法を吟味する必要がありそうですね。

調教の総論に関してはこのくらいにして、次回から展開について精査していきます。