全3回にわたったコミカレ街歩き講義の最終回。今回は前回、実際に街歩きをして撮った写真や感想を元にマップを作成していくというもの大きな模造紙に歩いたコースの地図を貼り(日暮里駅前の再開発が出てないのでちょっと古めの地図)そこに写真を貼ったり、書き込んだりしていくもの

最初は防災、防犯マップ。あまりそういう観点で街歩きをしていないのでどういうところがポイントなのかつかめないまま、あれこれ慌しく写真を貼って書き込んでゆきます。完成した地図は貼りだされ、他の班の人たちが見て「なるほど」と思ったところには赤の付箋、「もっと知りたい」と思ったところには青の付箋を貼りました。

色を使い分け見やすく作った班は評価されていました。詳しく解説したり、話を聞いたりしたいところですが時間が無いので次のマップ作成。お次は街の掲示板や看板から街のコミュニティについて考察したものを作成。先生が考える「オチ」はなんだろうと考えつつ、あれこれ貼ったり書いたりしたのですが、時間が足りなくて全て完成させることは出来ませんでした。

時間が押し押しなので、これも詳しくは解説できずちょっと残念。そして風景から見た街の良いところの地図は全く作成することが出来ませんでした・・・・・うーん昼間に改めて出かけて300枚写真を撮って、5000円かけてプリントしてきたのに・・・・全部無駄に(泣)やっぱりもうちょっと時間が欲しかったですね

先生の助手の東大生の二人が感想を。見た目の綺麗なものを評価されていたようなので、我々の班ももうちょっと見た目にこだわればよかったか・・・・・交通、地震、火事などの情報を網羅しているとほめられた班もあったが、我々の班だって(笑)六差路の危険性など交通の面、地震の際は倒壊の危険性のある壁や、配線が複雑で倒壊したら危険そうな電柱、大雨が降ると浸水する地域と、それに対応した浸水舗装、火事の時には消防車の入れない細い路地、荒川区独自の防犯システム、災害時には避難の妨げになる日暮里駅のJRと都と区でバラバラの仕様の連絡通路、古い高架の耐震性とその下に入る店舗の危険性など。いろいろと提議したのですが受け取り方の違いが有るのかもしれません。

しかし他の班を見てみると自分たちの気付かなかった点をあれこれ取り上げているのが面白いですね。段差など事細かに書いている班があって感心したのですが、年齢が高くなってくると段差などに注意深くなるという話が出て、我々があまり段差を気にしていなかったのはこういうことかと、年代別に班を構成した意義がこういうところに出てくるのですね

コミュニティ地図のほうは商店街が変わると街灯やアーケードなども変わってくる。街づくりの違いがそこに分かるというオチでした。商店街の境界など写真を貼ったのですが特に解説は書きませんでした。商店街や町会によって街づくりに対する取り組みが違ってくるのでしょうけど、普段の我々はあまりそのような部分を気にして生活はしていないような気がします。街の基本的な性格を気にしたことはあっても、町会ごとの取り組みはあまり気にしたことがありませんでした。三河島は何でコリアタウンになったのか?日暮里は何で繊維問屋街になったのかとか、そういった部分にも触れて欲しかったような気がします

身近な街だけに見過ごしてきたものも多く、いろいろな意味でも再発見になる講義でありました


講義の終了後は、先生と、助手のお二人、コミカレスタッフも交えて打ち上げ。このコースの皆さんは仲良く飲んだり、話したり出来るのが良いですね。先生ともじっくりとお話が出来て、ある意味、講義よりこちらの方が勉強になったような?(先生ごめんなさい)アフターも良いお勉強が出来ました。皆様、遅くまでお疲れ様でした