江戸っ子シリーズ第三弾です

江戸っ子とは旧江戸市街地に3代以上生まれ育ってきたものだと書きました。そしてもう一つの条件としては江戸の気質や文化を継承しているものであること

東京には関東人としての気質もあり、江戸っ子としての気質もあり、江戸から東京へ連綿として伝わる都市文化があります。それらを継承していなければ江戸っ子とは言い難い部分もあります。ただ東京に生まれ育っただけで江戸っ子だ!と威張られても納得しがたい部分があります

そんな自称江戸っ子よりも、地方出身の方で、江戸文化に興味を持ち、憧れて、あれこれ勉強なさっている方の方がよほど江戸東京に精通し、江戸っ子らしく見えたりするものです。自称江戸っ子よりもそういったにわか江戸っ子と言える方々に江戸文化を伝承してもらった方がよほど良いのではないかと思う時もありますね

しかし江戸っ子はなりたくてなれるものではありません。江戸っ子としての血やDNAが必要なのです。自称江戸っ子は威張りたくなる気持ちも分からないでもありませんが自ら「江戸っ子、江戸っ子」と連呼するのは江戸っ子の美意識に欠けるものであると思います。江戸っ子と名乗るのであれば、江戸の伝統を学んで継承する気持ちを持ってもらいたいものであります

東京に生まれて江戸っ子の範疇外の人達はいったい何者になるのでしょうか?そのことにつきましては、明日にでも書こうと思います