よく地方の方に言われることで「東京に美味いものはない」こう言われることが多いと思います。果たしてそうなのでしょうか?

東京には自然が少なく、食材の産地では無くて消費するだけの都市であるから美味しいものなんてあるわけないという一種の偏見ではないかと思います

確かにとったその場で食べなければいけないような新鮮さを要求される食べ物や、郷土料理のようなものはその土地で食べなければ美味しくないと思います。しかし、これだけ流通が発展した現在で、すぐに食べなければ鮮度を失ってしまうもの以外でしたら東京で味わえます。

東京には圧倒的な人口があり、全国からの人が集まっているので、全国の美味いものは東京に集まってくるのです。全国の食材から名物料理まで何でもあると思います。

地方都市ではその土地の料理しか味わえませんし、他の地方の料理を出しても味が合わないのですぐにお店は潰れてしまうでしょう。しかし、東京には人口の少ない県でも一定の人が住んでいるので、その地方の料理を出す店があっても営業が成り立ちます。東京では全国のものが食べられるかと思います

日本のみならず世界各国の料理だって食べられますよね。中華、フレンチ、イタリアンのみならず、ヨーロッパや中南米の小国の料理まで食べられます

東京のうどんはつゆが濃いとか、味付け云々ということが言われますが、それは主観の問題であって、みんな自分の生れた土地の味がベースになっているので、自分の生れた土地の味が美味しいに決まっているのです。ですから自分の生れた土地の味が一番で、他の土地の料理をどうこう言うのはあまり意味のないことだと思います。むしろ違いを楽しむ余裕がないといけません

自分の土地の料理や味付けが一番と思う村意識は捨てて、日本全体や世界的な視野に立って考えてもらいたいと思います。