寒くなってくると心も体もほっこり温めてくれる、上質のお肉を食べたくなるぅ~。

東銀座でご飯しましょというときに新しくオープンしたというこちらにお友だちと行ってきたよ。

牛碗 紀尾井坂

http://www.gyuwan-kioizaka.com/

住所でいうと銀座7丁目。東銀座の駅から少し歩いた昭和通り沿いです。

 

 

紀尾井と聞くとすぐ官僚閣僚を思い出しちゃう(笑)。

しっとりとした和風割烹の趣きです。

 

 

白熱灯の暖かい灯りが灯る店内は、木のぬくもりがあふれて和モダン。着物を着た仲居さんがかいがいしく店内を動いていらして静かで上品。

ゆっくりと落ち着いて食事ができます。

 

 

フォアグラの煮こごり

 

 

見た目も美しい、ブラウンの美しい三層になった煮こごり。おしゃれ。

鶏肉のミンチにゆり根、フォアグラ、赤ワインと日本酒がゼリー状になっています。フォアグラが和にうまくチェンジされていて、日本料理との融合が斬新。

 

 

湯葉旨煮
湯葉の下には熟したアボガトと鰹だしのジュレがたっぷり。従来の旨煮の概念を覆す調理法。

湯葉とアボガドを合わせるとは!うなりますね。

鰹だしがしっかり香りますので、これはお酒の肴にも最適です。

 

 

お料理の監修はメニューを拝見するとあの吉兆のお孫さんがされていらっしゃるそうで、”ワンランク上の牛丼を”というコンセプトのメインの牛碗も期待大。牛碗はフロア中央のアイランドカウンターの中で仕上げられます。

オーダーごとに煮込まれるので、お店のこだわりの厳選上質和牛がふんわりやわらかく煮込まれる、いい香りを嗅ぎながらライブキッチン感覚で牛碗を待ちました!
 

 

じゃーん! 特選牛碗! ふたを開けるとたっぷりな量です。器さえ美しい・・・

 

 

通常の牛碗には交雑牛、特選には黒毛和牛のリブロースが使われているとのこと。

友人と食べながら話したんだけど、「これは牛丼というよりもすき焼き丼だね!」と。

各素材にしっかりと割り下が沁みた味、真ん中に落とされた半熟たまご、やわらかくふんわりと甘い和牛のハーモニー最高・・・。

 

 

常々、しょうゆ、白米、半熟たまごは三種の神器だと個人的に思っていますが、まさに国民的最高オブ茶色めし。完成度が高いです。

 

 

くずし卵黄と和牛の魅惑のとろけ具合。口の中に広がる旨みに、咀嚼するひととき味覚を甘やかされました!

香のもの、控えめな味のお吸い物もセットで満腹感高まります。

 

 

杏仁メロンソース

 

 

デザートも無国籍な感じがありますね。

ただ牛碗のあたえてくれる後を引く後味の多幸感にずっとずっと口腔を奪われていたかったので、デザートはメロンの濃厚ソースがけよりはシンプルな杏仁豆腐のほうが私はうれしかったかな?

とにかくそれほど牛碗がしみじみと幸せにしてくれたので、それ以上何もいらないと言いたくなるほど。

 

場所柄、観劇や銀座でのお買い物、両親や親戚との会食、接待や海外からのゲストをオモテナシしたいときにもぴったり!(メニューには確かに英語表記もありました。)

ランチもあるそうなのでこれはお昼も気になりますね。