小学校の時に手にとり、?? 何がいいのかわからなかった 人間失格

中学校の時に少し読んで気持ち悪いと思って読まなかった 人間失格

高校の時に 冒頭部分だけ読んで 変なのと思って読まなかった人間失格

大学の時に 読んだけど不気味で怖くなった人間失格

大人になってもちょこっと読むけど突き刺さるのが怖くて

 

最近読んだら刺さったとげのように 磔にされるがごとく

でも当時の不気味さはなくて気持ち悪さもなくて 私の中で時代背景が変わりゆくことを受け入れたのか

いろいろと残酷な過去の日本を知り、 自分が客観的に物事を捉えられるようになったのかわからないけど

太宰治が生と死のはざまで紡いだ言葉が美しいと思いながらも、嫌悪している自分もいて、共感している自分もいて、残酷な世界はやっぱり今も継続していて でも、きれいなものを求める力も人間にはあって 力強く生きた心と力なく息絶えた心の魂の話なのかなーなんて、言葉にするとちっぽけに見えてしまうけど

 

人間失格は人間にあこがれ続けた私たちの叫びなんだと思いました